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第1~第6感と好奇心のジクソーパズル

飲食店や物販店の新業態開発というのがメインの仕事の1つで、それは
自分の中では、第1~第6感と好奇心のジクソーパズルを完成させる!と言う事を同じだと感じている。

商品開発で重要なのは第6感!自分が感じるモノで、ここで大きく商品の性格が変わります。セオリー通りに開発したら、似たような商品が出来るからです。

上の写真ですが、大人気だった”サラダ牛丼”。白ワイン、鰹出汁、醤油、赤酒を使って、飛騨で飛騨牛を育てている友人の飛騨牛と有機玉ねぎを使って具を作りました。

開発のきっかけは、美味しいサラダと旨い牛丼が食べたかったので、思い浮かんだのがサラダ牛丼でした。

で、早速試作したのでした。

飛騨牛切り落とし

奥飛騨牧場の飛騨牛の切り落とし、このままでも食べられます。

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飛騨牛の牛脂のみ使って玉ねぎを炒める。その他の油は一切使わない。

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玉ねぎの次に飛騨牛を入れて低温でゆっくり炒める。炒め初めに温かいご飯の上に飛騨牛と玉ねぎをのせ、わじまの海塩をパラパラっとかけて食す幸せ!仕込み過程でのご褒美!これも商品にしたい位です。

この後、白ワイン等の調味料を入れてちょっとだけ煮込みます。煮込み過ぎると肉の脂が溶け出してしまうので注意しています。

途中経過を使い込み

僕は、グラフィックもインテリア、パッケージデザインも現場監理もしていました。一応プロの料理人でもあります。別の言葉で表現すると”器用貧乏”w

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ただ、ランボーやシュワちゃんのコマンドのように、とても一人で一個師団を相手に戦えません。映画だから彼らは被弾しませんが(笑)僕が行ったら数秒と持たないでしょう。だから今は試食係とプロデューサー&監督に徹しています。

では、どのように第6感を増幅させるか、自分の方法論をいくつか書きます。

とにかく、「自分を磨く」為に人と話す

僕が占い師のように見えるのかどうかわかりませんがw 
お客さんからよく相談されます。

その相談は、メールであったり、実際に会って話したり、今、どこどこで飲んでいるから来ないかって?急な呼び出しもあります(コロナ禍ではこのような呼び出しはありません)

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とにかく人と話す事。話す事によって眠っている脳細胞を活性化させます。自分で籠もって考えていると、脳の一定の領域しか使わないのだと思います。引き出しがたくさんあっても、開けなければただの箱。出来れば、食事をしながらが楽しいです(右が自分)

違いがわかる人になる

コーヒーのCMでもありましたね

コンビニでコピーをしている時に、液晶画面に表示される2枚の絵の違いを瞬時にして判別できるようにならなければ違いのわかる人にはなれませんw

今ここで2枚の絵と書いたのは、例えば自分のお店を1枚の絵としてしっかりと自分の中に記憶しておきます。

そうすると、どう言う事が起こるでしょうか?

おわかりになった方、手を挙げてってセミナーの時は言いますが、ここはセミナーでは無いので、

そうなんです!(わかった方へ)

自分のお店を360度のパノラマで記憶する事は可能なのです。
ですから自分が、店に入った瞬間の絵を、記憶されている絵と比べます。
そうすると、電球などの切れや、内装の破損、ゴミの散乱等々が瞬時にわかってしまいます。

これは、自分の実体験で検証済みです。

これは、訓練すると必ず身につきます。

同じモノでも出来るだけ違うモノを食す

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僕の大好きな味噌屋さんの本店が亀戸(東京)にあります。味見が出来ますので気に入った味噌を買います。写真の6種類の味噌を炊きたてをちょっとだけおいたご飯で食します。これを食べると心が躍りますよ、味噌がそれぞれに明確な主張しています。違いを鍛える楽しい練習です。お試しあれ!

味噌は大事な基礎調味料ですので、肝に銘じて下さい。味噌の専門店で購入した方が絶対に楽しい。

視点を変える

僕の料理人仲間で元料亭の息子がいて、良く2つの食材を出して違いを述べよ!ってクイズのようにして料理を出します。

1品しか注文していないのに、2品出ても追加料金は払いませんよって前置きをして、

当然の事ながら、ハッキリと違いがわかるものは出しません。
きっと、僕が悩んでいる時の顔を楽しんでいるのでしょうw
たまには、サービスして長い時間考えたりして相手を楽しませますw

1つのモノを1つの方向から見たら、他方向からも見てから、両者を比較してみる。

ひたすら地道にそれを繰り返すと違いが見えて来ます。

これは楽しいから、是非やってみてください。新たな発見が必ずあります。




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