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自分を守るために嫌いなことを認める

こんばんは。みなもとなこです。

嫌いな人、嫌いな食べ物、嫌いな仕事、など嫌いな○○はなければないほどいいと思っていました。

心の中の”嫌い”サインがチラついたら、「少し苦手だけど・・・」「我慢できるから・・・」「あの人にも事情があって・・・」そんな気持ちで無理やり上塗りをして、嫌いな○○がない人のようにふるまっていました。

どんな人や物事でも許容範囲が広いほうが、いい人だと思っていたし、大人だと思っていました。

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漫画アプリでたまたま目の入ったHSP関連の漫画を読んでいたときに、とてもハッとすることがありました。
苦手な人について主人公がカウンセラーさんと話している場面で、カウンセラーさんが言った言葉です。

「キライ」は生きていく上で大切なセンサーです。
「キライ」を封じると「なんとなくキライだから関わらない」が許されず、自分で相手との距離感を調整することができません。
相手をかばったり、無理に好きになろうとしなくてもいいんです。
キライだと思って避けていいんです。

「わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法」 第2話


とてもとてもハッとしたのです。
「キライ」って思っていいんだ。
必死に隠そうとしていた「キライ」は必要なものだったんだ。

わたしにとっては目からうろこでした。
「キライ」をできるだけ「スキ」に近づけることが正しいと思っていました。

少し苦手だなと思う人でも、なるべくいいところを見るようにと努力して、あえて距離をつくろうとは思ったこともありませんでした。
でもやっぱり心にある「キライ」のパワーって大きくて、接していて疲れてしまうことがよくありました。

顔は笑っているのに、心はずっと窮屈でした。

無理にいい人ぶらなくていい。
キライはキライ。
ただ、それだけ。

心の中に「キライBOX」を作ってみました。
今までは「ちょっと苦手BOX」にいた人やモノを正直に「キライBOX」に入れました。

もちろん向き合う必要があるときもあるけれど、無理に好きになろうとせずに、好きになってもらおうともせず、適度な距離をとって淡々としていればいい。

なんだかとっても気が楽になりました。
たったそれだけのことで、外から見たらなにも変わっていないけれど、自分の「キライ」を認めてあげることも、自分を知る大切なステップだと実感しました。

自分を守るためにも、嫌いは嫌い。それでいいんです。

※もちろん嫌いだから攻撃したり無理やり避けたりしていいというわけではなく、そこはあくまで専守防衛。キライの気持ちはあくまでも自分を守るために使ってくださいね。

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