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僕の小規模な退職 その40

あれから4週間。
会社に行く必要がなくなってから4週間経った。
今週も経過観測だ。

4週間というとほぼ1か月。
もう1か月。
あれから1か月。
そんなにも経ったのか。
生活していると、あまり実感は無い。
だが、こうやって文字に起こすと結構な日数が経っているのだと実感する。

伸びた髭はすっかり顔面に定着しているが、鏡に映る髭面の自分にはまだまだ見慣れない。
髪の毛も伸びた。
どうやら切らないと髪の毛は伸びるようだ(あたりまえだ)。

思えば最後に散髪した週明けだ。
退職を決意するきっかけになったあのメールが来たのは。
あれ以来散髪していない。
あの時はまさかこうなっているなんて想像もしていなかった。
まさか自分が退職するなんて。

あの時、いつもと違う床屋さんに行ったのだ。
何故か床屋さんを新規開拓しようと思ったのだ。
大雪の中GooleMAP片手に、行った事もない床屋さんに歩いて行ったのだ。
予約もしていないのに、おもむろに入店したのだ。
快く散髪してくれて「何だが雰囲気の良いところだなぁ。今後もここに来よう。」などと思ったのだ。
あれ以来髪を切っていないのだ。

なぜあの時、いつもと違う店に行こうと思い立ったのだろうか?
退職する前触れみたいな。無意識の行動だろうか?
新しい事を始めるための前哨戦のようなものだったのだろうか?

年明けから何かしら「挑戦」したいという気持ちが沸いていたりと、とにかく前兆があったのかもしれない。
もしかしたら退職するのは必然だったのかもしれない。
などと思うような今日この頃ではあるが、次の仕事(?)は何も決まっていない。
久しぶりに覗いてみた転職サイトには心が惹かれるものが載っていなかった。
それでも退職日までのリミットは迫ってくる。

このまま待っていれば何か良縁が来るのだろうか?
それとも無理にでも行動しなくてはならないのだろうか?

44歳。推定無職。4週間経過の記録簿。

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