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おすすめの本 その3 『ヘンリ・ライクロフトの私記』日々の生活に疲れたあなたに

こんにちは、みねるばです。今日はおすすめ本の紹介第三弾、『ヘンリ・ライフロフトの私記』のツイートまとめです。


ツイートまとめ:おすすめ本『ヘンリ・ライフロフトの私記』



みねるばおすすめの関連本


Amazonアソシエイトを入れています。以下のリンクから買ったり、Amazonのサービスを始めると私の書籍代が増え、皆様に知識で還元されます。

ヘンリー・ライクロフトの私記(光文社古典新訳文庫)

一番平易な訳はこちらです。読書に苦手意識があったり、できるだけ負担の少ない文を読みたい人向けです。


ヘンリ・ライクロフトの私記(岩波文庫)

もう少し格調高い文体がお好みなら、こちらをどうぞ。安定の岩波文庫です。


小説の中では主人公が様々な推しの本の話を熱く語っています。それらは面白い本が多く、読んでいくと勉強にもなります。私も全部は読んだことがありませんが、実際読んで面白かった本だけ紹介します。


ですが、その前に副読本の紹介です。ギッシングがいた時代や、彼がよく話に出す古代ギリシャ・ローマの基礎知識があると、より本を楽しめます。

最新世界史図説タペストリー 二十一訂版 (帝国書院)

ギッシングのいた時代は、19世紀、ヴィクトリア朝のイギリス。当時の様子を写真や絵で知りたければ、タペストリーの産業革命のあたりを読むといいと思います。ロンドンは地獄です。


これならわかる!ナビゲーター世界史B 3 近世の始まり~19世紀の徹底理解 (山川出版社)

当時のイギリスの歴史をざっと知りたい方はこちらを。


古代ギリシアがんちく図鑑 (バジリコ)

小説にはギリシャ神話やホメロスの話が出てきますが、それらを漫画で学べます。


これならわかる!ナビゲーター世界史B 1 先史~中世ヨーロッパ史の徹底理解 (山川出版社)

古代ギリシャ・ローマの歴史が知りたい方はこちらを。


ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫)

作中でよく出てくるホラティウスやウェルギリウスの言葉も沢山載っています。名言集なので読書が苦手な人でも簡単に読めます!おすすめ!


お待たせしました!それでは作中に出てくる本の紹介です。

ローマ帝国衰亡史 (ちくま学芸文庫)

ギボンの超大作。永きに渡るローマ帝国の歴史を綴った歴史書で、とても面白くはありますが、漸十巻とめちゃくちゃ長い上に細かいです。もし興味があっても、ナビゲーター世界史やタペストリーで大まかな流れを掴んでからにした方がいいです。


アナバシス (岩波文庫)

古代ギリシャの歴史家クセノフォンが、傭兵としてペルシャ帝国の内紛に参戦するも、雇い主があっさりと討ち死に。そこから敵の追っ手を振り払いながら、仲間達と共に6千キロに及ぶ退却戦を行うという大スペクタクル超大作。事実は小説より奇なり。小説では、この本を読むためだけに古代ギリシャ語を勉強する価値があると言っていますが、それも納得の面白さです。


ガリア戦記 (講談社学術文庫)

こちらはカエサルが書いたガリア遠征の記録。カエサルはクセノフォンをかなり読み込んでいて、読んでみるとアナバシスから大きな影響を受けていることがわかります。


ドクター・ジョンソン名言集 (大修館書店)

イギリス人で知らぬ者はいないサミュエル・ジョンソン。英語辞書を編纂し、典型的なイギリス人と言われた大学者です。小説でも沢山引用されていますが、とてもウィットに富んだ話をするので面白いです。そんな彼の名言集。


ヘンリー4世 (ちくま文庫)

シェイクスピアの戯曲です。シェイクスピアと聞くとハードルが高そうに感じますが、めちゃくちゃアホキャラが出てくるので、読んでいて普通に面白いです。ちくま文庫の訳はとても平易で読みやすく、おすすめです!


テンペスト (ちくま文庫)

こちらも名作です。最近やっていた機動戦士ガンダム 水星の魔女はこれのパロディが入っています。娘と共に故郷を追われ、宿敵に呪いの魔術を振りまくプロスペロー。その復讐を助ける風の妖精エアリアル。恐ろしき災いはどのような結末を迎えるのか?シェイクスピアもガンダムも両方楽しめます。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 vol.1(特装限定版)


ハムレット (ちくま文庫)

「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」
あの有名な言葉は、この作品から来ています。その発言が出るまでにどんな苦悩があったのか、シリアスで物語に引き込まれます。


自省録 (岩波文庫)

ローマ帝国の哲人皇帝 マルクス・アウレリウスの日記。皇帝でもあり、哲学者でもある珍しい人で、それ故に思考も極めて深いです。

超訳 自省録 よりよく生きる エッセンシャル版 (ディスカヴァークラシック文庫シリーズ)

ただ、話は長い人だったようで、冗長でわかりづらい表現も沢山あります。読書が苦手な人には、こちらの方がいいかもしれません。自省録の良いところだけを抜き出した名言集です。チャラいタイトルですが、内容はしっかりしています。


生の短さについて (岩波文庫)

小説の主人公が好むストア哲学について知ることができます。
以前にも紹介しましたので、詳しくは以下の過去記事を読んでいただければ!


イタリア紀行 (光文社古典新訳文庫)

ゲーテがイタリアを旅した時の旅行記。イタリアへの強い憧れを持っていたゲーテが、目を輝かせながらイタリアについて熱く語っていてかわいい。


クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

ディケンズの代表作の1つ。かなり短くてわかりやすいのですぐに読めます。


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