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1億総ケアワーカー時代をサバイブする。

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フリーランス看護師としてこれまで100以上の施設で働いてきた著者が、高齢化ニッポンについてリアルな体験をもとに様々な角度からレポートしていきます。
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記事一覧

看護師だけど、在宅介護の仕事を増やすことにした理由

私はフリーランスの看護師ですが、先日、在宅介護の仕事を新しく始めた話をしました。 今後も…

井上ミカ
1日前
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介護のプロほど介護は他人に任せている介護事情について。

いま、働いているデイサービスでは、体調不良のお年寄りが増え、欠席が目立つようになっていま…

井上ミカ
1日前
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介護業界働き手の現状と今後の行く末を予想してみた。

私は看護師だが、いま定期的に2つの派遣会社で介護の仕事を請け負っている。なぜ、看護師なの…

井上ミカ
5日前
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ワンダーランドな介護施設について思うこと。

介護業界の仲間内では、ひそかに「動物園」という隠語が使われることがある。 そう。 高齢者施…

井上ミカ
7日前
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別居婚のエッセイを読んで、高齢夫婦の在宅介護のヒントを得た話。

フリーランスで看護師をする傍ら、最近は在宅介護の分野にライフピポットし、たまに在宅で生活…

井上ミカ
10日前
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介護の分野でまた新たなライフピポットをしました。

私はフリーランス看護師として、毎日別の現場で働いています。 5月は定期的に入れている仕事先…

井上ミカ
10日前
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【極少食の心得】毎日毎日「終わりの時」を想い、節制する

これはルネサンス期のイタリア貴族、ルイジコルナロの晩年の様子です。 パンと卵の黄身、スープと肉を合わせて350g、これを2回に分けた食事とワイン400ml。 このような食事法で晩年の健康と自然死という天寿を全うしたと言われています。 生きて行くために必要な食事量は、実はずっと少ないのだなと思わされます。 ルイジコルナロを見習い、年々少しずつ食事量を減らしていき、私も静かで穏やかな晩年を迎える準備をしていきたいと思います。 でも今日は実は、日曜日だというのに仕事で、帰

虐待が起きやすい施設の現場に〇〇あり。

先日、高齢者施設の職場で虐待防止に関する研修を受講。 その中で「虐待の芽チェックリスト」…

井上ミカ
3週間前
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老後の充実度は、孤独といかに友達になるかにかかっている(ちょっと辛口トークです。…

以前、経済的に恵まれたお年寄りが話し相手がいなくて寂しい、生きていてもつまらない、と漏ら…

井上ミカ
3週間前
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デイサービスの役割の変化に思うこと

私は高齢者向けデイサービスでパート看護師をしています。 もう4年くらい、同じデイサービス…

井上ミカ
3週間前
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あなたはどんな場所でどんなふうに死にたいか、イメージができていますか?

こんにちは。今日は、 「あなたはどんな場所でどんなふうに死にたいですか?」というお話を、…

井上ミカ
3年前
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これからは介護の仕事もフリーでやる時代。

介護の仕事もこれからはフリーでやる時代になる、というお話を以前にしました。 もう少しこの…

井上ミカ
3週間前
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そこまできたか、「老老介護」のあたらしい形に思うこと。

私は作家活動をしながら、日々フリーランス看護師としても現場仕事をしているので、様々なケー…

井上ミカ
3週間前
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『百年の子』を高齢者介護の視点から考えてみた。

古内一絵さんの『百年の子』という本を読んだ。 出版社勤務の女性主人公とその祖母の若かりし頃の物語。 主人公の女性が生きる現代と、祖母が若いころ、戦時中に働いていた頃の話、コロナ禍の令和と戦中の昭和の時代、二つの時代を舞台にしている。 主人公、母、祖母。 3世代の登場人物が出てくる、女性、そして母子の視点で描かれた作品で、様々な視点からの感想が出てくるけれど、 私はあえて、日々高齢者に関わる人間の視点から感想を述べてみたいと思う。 「高齢者」というカテゴリーにくくってひと