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その鎧、着たままでもいいんです。

みなさんこんにちは!
マインドカフェPR担当の井上です!

今回は、みなさんの悩みに一緒に向き合う、マインドカフェの専門家である臨床心理士もぬき たかこさんにお話をお伺いしてまいりました。


もぬきさんのプロフィール

今回お話をお伺いする
もぬきさんの簡単なプロフィールをご紹介します!

もぬき たかこさん(臨床心理士・公認心理師)

大学でジャーナリズムを専攻し、卒業後は言語や国境を越えて多くの人に影響を与えるスポーツを通じたコミュニケーションビジネスに従事。心身の健康支援、心の視野を広げる必要性を感じ、ヨーガや代替医療を学び、ヘルスケアリゾート施設の運営に携わる。
さらなる心のケアのため、臨床心理学を学びに九州大学大学院に入学。以後、医療、福祉、教育、産業の現場での心理療法の実践を積み重ね、現在は行政、福祉、医療機関にて心理職として勤務個人でヨーガや代替医療を用いた心理支援を行う。
2023年より、マインドカフェのカウンセラーとしてみなさんの心を温めてくださいます!

インタビュー

💓「心と体」への興味の始まり

井上:
もぬきさんが、心と体の関係性に興味を持ち始めたきっかけなどありますか?

もぬきさん:
もともと、いかに体が心に影響を及ぼすのかについて興味があったんですよね。そんな中、ヘルスケアリゾートで働いていた時、お客様の「今の自分にはない自分になりたい…!」という気持ち、つまり根本にある心のケアをお手つだいしたいと思ったのがきっかけでした。

きっとここにきている方々は、単にダイエットをしたい、運動をしたいという目的だけで来ているわけではないのです。根本には「本当は違う自分に生まれ変わりたい!」という気持ちが眠っていると思うんですよね。
そんな心のケアに携わりたいと思ったのがきっかけです。

井上:
心と体の関係性に興味を持たれ、現在はどのような活動をされているのでしょうか?


もぬきさん:
マインドフルネスの指導士やヨガ講師、言葉を使う心理臨床士や、体を使ったボディワークなど、これらすべてを組み合わせた臨床をしている臨床家として活動しています。

井上:
体を使って心をケアするのですね。
一般的なカウンセリングとはどんなところが違うのでしょうか。

もぬきさん:
「選択肢をあげられる」ということが、少し違うのかなと思います。
つらいときにつらいということが、「我慢が足りていない」といったようなネガティブな印象を与えやすい雰囲気である現代で、「あなたはどんな気持ちですか?」と言われたとき、たいていの場合、快か不快かは答えられるものの、どのように?に対して答えるには意外とスキルがいるのです。 そんな時、頭で考えて答えなくても、体は正直に教えてくれるのです。

眠れない、食べれない、そんな体の症状を訴えるだけでも、私のカウンセリングを受けていただくことができるのです。「その体の症状を和らげるために一緒に向き合いましょう」という形でカウンセリングできるという意味で、選択肢をあげることができると思っています。

👋自分で自分を
「よしよし」してあげられるように

井上:
もぬきさんは、来談者の方にどのような寄り添い方をされているのでしょうか?


もぬきさん:
体を使って「自分をいたわる」練習をさせてあげることで、「自分をいたわる」という経験をわかりやすく体験させてあげる、そんな寄り添い方をしています。

カウンセリングって、「自分の短所も含めて、自分を大切にできるようにしてあげること」だと思うんです。 ですが、意外とこの土台ができていない方が多かったりするんですね。だから、砂のお城のように、簡単に崩れてしまいがちだったりするのです。
自ら自分を粗末にしようとする人っていないんです。だから、「自分をいたわってあげて」と言われても、なかなかうまく結びつかないことが多いんですね。 なので、体を使って自分をいたわるという経験をわかりやすく体験させてあげるんです。 
「自分をよしよししてあげる」ことができるようになると、ある意味とても最強だったりするのです。

井上:
カウンセリングをしてあげるというよりかは、「自分が自分を大切にできるようにするサポートをしてあげる」のが、もぬきさんのカウンセリングスタイルであるということですね。

もぬきさん:
そうですね。「自分で自分のことを大切に思っていいのだよ」といってあげるような、そんな手助けの仕方をしてあげています。
怖いことが多いこの世の中では、鎧を着てしまいがちですが、「その鎧を着ていてもいいよ。鎧を着ている自分も大切にしてあげましょう」とアプローチしてあげると、自然と鎧が取れていくんですね。

その分、来談者に接するときの自分の姿にも気を遣っています。
私のように対人支援をしている方の中には、どうしても自己犠牲的な姿勢になってしまう方もいるんですね。そういった姿で来談者の方をカウンセリングしてしまうと、「自分を大切にしましょう」という言葉に説得力がなくなってしまうのです。 なので、自分自身もありのままの姿で接することで、来談者にも「ありのままで居ていいんだよ」と伝えてあげることを心掛けています。

井上:
もぬきさんのところにはどのような方がいらっしゃるのでしょうか?
また、もぬきさんのご経験の中で、やりがいを感じた瞬間はありますか?

もぬきさん:
そうですね。自分にも他人にも厳しい方だったり、幼いころからの成長過程での愛の欠如が背景にある方、一言で言うと、人に甘えることがなかなか上手にできない人が多いのですが、自分に正直になったり自分に優しくなっていくと、人に感謝できるようになってきたり、「まあいっか」と思えるようになってきたりするのです。その様子が伺えた時ですかね。あ、良かったと、ほっとするんです。

一見すると明るく見える方であっても、自分の中で自分にダメ出しをしてしまうような方が多いのですが、 その人をかこむ人間関係に変化があった時に特にやりがいを感じます。

自分からは見えない部分で変化があると、来談者さんが本当に変わってきたのだなと実感できるのです。「 自分を愛すことを理解し、自分を大切にすることで、まわりの人との関係性が良好になる。」この循環がめぐっていると感じた時に、やりがいを感じるのです。 自分の気持ちを大切にしているだけなのに、周りの人にもいい影響を与えられる、そのサイクルが回っているなと感じると、とても嬉しいのです。

☕マインドカフェという場所

井上:
マインドカフェと一緒にお仕事をしたいと思っていただけたきっかけなどありますか?

もぬきさん:
私自身アプリを使いながら、「アクセスのしやすい相談掲示板であること」そして「安心安全に悩みを相談できる空間であること」に、意味のあるサービスだなと感じたからですかね。

ストレスをためないということはどういうことなのか、自分自身を大切にするにはどうすることなのか、そういったことを一緒に丁寧に考えることのできる空間だと思います。

そして、「重い病気にならないと心理サービスを使いにくい」という認識が根付いてしまった現代で、カジュアルに心理相談をできる場として有意義だと思います。

今後は、私のような専門家が入ることによって、専門性を高めたうえで、悩みを抱えている方の選択肢を広げていきたいと思っています。

🌟まずは、あなたを大切に。

井上:
最後に、読者に一言お願いします!

もぬきさん:
仕事も、人間関係もちゃんとできてる。
そんな人ほど、意外となかなか「自分を大切に」が難しかったりするんです。

完璧じゃないあなたも、大切にしてあげて。

あなたはそのままで、大丈夫なんです。


(取材:井上あゆみ)

素敵な専門家さんのいる
マインドカフェへぜひ!

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