マインドフルネスと思考と感覚
マインドフルネスの瞑想や実践を続けていくと、精神的なショックを受けてもダメージが最小限しか受けないようになります。またダメージからの立ち直りも早くなります。
それはマインドフルネスの継続によって「囚われない心」が身に付いたからです。
しかし世間一般に広がっているマインドフルネスの瞑想を続けてもこのようなことは起こりません。
目を閉じてぼ~っと呼吸をするだけのリラクゼーション的な瞑想もどきをいくら続けても「囚われない心」が身に付くことはないからです。
正しいマインドフルネスの瞑想や実践を行うためには、まず思考と感覚の区別をはっきりつける必要があります。
例えば、呼吸に集中するときに「呼吸に集中しよう」と思っている(または考えている)のか、きちんと呼吸に集中しているのか?
ここの違いを「頭ではなく身体」でわかることで初めてマインドフルネスの瞑想が可能になります。
もちろんこれはマインドフルネスの入り口に過ぎませんが、多くの人はここにすら到達できません。
それは思考と感覚の区別がついていない(もしくはあいまい)からです。そもそもそんな視点すら持っていない人がほとんどです。
「区別がついている」と思っている人でも、実際にマインドフルネスの瞑想を行ってもらうと全然出来ていないことが多々あります。
私の指導経験で言えば、1年以上の瞑想歴がある人でも100人に1人くらいしか出来ていません。それは取り組み方と考え方が間違っているからです。
リラックスや現実逃避などが目的であれば、目を閉じてぼ~っと呼吸をするリラクゼーション的な「瞑想もどき」で良いでしょう。
「瞑想もどき」でも上手くやればリラックスや現実逃避くらいは達成できます。*うつ病の人がこれを長期的に行うと危険です。きちんと指導者から学んでください。
しかし自分と向き合い、現実と向き合い、問題や悩みをクリアにし、根本からの変化を望むのであれば、正しいプロセスと正しい理解をもってのマインドフルネスの瞑想や実践に取り組まないといけません。
興味がある人は体験レッスンにお申込みを。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?