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飲食店の再生の第一歩はローカライズの徹底

来る人は拒まず、去る人は追わず。今までは何気に営業していたなぁと思い当たる人が多いと思う。何を隠そう、私自身がそうだった。チラシを印刷して商圏内に配るより、インターネットでSNSに写真を掲載したり、動画をあげた方が効果があると考える。でも実際は、SNSで効果が上がっているお店はそんなに多くはない。

地元のケーブルテレビに取材されて放映された翌日、朝の店内清掃をしていて、ふと窓から外を見たら20人ほど並んでいた。まさか開店を待っているのではないよね?と思って外に出た。開店はまだですか?って。。聞かれた。初めて行列が出来た記念すべき日だった。でも、その行列は2日間で終わった。

お店の存在を知って欲しいと常に切望せよ

何事も熱意がなければ先に進まないと思う。店を新規開店しても、自ら進んでアクションを起こさないと、永遠に存在を知ってもらえないだろう。って事は、来店動機は決して芽生えないだろう。

このコロナ禍以前には紙や黒板にメニュー等を書いて、それを貼り出して、お客さんを呼び込めたかも知れない。でもコロナ禍においては、訴求力が弱いと思う。

この前に書いた記事、厳しいけど現実だと思う。もの凄く切迫した状態だから、方向を考えて決めたら即行動しないと時間は決して待ってはくれない。

売上げは地道に信頼と共に積み重ねる

ローカルだと急激に売上げは上がらないけど、そこは地道にチラシをまいたり、プロモーションを考え実行する。これは手間と時間がかかる地味で地道な作業なので、どうしても敬遠されがち。だけどご自分のポストを中を良く見てください。宅配ピザや寿司など色々なチラシが毎日のように入っている事に気付く筈だ。その業界の友人に聞いたら、チラシの効果はあると言っていた。

チラシ投函禁止なんて貼り紙があるけど、それは試練と思って乗り越えるしかない。友人に聞くと投函方法をいくつか教えてくれた。

Noteで一番最初に書いた記事

飲食店は、飲食店をやめる事から再生する

緊急事態宣言は、どう考えても飲食店をやめろと言わんばかりの制限だと思う。であれば、制限のかからない業態にすれば良い。”輪廻転生りんねてんしょう”的な意味合いもあるけど、違うのは元の飲食店に戻る事が私の考えだ。

需要があって供給がある、だから需要側が変われば供給側も変わらなければバランスが取れない。私の頭の中では元に戻るロードマップがあるから、このタイトルにした訳だ。既にそのロードマップの半分は過ぎた。

ローカライズとは

店舗がある立地の商圏内の需要に応える供給体制を作る事。まずこれが店の基本となる。

弊社では、お弁弁やパーティーボックス(オードブル、メイン料理、主食やデザートをボックスに詰めてたワンウェイのケータリング)を企業と個人向けに展開している。注目すべき点は、昨年の夏以降から個人の注文が増えている事だ。

還暦ゴルフケーキ

人は人と一緒に食べる事によって楽しさを享受したいが、お店は感染リスクが高いとレッテルを貼られて、様々な制限を強いられているので行こうとは思わなくなるのは仕方が無い事だ。その上に人数と時間制限をさせられている。だから自宅へのお弁当やパーティーボックスの需要があると分析するまでもなくわかる。

アクアパッツア

逆に一方で、一人もしくは二人という来店が多いようだけど、それはコロナ禍前からある独身者の需要だと思う。午後8時までの時短営業では仕事の関係もあり、来店するには厳しいけど今後も確実ある需要だと考える。私にはこの需要に対する供給は出来ない。つまり店内飲食は出来ないが、テイクアウト対応は可能だ。

飲食需要はあるので、どう対応するかが問われている

ここです!どう対応するか。。。

それと、ローカルは近隣の商圏での営業、さらにバーチャルな広域商圏での営業(商品の通販、催事等)も平行して進める事を勧めます。


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