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みなさんの居場所「ぼくはぼく」 LGBTQ+基礎講座

ご来場頂いた方、本日はお疲れ様でした。
また、本日来れなかった方、大丈夫です。資料は公開します。

スライド毎にコメントで話したことは、思い出しながら順次追記していきます

LGBT入門なのに、もう離れちゃうの?

クエスチョニングは、自分の性自認や性的指向がまだ判らない人、クィアはもともと風変わりなという意味だったけど、カテゴリーにあてはまらない人全てを指すコトバ、LGBT研究のことをクィアスタディーズといって東大の社会学系の授業でやってます

両性具有(あまりいいコトバじゃない)の人:インターセクシャル、DSDs
男でも女でもない人や中性の人:ノンバイナリー、Xジェンダー
知的な人にしか恋をしない人:サピオセクシャル
まったく恋も性愛もしない人:アロマティック・アセクシャル
性別を問わずに恋をするひと:パンセクシャル

40人学級だったら、3.5人はいる計算になるね

この資料を読んで、セクシャルマイノリティと連帯しようと考えたら、あなたはもう立派なアライです。2つ上のスライドみてごらん、AAって2つあるでしょ、その1つがアライなんです。

自分にカミングアウトしれくれたからって、それを友達に言うこと(アウティング)はもっともいけない事。その人がだれにセクシャリティをカミングアウトするかは、その人だけが決めることができるんです。

一橋アウティング事件なんて悲しい話もしましたよね。
ここだけはちゃんと覚えてほしい部分です。

SOGIESCは性別を因数分解して4つに別けます。その4つとは以下の通りです

  • 性的指向:Sexual Orientation:どの性をスキになるか(恋愛、性愛)(身体的に、自認的に)

  • 性自認・性同一性:Gender Identity:自分をどの性だと認識しているか、性のアイデンティティともいう

  • 性表現:Gender Expression:社会に対して表現する性、服装、言葉遣い、しぐさなど、社会的性別ともいう

  • 身体的性別:Sexual Characteristics:出生時に外性器の形状で割り当てられた性別 間違えることもある

SOGIESCではないもの

  • 性的嗜好:Sexual Preference:性的な行動の対象や目的に関する好みの傾向(SMとか幼児性愛とか、屍姦とか、変態で犯罪ですね)日本語読みが性的指向と同じなので注意してください。

  • 性他認:Gender Dysphoria:その人の性別を周囲の人がどのような性別として認識しているかということ、もしくは周囲の人が認識している性別のこと。性自認より大切かもしれませんね。

  • 性的役割:Gender Roll:社会や文化のありようによって身につけていく役割。社会のなかで,果たすことを期待されるふるまい,表情、権利,義務など。いわゆるらしさですが、らしさの強要はよくないですね。

人間の性別というのは、外性器の形状で決まるような単純なもの(雌雄)ではなく、多層的な要素が重なって、成立しているのです。

ジェンダーユニコーンをワークショップでやると、いろんな人がいることがわかるよね。

ジェンダーというのはフェミニズムの世界でもよく使われる言葉です。
バトラーは、男根ロゴス的家父長的異性愛がセックスで、そこから女性を解放するためにジェンダーが発明されたという風に言ってます。

セックスは雌雄、ジェンダーは男性女性、わたしたちは社会を生きてるのです

アイデンティティって、人それぞれだし、揺れることもあるし、その日によっても違ったりするよね。でも根っこにあるものは揺らぎない、それがジェンダーアイデンティティなのかな

SOGIESCは、LGBTQ+とちがって性的マイノリティじゃない人も表現できる性別の表現なのです。みんながSOGIESCを意識して、あっち側の人みたいな表現をやめて、みんなが幸せになる社会ができるといいね。

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