峯岸よぞら@ショートショート小説

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峯岸よぞら@ショートショート小説

1分で読めるショートショート小説📕書いてます😋🌸| 『週間女性』に掲載📚| 元アイドル|元家電量販店店員| LINEスタンプ「不器用なニワトリさん」|子育て中・32歳|自分の居場所がほしくて書き始めました|星新一先生が好きです|忙しい日々のひとときに、覗いていってくださいね😌✨

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  • 【真夜中喫茶-Yozora🌙-】

    峯岸よぞらのエッセイへようこそ😊⭐︎ 元アイドル、元家電量販店の時の話から 現在ふと思ったことまで、 幅広くこちらに書き綴ります。 ショートショートストーリーと共に、 お楽しみください😌💐

  • 【1分で読めるショートショート小説📕】

    1分で読めるショートショートの世界へようこそ🤗 峯岸よぞら作品。日常と非日常的空間を、同時に味わえます😋⭐︎

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重要【大切なお知らせ🎉】

いつも、峯岸よぞらを応援いただき、ありがとうございます。 みなさんからのスキ!やコメントなど、とても励みになっております✨ 子どもの幼稚園のことなど気持ちの切り替えが中々難しくて、更新が遅れておりますが、 温かく見守っていただけると嬉しいです🥺💓 さて、本題ですが、タイトルにもあった通り、 大切なお知らせがございます。 この度、『週間女性』に、峯岸よぞらを掲載していただきました🎉 【家電量販店お得ウラ情報】 について、語っています‼️ 元家電量販店店員としてのスキ

    • エッセイ【今年の変換】

      【今年の変換】 峯岸 よぞら こんにちは!よぞらです🌙 突然ですが、私の今年の目標は、 「憧れるのを辞めましょう」 「疲れたら休みましょう」 です。 インターネットで素敵なところやものを見つけた時、 「いいなー」「行ってみたいなーでもなー」 ではなく、 「いいなー私も行こう」 と実行に移すようにしました。 それが私の「憧れるのを辞めましょう」です。 「いいなー」「行ってみたいなー」 って思っていたら、いつ行くの? って話で、 「今でしょ!」 って突

      • 超短編小説【千鳥足のバレリーナ】

        【千鳥足のバレリーナ】峯岸 よぞら 酔っぱらいのバレリーナがいた。 今度の公演の配役が決まる。 それは三か月後に迫っている。 白鳥育美は、昔から、「白鳥の湖」で 白鳥を演じたいと思っていた。 バレリーナなら全員やりたいと思う役。 オーディションは形式としてやっているが、 毎日の練習も監督が見ており、それも評価に繋がる。 育美は、そのストレスからレッスン前に、 コンビニでお酒を買い、飲むようになった。 最初は、缶酎ハイのアルコール度数の低いものだったが、 ワンカップの日本

        • エッセイ【販売開始しました】

          【販売開始しました】 峯岸 よぞら お久しぶりです。峯岸よぞらです。 いかがお過ごしでしょうか。 私は、小説を読むことは出来ていますが、 書くことが中々難しくて… 母も退院して、日常生活に戻ることが出来ました。 買い物に連れて行ったりしてはいます。 でも、一人で問題なく過ごせているので、良かったです。 さて、私自身ですが、ちょっと心が追いついていなかったため、 投稿が出来ていませんでした。 自分の価値観の整理をしたりしていたら、 何かを見失ったのか、自分自身を断捨離

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          超短編小説【健太とケロップの子育て記】

          【健太とケロップの子育て記】 峯岸 よぞら 「今日は公園に行こうか!」 ママの呼びかけに、三歳の健太がはしゃぐ。 綺麗にしまってあるタンスから、お気に入りの電車の靴下を、 思いっきり引っ張って履いた。 「見て見て!出来た!」 「自分で履けたね。」 ママは自分の準備を秒で済まし、いつもの服装に身を包む。 健太が玄関へ走った。 「なんで靴を履くの?」 毎日のなんでなんで攻撃に、既に疲れている。 「なんでだろうね」 ママは、それしか答えてあげられなくて、 罪悪感でい

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          超短編小説【次期会長会議】

          【次期会長会議】峯岸 よぞら 「えー、我が社の次期会長は、 横田くんでいこうと思うが、異論はあるかね?」 重要な会議だけあって、 開始から一時間は経っている。 先程まで、横田の成績が細かく発表された。 その他、人柄についても触れ、 皆、心を一つにまとめようとしている。 しかし、丸まった毛糸から一本だけ、はみ出るように、 反論する者がいた。 「横田に任せて良いんですか」 机から身を乗り出して言うのは、桜木だ。 「だが、横田以外には…」 現会長の小野寺が、難しい顔をした。

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          超短編小説【手紙を添えて】

          【手紙を添えて】 峯岸 よぞら 『おかえり』 仕事から家に帰る。 手作りのハンバーグと共に、 ハートの便箋に、小さく書かれていた。 梨沙子とは付き合って三年になる。 お互い結婚適齢期だが、仕事が忙しく、 今後の話は出来ていない。 「急にこんなことして。 結婚してってことか?」 半同棲の梨沙子はいないが、 嫌味ったらしく言ってやった。 ネクタイを緩めながら、風呂場へ向かう。 持ち帰った仕事もしなくてはならない。 風呂から上がった俺の体から、 蒸気が立っている。 鏡で

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          エッセイ【母の人生が一転した日】

          【母の人生が一転した日】峯岸 よぞら 2023年11月28日。 その日の出来事は、鮮明に覚えている。 それは今後の人生でも、 記憶として脳裏に焼き付いていることでしょう。 午後一時半頃、兄からのLINE通知。 「母ちゃんが、運ばれた」 急にそんなことを言うものだから、 バイト中だった私は、「んあ?」みたいな声が出てしまった。 でも、良くない状況というのは、瞬時に察知した。 急に手の震えが止まらなくなり、呼吸も荒くなっていた。 とにかく、病院へ向かうことを伝えて、走っ

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          超短編小説【お姉ちゃん】

          【お姉ちゃん】 峯岸 よぞら 「陽介!あーもう!だからよそ見しないでって言ったじゃん!」 「うわーーーん」 3歳の陽介は、ジュースを溢した。 私はテーブルや床を拭いている。 「陽介、おいで。拭けば大丈夫だよ。 汚れちゃったから、着替えようね」 泣きわめいている陽介に、優しく諭して 対応してくれたのは、お姉ちゃん。 12歳年上で、この春から高校生。 こういうことが幾度もあって、 お姉ちゃんの方が育児に向いているんじゃないかと、私の不甲斐なさを感じていた。 ──4年

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          超短編小説【受付嬢、遥香の恋】

          【受付嬢、遥香の恋】峯岸 よぞら 企業の顔。 訪問者が最初に接するのが受付嬢なので、 印象は良くないといけない。 メイクは、絶対に落ちないように。 髪の毛は、後ろでびしっとまとめて、清潔感を出す。 爪の先にまで気を遣って、案内するときの指先は、 華奢で美しく見えるよう、若干緩やかに。 株式会社ユーメーズは、最近上場企業に発展。 田舎から、港区へ移転した際に、受付嬢を雇ったのだ。  私は、二週間前にここに来た。 先輩の希美さんは、最初からいたので、 全て淡々と仕事をこな

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          超短編小説【本当に走ってよメロス】

          【本当に走ってよメロス】峯岸 よぞら メロスは寝坊した。 いつも朝7時30分の電車に乗っているが、 時計を見たら、7時20分だった。 メロスは、朝6時に起きて、コーヒーを淹れるのが日課だ。 今日はコーヒーを諦めることにした。 「明日は、会長が朝一で来る日だからな」 昨日の終礼で、部長が言った言葉だ。 もうすぐ上場するかもしれないという、 大企業なので、メロス一人いなくても、 差し支えないだろう。 ここまで考えているが、メロスはまだ、 布団の中にいた。 本当なら、髪の

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          超短編小説【潜入調査】

          【潜入捜査】峯岸 よぞら 「計画はこうだ」と、男が強盗仲間に向かって言う。 「最近強盗が多いから、金庫の在りかを予め聞いておきたいと言って、探ろうと思う」 「そんなに上手くいきますかね?」 仲間の一味が、怪訝な表情で言った。 「まぁ、あそこはジジイ1人で住んでるからな。何かあった時に、すぐに駆けつけられるようにと言えば大丈夫だろう。寂しい気持ちもあるだろうから、万が一怪しむようなら、そこに漬け込めば良いのだ」 男は、早速ネットで手に入れた、 警察官の制服に着替える。

          超短編小説【真似をする男】

          【真似をする男】峯岸 よぞら 「あなた!今、この子が笑ったわ!」 「本当かい?生後二週目で笑えるのかい?」 「えぇ。本当よ!この子は将来偉大な子になるわね!」 「さすが、僕たちの子どもだ!」 我が子を愛している人は、何度か訪れたであろうこの瞬間。 僕はこうして優しく包んでくれる母と、情熱的で懐の深い父のもと、 愛情たっぷりに育っていった。 小さい頃は、両親のすることを真似していれば、沢山褒められた。 笑ったのもその一つだ。 ある時は、手を振ってみたり、パチパチして

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          エッセイ【地味に恐れているもの】

          【地味に恐れているもの】峯岸 よぞら 息子が、炒飯を食べられるようになった。 偏食な子なので、とても進歩したと思う。 ここまで書いて、薄々感付いた人もいるだろう。 だから、出オチになってしまったわけだが、 そう… 私は、 玉ねぎに対して恐れている。 私の作る炒飯の材料は、 ・玉ねぎ ・ウィンナー ・ご飯 ・卵 玉ねぎが嫌いとか、そういったものではない。 玉ねぎのあのエキスに、耐えられないのだ!! なんなんだ!!! あのツーンと目と鼻を直撃してくる感じ。

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          エッセイ【青春ドキドキのキ】

          【青春ドキドキのキ】峯岸 よぞら 「あ!す、すみません…」 手が触れそうになったところを、彼に譲る。 青春といえば、 図書館で同じ本を取ろうとして、 恋が始まるなんてものが浮かぶ。 または、朝、パンを咥えながら、 「遅刻遅刻ー!」と叫んでいたら、 角でイケメンとぶつかって、 「いってーな、前見ろよ!」 「そっちこそ!」 と罵り合って、その人が転校生だった。 何よー!なんて思っているうちに、 恋が始まる、とか。 他にも、体操服を忘れて、 気になる男子から体操服を貸して

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          エッセイ【乙女の祈り】

          【乙女の祈り】峯岸 よぞら コンプレックス。劣等感。 それらを初めて感じたのは、小学校六年生。 同じクラスにいたKちゃんを見て、自分がどれほど衰えているのかを感じた。 Kちゃんは、身長が高くて美人。 頭も良くて、スポーツも出来る。 マラソン大会は、毎年一位。 性格も優しくて、男子からはモテるというより、高嶺の花。 憧れているという男の子もいたくらい。 そんなKちゃんは、プールの授業に一回も出たことがなかった。 いつも体操服を着て見学をしていた。 当時は、頭が痛いのかな