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休職OLの成長キロク#15 | いびつな母との関係を振り返る

こんばんは。みなもとなこです。

台風が近づいてきているみたいで、なんだかどんよりですね。
暑くてむしむし。

今日から、自分の”なんかな~”特性に向き合おうかと思ったのですが、
その前に、すこしだけわたしのバックグラウンドを振り返ります。

ちょっと重めで、ハッピーな気分にはなれないと思いますが、
わたしの現在に多大なる影響を及ぼしているので、書いておきます。

毒親の元に育つ

~高校生

両親はわたしが小学校に入学する前に離婚し、
母、兄、わたしの3人で暮らしていました。

母はいわゆる”毒親”にあたる人で、
ヒステリック、怒鳴る、手や足がでる、ものが飛んでくる
家から出される、言っていることが日々変わる、
自分に厳しすぎて、人にも厳しい、超完璧主義の母でした。

とにかく子供のころからずっと、
母の一挙手一投足に目と耳をこらし、
少しでも異変があれば対処しつつ、
見えない地雷を踏んで、爆発させる、
みたいな日々でした。

兄の反抗期が始まったころ、
それはそれは、すさまじく暴力的で、怒鳴りあい、殴り合い、
母は手の指、兄は足の指を折ったくらい、ひどかったです。

わたしの心は常に非常事態でした。
自分の部屋で、行き場のない怖さ、不安、怒りをぎゅっと押し込めて、
けんかが落ち着くころ、悲しむ母を慰める毎日でした。

母は常に絶対的地位にいて
わたしは母のメンタルケア役で、サンドバッグ役で、自己投影の的でした

わたしは反抗期がなく、常に母の望む娘を一生懸命生きていました。
それ以外に方法を知らなかったし、何より争いを避けたかったのです。
わたしが「いい子」でいれば、
少なくとも自分から火種をまくことはないと信じていました。

大学生

わたしが大学生になり、ある恋人と付き合ったとき、
初めて母と長期戦になったことがありました。

母がわたしの恋人をよく思っておらず、
遊びに行くたび、帰ったとたんに、何時間も怒鳴り始める。
頬を殴られて、コンタクトが飛んでったこともあり、
初めて、目の前に”星が散る”ということを体験しました。

母は恋人のよくない噂を聞きつけては、
別れろ、別れろと、毎朝、毎晩のようにわたしに叫びました。

最終的には恋人の連絡先を取得して、
ひどい暴言や、別れろ、という類のことを延々と連絡していたらしいです。

半年くらい攻防していましたが、結局、その恋人に振られました。
(今思えば、むしろ半年も耐えてくれてありがとね、という気持ちです)

「恋人の噂」の出どころはいまだに不明で、
母の被害妄想だったのでは?とさえ思っています。

わたしの必死の「真実」よりも、「うわさ」を信じて、
わたしを攻撃する母を見て、子供の恋人にまで暴言を吐く母を見て、
なにかが、崩れたような気がしました。

この人もわたし自身も普通じゃないんだな。

社会人

社会人になり、なんとか家を出るも、
ことあるごとに、電話をしてきては、
数時間延々と怒鳴られて終わることもありました。

なんで反抗しなかったの?
電話きればいいじゃん?

そう思いますよね。
でも反抗心は根こそぎ奪われていて、母の怒鳴り声を聞くと
ほぼ思考停止で、いかにその場を収束させるか、
火種になっている”なにか”の非を認めて謝るの一択しか、
頭になくなってしまうのです。

例えば、それまでどれだけ楽しく、友人と食事をしていても、
母からの着信が入っているだけで、
わたしは胃が痛くなり、食事がのどを通らなくなる。

それくらい、潜在的な何かが植え付けられていました。

現在の関係

ある日、月曜日の夜から、2時間くらいの怒鳴り電話が終わったあと、

なんでこんなにひどいこと、尊厳を傷つけることを平気で言うんだろう

わたしが泣く理由を考えたことないくせに、なんで泣くな、と言うんだろう

わたしの傷は見ないくせに、どうして自分(母)が傷ついたことをそんなに主張するんだろう


と、それはそれは、しごく真っ当なことを思った瞬間がありました。

そして、初めて母に対して長文の反抗心をぶつけました。
本当に初めてで、罪悪感でいっぱいでした。
傷つけることをわかっていて送るその文が、
わたし自身をも大いに傷つけました。

きっとお互いに瀕死だったけど、
こうやって終止符を打つしかなかったのかなとも思います。

そこから少しだけ明確に距離ができました。

実家に帰ると、お互いに当たり障りない会話をする程度になっています。
母からの連絡も格段に減りました。
きっと傍目からは、よき親子に見えるくらい、
穏やかな仮面をかぶっています。

それが少しだけ寂しく感じる時があって、
やっぱり、わたし自身を見てほしかったし、愛してほしかったし、
応援されたかったし、信じてほしかったし、わかってほしかった。

もう一生無理なんだな、って思うことが、
寂しくてさみしくて仕方がない時があります。

今どう考えてる?

悲しい。苦しい。つらい。
今のわたしが生きづらいのだって、全部母のせい。
そう思っていましたし、いまもそう思うときがあります。

でも、母はわたしの人生の責任はとってくれない。
過去は変わらないし、今さら母が変わっても、わたしは変わらない。
わたしがあきらめて、前に進むしかない。

自分の人生をいつまでも、生い立ちのせいにはしたくない。

悲しいし、苦しいし、つらいし、きっとずっとずっと許せない。
でも、前に進まないと、自分がつらいだけ。

ちょっとずつ毒を抜いていかなければ、
ちょっとずつ自分の人生に責任をもたなくては、

前に進みたい。進むしかない。


でもやっぱり、一生根に持っちゃうと思う。仕方ないよね。

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半分愚痴です!ごめんなさい。重い気持ちにさせしまったでしょうか?

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
頑張って生きたね、という気持ちでスキをしてくれると、
ちょっと報われます。

今日もお疲れさまでした。週末たのしみましょうね。

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