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起業するための良い賃貸物件が見つからない??

飲食店を起業するための準備・・・

  • 事業計画&店舗コンセプト

  • 主力商品&ターゲット

  • 予算 etc

はほぼ完成!!!

けどなかなか良い物件が見つからない・・・。空き物件はよくあるのに自分の理想の物件にはなかなか出会えないですよね。この記事を見たらきっと物件選びの基準が変わってきます。

ちなみに物件が賃貸か購入かで迷っている方はこちらの記事を参照

そもそも良い物件とは

現在探している理想の物件はどんなのですか?

  • 家賃が安い

  • 築年数が新しい

  • オシャレ、綺麗

  • 立地がいい

  • 大家さんが良い人

こんな感じですかね??
はい。そんな物件は99%ありません。あったとしても誰かが借りています。そんな物件を探していても無駄に歳月が過ぎて、起業するのがおそくなってしまいます。

では探すべき物件とはなにか?

それは自分の事業計画に答えがあります。
誰とするのか?で店の規模が決まります。
1人で店を切り盛りするのにいくら立地が良くても大きな店舗物件は必要ないですよね。
逆に複数人でする予定で席数が少ないと人件費を稼げるほどに至らない可能性があります。(客単価の高い店舗や回転率の高い店はあてはまらない)

店のコンセプトで雰囲気が決まる。
良い料理をゆっくり味わってもらいたいなら内装もある程度のお洒落はもとめなくてはならないでしょうが、家庭的な料理を提供するならむしろ多少古い店舗のほうが入りやすいです。

店のターゲットで立地が決まる。
家族がターゲットなのに飲み屋さんが集中するような繁華街に出す必要はないですし、サラリーマンがターゲットなら駅近だけでなく企業が密集するところでも十分に勝算はあるでしょう。

このようにもう一度事業計画をしっかり読んで本当に探している物件が最適なのかを見つめ直す必要があります。


家賃が高い物件は単純にやめといたほうがいい

なぜ家賃が高いかはわかりますよね。築年数が新しいとか立地がいいとか居抜きだからとかですよね。条件は良いのに家賃が高い・・・

そんな物件は除外です。

なぜその物件が空いているのかを考えたら明白です。
その物件が空いているという事は以前何かの店舗が失敗しているわけですよ。どんな経営者が経営していたか、どんな業態で営業していたかはわかりませんがその経営者や業態よりもうまく立ち回らなくては経営が成り立たないということです。

狙いはやっぱり低家賃??

安い物件や自分の予定通りの価格での物件もあると思います。
けれど、古い、立地が悪いなどの理由で一歩踏み出せない。

そうですよね、みんなそう考えて踏み出さないからなかなか入居者が見つからないんです。では本当にその立地の物件では経営が成り立たないと思いますか?

古い店舗は改修したり、清掃することで劇的に生まれ変わる可能性があります。立地が多少悪くてもお店に魅力があれば十分に勝負できます。
立地だけで商売が成り立つ時代はとっくに終わっています。自分がお客さんの立場になればわかると思います。
美味しいお店なら多少離れていても行きます。
飲食店が連なる好立地のお店にたまたま入店してずっとリピートするような店舗に出会いましたか?

物件から事業計画を練り直す柔軟性

ここまで考えてもやっぱり自分の事業計画に合った店舗が見つからない場合はやっぱり事業計画を考え直す必要があると思います。

起業するのは今じゃなくていい。何年先でも構わないって方は粘り強く物件が出てくるまで待ってもいいとは思いますが、「今すぐ起業したい」「起業するタイミングは今しかない」って考えている人は1日でも早く起業するべきだと思います。

そこで必要になるのが店舗にあった事業計画書です。
「事業計画を練っているのに今さら変えられない」なんて声も聞こえそうですが、そう思っているならハッキリ言って起業しないほうがいいと思います。
もちろんこれから経営していくので経営理念や自分の信念を貫くのは必要ですが、その信念は変えずに事業形態を変える柔軟性はそれ以上に必要となります。

時代に合った経営方法、地域に合った経営方法、考えただけでも飲食店経営のやり方は千差万別。

そして時代が変わり、求められるものが変わるのであればそれに合わせて店舗経営も変化をしていかなければあなたのお店は衰退の一歩をたどるでしょう。

昔ながらの頑固おやじで成り立つ時代ではなくなったということです。

一部、昔からあるお店で頑固おやじでも成り立っている店舗もありますが、それはどこにも負けない味や魅力があるから成り立つわけで、新規創業で頑固おやじ経営はまず難しいでしょう。

変化できるなら物件も変わる

つまり
事業計画 → 物件選び → 事業計画の変更
を想定しておけばよいと思います。

自分の心に聞いてみてください。
理想100%の店を出すために理想の物件がでてくるまで待つのが大切なのか。
多少の変化を許して、お客さんを喜ばせるのが大切か。

答えは明白だと思います。
自分の知識や技術アイデアでお客さんを幸せにする気持ちがあれば、多少立地が悪くても、店が古くても十分にやっていけるはずです。

最後に

ちょっときつい言い方になるかもしれませんが大切なので書かせていただきます。

事業計画書なんて・・・

事業計画書は何のために書くと思いますか?
それは例えば融資を受ける為であったり、自分の事業をしっかり見つめるためです。また経営開始後ブレそうになった時に見ると方向修正できたりするので書いて損はありません。

けれど自分の行動を制限されたりやりたいことを我慢してまで書く必要はないと思います。
事業計画書に振り回されて物件が見つからないなど本末転倒。あくまでも創業当時の事業計画なので変わって当たり前。

事業計画に時間をかけすぎるな

事業計画書が全てではありません。
最初にターゲットを決めたからと言って、ターゲット以外のお客様が来ても断ったりしないでしょ。そもそも事業計画書通りにもいきません。

必要になるのは起業する目的とその後のビジョンです。
そこさえブレなければ物件選びのハードルはグッと下がります。

読者さまの飲食店開業が上手くいくことを願って終わりたいと思います。

他にも飲食店開業について色々書いていますのでよかったら参考に。

フォロー&スキしてくれたら泣いて喜びます(笑)
最後までお読みになっていただきありがとうございます。

1人で開業して、ずっと独身生活を送ってきたので全て1人でできると思っていました。しかし、従業員、嫁に支えられ、今では子供にも支えられている気がします。1人の力には限りがある。1人でも応援してくれる人がいればずっと頑張れるんだと自覚しました。よかったらサポートしてもらえませんか。