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Nikon Z50 とりあえず短期使用レビュー

Z50を購入して1週間ほど経ったので、これまで使ってみての感想を書き残そうと思います。

結論から言うと、「こやつ、なかなかやるな」という印象です。

具体的な評価は次の通りです。


サイズ感・・・◎ 

このサイズ・フォルムが最大の強み

冒頭の写真はライカQと並べてみたものです。アイカップの位置で合わせたのでボディの位置がちょっとチグハグですが、レンズ先端までの距離はZ50の方が小さいです。これでフルサイズだったらなお良かったですが、サイズ優先であればレンズも含めてAPS-Cのサイズ感に軍配が上がるのは間違いないでしょう。

このケースマジおすすめ

普段はArtisan&Artistのレザーカメラポーチに入れて仕事カバンに入れて持ち運ぶ形です。このポーチはそもそもライカQ/ライカtyp240用に導入したものですが、使い勝手が素晴らしく、さらに質感も最高でとても気に入っていて、最近ではこのポーチに入るか入らないかがカメラを選ぶ基準になっているほどです。サイズ感については特に不満がありません。

キットレンズ・・・◎

沈胴式最高!

キットレンズが沈胴式なのでとてもコンパクトで画質もそこそこ優秀だと感じています。逆光耐性も悪くないし、発色が良いレンズです。他社の同クラスのレンズはF値が1〜2段ほど暗かったり、サイズが大きかったり、周辺画質や描写がいまいちなものが多いようで、このサイズでこの画質は標準ズームレンズでは唯一無二の存在なのではないでしょうか。沈胴式式は撮影できるようになるまで一手間かかりますが、それほど急いで撮ることはないし、手間をかけて撮影することがそもそも嫌いではありませんので苦にはなりません。

充電器・・・◎

他社もニコンを参考にせよ!

今時のカメラとしては珍しく(?)充電器が付属しています。しかもケーブル要らずの壁に直挿しスタイルです。なんで他社の充電器ってケーブルをぶっ刺す形式が多いんでしょう・・・。


fn1/2ボタン・・・○

ないよりはマシ

このボタンはニコンらしいデザインで便利っちゃあ便利なんですが、コンパクト機の場合グリップとレンズマウントの間の隙間が狭いからfnボタンはなかなか押しにくい。押すという体験があまり気持ちよろしくないです。指の先端で押さなければいけないので触感も悪く、1と2で迷うことも。あと、そもそも見ずに操作するボタンですから、そこにわざわざfn1/fn2と印字する必要があるのでしょうか。僕はライカのようなミニマリスティックなデザインが好みなので、こういった無駄な表示には反対です。

アイカップ・・・△

プラ製の方が良かった

ラバー製のアイカップはストラップ等で体の周りにぶら下げていると服の生地に引っかかって埃がたくさん付くので好みではないです。あと、摩擦でいつかポロリと外れる日が来ると思います。ライカのようにプラ製かハードラバーで摩擦係数が低いものにしてもらえれば良かったと思います。最近話題のZfの丸いアイカップみたいなやつの方が実用的だと思います。


質感・・・△

そもそも安価なミラーレスカメラなので質感を求めることは酷だと思いますが、軽い反面、質感は低いです。バッテリー室の蓋とか、レンズもとてもプラスチッキーでちゃっちいです。このカメラを所有する喜びはほぼ皆無、単なる道具的な位置付けです。


ユーザーインターフェース・・・X

海外組は注意!

これは個人的な理由なのでほとんどの方には関係ないと思います。僕が購入したのは海外モデル。海外モデルでは日本語が選べません。ソニーも同じような不思議な仕様です。もし海外から購入する方がいらっしゃる場合、どの地域モデルかを確認することをおすすめします。噂ではEUモデルが最も多くの言語をカバーしているとか。

まとめ

Z50は比較的安価なカメラで性能などに関してやや懐疑的ではありましたが、今のところ満足しています。GR IIIxほどの機動性はありませんが、そもそもポケットに入れて使うなんてことはありませんでしたし、ファインダーを覗いて写真撮影をしたい方なので、今回のZ50の方が僕の用途にはあっています。初めてのニコンzマウントということもあり、なかなか新鮮味があります。もうしばらく使いこなすことができればもっと細かいレビューができると思いますのでそれまでしばしお待ちください。

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