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Adobe Marketo Engage のユーザーコミュニティイベント「MUG Day」ってどんな雰囲気?

アドビのデジタルマーケティングのソリューションで、世界最大級のマーケティングオートメーションプラットフォームである「Adobe Marketo Engage」。B2B企業を中心に、多くの企業のマーケターが利用しています。

そんなAdobe Marketo Engageのユーザー交流イベント「MUG Day(マグデー。Adobe Marketo Engage User Group Dayの略)」が、 7月13日に東京・恵比寿で開催されました。


半年ぶりのイベントにユーザー約300名が集結

MUG Dayは、Adobe Marketo Engage のユーザーコミュニティが主催するイベントで、年に数回開催されています。「デジタルマーケティングの活用を進めたいが、社内に仲間が少なくてイマイチ実践しきれない」とか、「他の企業はどんな体制で推進しているのか知りたい」など、ユーザーレベルでの情報共有の輪を広げるのが主な狙いです。

事前申込制ではありますが、Adobe Marketo Engage のユーザーなら誰でも参加OK。ここ数年はコロナ禍のためウェビナー形式での開催でしたが、2022年末にリアルイベント形式での開催が復活しました。

会場では、参加者が交流しやすいよう少人数のグループを複数作り、セッションの合間にはグループ名を決めたり、講演テーマにそってディスカッションしたりというワークショップ的な時間も設けています。1社1人という参加も多く、前回までのMUG Dayで顔見知りになった方と会場で再会……というケースも多いようです。

参加者間で交流しやすいよう、4~6名単位で着席できるテーブルが複数用意されました

コクヨ、オリックス野球クラブの2社がユーザー事例を紹介

MUG Dayの冒頭では、ユーザーコミュニティの代表として目黒あやめさん(ソニーペイメントサービス株式会社)、そしてアドビの代表として祖谷考克さん(アドビ株式会社 DXインターナショナルマーケティング本部 執行役員 本部長)がそれぞれ挨拶。

「会社の垣根を越えて、デジタルマーケティングに関する悩みなどを率直にぶつけ合って、普段の業務へフィードバックしてほしい」と呼び掛けました。

目黒あやめさん(ソニーペイメントサービス株式会社)
祖谷考克さん(アドビ株式会社 DXインターナショナルマーケティング本部 執行役員 本部長)

そして澤田慶子さん(アドビ株式会社 ソリューションコンサルティング部)はAdobe Marketo Engage の最新アップデート内容を紹介。「スマートキャンペーン」「Dynamic Chat」などの中核機能について、その現状と今後について説明しました。

澤田慶子さん(アドビ株式会社 ソリューションコンサルティング部)

今回のMUG Dayでは、ユーザー事例の紹介パートが2つ用意されました。まず登壇したのはコクヨ株式会社のお二人。青柳由美子さん(ワークプレイス事業本部 TCM本部 TCMマーケテイング部 プロモーションG グループリーダー)と、芳野延博さん(ワークプレイス事業本部 TCM本部 TCMマーケテイング部 プロモーションG)です。

お二人のチームの課題は、官公庁を対象としたオフィスリニューアル案件をどうやって見つけ、実際の受注に繋げていくか。官公庁顧客のスケジュール感を意識し、どのようなコンテンツを、どんなタイミングでWebサイトに掲載するかなど、非常に具体的な施策例を語ってくれました。

青柳由美子さん(コクヨ株式会社 ワークプレイス事業本部 TCM本部 TCMマーケテイング部 プロモーションG グループリーダー)
芳野延博さん(コクヨ株式会社 ワークプレイス事業本部 TCM本部 TCMマーケテイング部 プロモーションG)

続いてはオリックス野球クラブ株式会社。プロ野球チーム「オリックス・バファローズ」の運営を手がける企業です。

登壇した洞井知彦さん、谷圭祐さん(ともに事業本部 事業推進部 企画グループ)によれば、プロ野球球団の運営はチームの戦力・勝利数などによってファンの動向が変わるため、マーケティングは大変難しいとのこと。そこで、マス(大衆)を狙うのではなく、現在のファン動向を徹底分析して施策につなげた事例を紹介してくれました。

洞井知彦さん(オリックス野球クラブ株式会社 事業本部 事業推進部 企画グループ)
谷圭祐さん(オリックス野球クラブ株式会社 事業本部 事業推進部 企画グループ)

Adobe Marketo Engageエキスパートを表彰

MUG Dayの後半では、Adobe Marketo Engageのエキスパートに対する表彰も行われました。Japan Adobe Advocates として選出された7社の7名にはトロフィーを贈呈。今後は、ユーザーコミュニティ活動において中心的な役割も期待されます。

Adobe Marketo Engage のJapan Adobe Advocatesのみなさん

会の終わりには、アドビのプロダクトマーケティング部門バイスプレジデントであるキース イーディー(Adobe Advertising Cloud バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー)が登壇し、参加者に感謝の意を表明。「アドビにとってユーザーコミュニティは非常に重要。会場に集まった皆さんの間で繋がりを深め、ぜひ成功事例などをシェアしてほしい」と呼び掛けました。

アドビのプロダクトマーケティング部門バイスプレジデントであるキース イーディー(Adobe Advertising Cloud バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー)
最後には参加者全員で記念撮影

イベント終了後は、ネットワーキングの時間です。会場の一角にはドリンクコーナーが設けられ、参加者は講師に質問したり、参加者同士で名刺交換し合ったりしていたほか、デジタルマーケティングに関する議論がそこかしこで巻き起こっていました。

セミナー終了後は交流タイム
ソフトドリンクだけでなく、アルコールも用意されていました

会場外では各社PRコーナーが盛況、ビジネスポートレート用写真の撮影が大人気

MUG DayはAdobe Marketo Engageユーザーにとっては一種のお祭りです。会場には、Adobe Marketo Engage関連の製品開発やコンサルティングを担っている企業がそれぞれブースを設け、イベントを盛り上げていました。

人気を集めていたのがビジネスポートレート用写真の特設スタジオ。プロのフォトグラファー鈴木心氏(鈴木心写真館: http://ps.suzukishin.jp/ )が、SNSなどで使えるプロフィール写真をその場で撮影してくれるというサービスで、多くの参加者が列に並びました。こうした写真を撮影する企画は、海外のトレードショーなどで大変人気なのだとか。

大人気のビジネスポートレート用写真の特設スタジオコーナー。休憩時間には、整理券が配布されるほど

本稿の筆者も実際に撮影体験してみました。イベント会場のごく一角という、限られたスペースでの撮影ながら照明も本格的。そして何より、鈴木さんや周りのスタッフの連携がお見事で、 被写体側の気分が盛り上がるよう、積極的に声をかけてくれる気遣いに驚きました。読者の皆さんも、機会があれば一度体験してみてはいかがでしょうか。

本稿筆者も記念に撮影
作例がこちら。笑顔を引き出す技術は流石!

なお、「みんなのデジタルエンゲージ」も参加しており、参加者の皆さんから“マーケティターあるある”を募集しました。集まった内容は、今度の記事作成に役立てていきます。皆さんご参加ありがとうございました!

「みんなのデジタルエンゲージ」のコーナーにも、多くの方にお立ち寄りいただきました

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