大瀧政喜

飲食店は物販で稼ごうを出版、飲食店は飲食店をやめる事から再生するをキーワードに、飲食店…

大瀧政喜

飲食店は物販で稼ごうを出版、飲食店は飲食店をやめる事から再生するをキーワードに、飲食店のビジネスモデルを自ら企画し自社店舗で実践運営中。 ケータリングロケ弁:https://www.saucemagic.tokyo/ ベジドレ:https://yume-yasai.com/

最近の記事

人の味覚は、過去、現在、未来との関係でどうやって形成されていくのか?

過去があるから現在があり、現在があるから未来がある。 過去も未来も、現在という現実に存在している場所から見ている。 過去のデータが保存され、現在を通って未来が作られて行く。 だから現在と言う時間と空間でどう過ごすかが大切だと思う。 写真は1960年代に住んでいたロンドンで、自分の誕生日に呼んだクラスの同級生とのスナップ(過去)。 人の味覚はどうやって形成されるのか実は以前に人の味覚はどうやって形成されるか、深く掘り下げた事があった。形成される過程において、どうすれば「感動

    • ”人とモノ(商品)”が人を呼ぶ

      この写真は、昨年2月にロンドンへ行った時の地下鉄の車内広告。思わずキャッチコピーとコピーが秀逸だったので写真を撮った。以下に書いた事に連動するのでピックアップした。 さて本題。凄い経歴、人間味のある人格、努力、苦難、試行錯誤、屈折2年の開発期間、、、、人を呼ぶには、惹きつけるストーリーが必要なのは今更言及する事でも無いが、今の世の中は、様々なストーリーに溢れている。 1つの商品には必ずストーリーがあるのが普通、中には映画が作れそうなストーリーで全国に多店舗展開しているお店

      • 飲食店の再生の第一歩はローカライズの徹底

        来る人は拒まず、去る人は追わず。今までは何気に営業していたなぁと思い当たる人が多いと思う。何を隠そう、私自身がそうだった。チラシを印刷して商圏内に配るより、インターネットでSNSに写真を掲載したり、動画をあげた方が効果があると考える。でも実際は、SNSで効果が上がっているお店はそんなに多くはない。 地元のケーブルテレビに取材されて放映された翌日、朝の店内清掃をしていて、ふと窓から外を見たら20人ほど並んでいた。まさか開店を待っているのではないよね?と思って外に出た。開店はま

        • 飲食店がコロナ禍前の状況に戻らない理由と今後の対策

          人が求めている真理は変わっていないと思うが、どの様にして受け入れるかが、その選択眼(本質)がコロナ禍以前よりも厳格になって行くだろうと感じている。業態によって多少の差があるだろうけど、それは店側から発信される情報によって顧客のマインドに左右されるからだと現場に立つと感じる。社会環境も顧客のマインドも元に戻らないと現状は変わらないだろう。 そもそもコロナ禍以前の来店動機は何に起因したのか?これは、業態や立地条件、メニュー、サービスや価格、内外装等様々な要因が顧客の来店動機に影

        人の味覚は、過去、現在、未来との関係でどうやって形成されていくのか?

          方法論をシェアしたい思いで、2015年9月に「飲食店は外販で稼ごう!」を出版した。

          2010年9月15日に店をオープンし、損益分岐点を越えたけど疲労が祟って顔面神経麻痺(ベル麻痺)になり2ヶ月後に休業した。私は1983年4月から飲食店の企画デザイン事務所をやっているので、ベル麻痺になって店は休業したが、幸運にもデザインの仕事はあった。 1つが動かなくてももう1つが動けば何とかなる。ただ、この先にどうなるか何てわからないから、動かないモノ(休業中の店内営業)の代わりに動くモノ、常に動いているモノを考えなけえばならいと強く感じた。それは正に今のコロナ禍でも同様

          方法論をシェアしたい思いで、2015年9月に「飲食店は外販で稼ごう!」を出版した。

          ここが重要!コロナ禍でお店の何が変わったか?検証しましたか?

          お客さんが来店しないのはコロナ禍の影響が原因だと決めつけていないか?そうだとしたら、なぜ行列が出来るお店が今も存在するのか?その説明をして欲しい。では逆にコロナ禍の前から行列していたお店が今でも行列する理由は何か? 原因と結果飲み過ぎたら酔ったなど、結果には原因がある。コロナ禍以前のお店の状態はどうだったか。コロナ禍で売り上げが下がったので、周りがテイクアウト一辺倒の空気が充満して、自分の店でも始めたが思ったような反応が無かったと感じた人は多かったのでは。 それではその原

          ここが重要!コロナ禍でお店の何が変わったか?検証しましたか?

          お店がコロナ禍を生き抜く為の暗黙知

          自分の生きて来た歴史から消費の変化を反芻すると、サービス様式は時代を逆行するのが良いように思われる。(上の写真はロンドンのマーケットで見た魚屋ディスプレイ) 昔ながらの商店街の時代から大型スーパーの時代に移り、大量仕入れ大量販売の為にとにかくオペレーションの効率が第一。人の思いは一切ないように思われる。 人を惹きつける誤差がある例えば、商店街で昔からある肉屋さんで300gのお肉を頼む。秤の目盛りは308gを表示しているが300gの代金しか請求しない。スーパーのお肉は白い発

          お店がコロナ禍を生き抜く為の暗黙知

          第1~第6感と好奇心のジクソーパズル

          飲食店や物販店の新業態開発というのがメインの仕事の1つで、それは 自分の中では、第1~第6感と好奇心のジクソーパズルを完成させる!と言う事を同じだと感じている。 商品開発で重要なのは第6感!自分が感じるモノで、ここで大きく商品の性格が変わります。セオリー通りに開発したら、似たような商品が出来るからです。 上の写真ですが、大人気だった”サラダ牛丼”。白ワイン、鰹出汁、醤油、赤酒を使って、飛騨で飛騨牛を育てている友人の飛騨牛と有機玉ねぎを使って具を作りました。 開発のきっか

          第1~第6感と好奇心のジクソーパズル

          ”たたみいわし”と日本初”たたみもやし”の開発秘話&笑話

          料理を食べる事も作る事も、楽しい。あえて開発しようと思わず、食材と向き合っていると、このような食べ方をしたらおいしいかも?と瞬間的に脳裏に浮かぶ事が多い。今回は、埼玉県深谷市のメチャクチャおいしいブラックマッペ”もやし”の開発についてです。 ”たたみもやし”と言う商品は、日本初だと思います。 商品開発のネタは周りに転がっている。実は皆さんが気付かないだけで、ネタはたくさんあります。それを商品開発に結びつけるのは、脳内に蓄積したデータと好奇心と楽しさの追求が主なファクターだ

          ”たたみいわし”と日本初”たたみもやし”の開発秘話&笑話

          コロナ禍を生き抜く為には、飲食店の固定概念、既成概念をとにかく捨てる。

          最初の投稿から半年以上が経ってしまった。このコロナを乗り切るために少しでも役立つ事を書きたいとnoteを始めたのに、仕事に追われてどうしても眠気には勝てなく寝てしまっていた。今回、前回と同じような投稿内容かもしれないけど、是非、読んで考えて下さい。 書く事をより強く思ったのは、最近街中を歩くと以前よりもシャッターを下ろしている店を良く見かけようになったからだ。また、営業しているけど、ディナーは予約が無ければ休業しますと言う張り紙を見て、まさに崖っぷち営業をしている。私も経験

          コロナ禍を生き抜く為には、飲食店の固定概念、既成概念をとにかく捨てる。

          飲食店は、飲食店をやめる事から再生する

          テクノロジーと人の思考と理念等をベースに、世界中で起こっている社会的背景によって様々なモノの価値感が日々変わっていると感じる。 起きた事象は原因があっての結果であり、原因がわかれば結果を変えて行く事が出来る可能性があります。 でもこの論法では、今回のコロナに特効薬やワクチンが出来無ければ結果を変えることが出来無い事となり、それでは飲食店は特効薬が出来るまで通常営業には戻れない事になります。 ではどうすればいいのか。 答えは単純にして明解で、飲食店をやめれば良い! 商圏

          飲食店は、飲食店をやめる事から再生する