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現代韓国版「若草物語」の『シスターズ』がドラマチック!

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 Netflixで公開中(数週に渡って視聴数ランキングトップ!)のキム・ゴウン、ナム・ジヒョン、パク・ジフ主演の韓国ドラマ『シスターズ』が話題になっています。

写真は公式サイト(http://program.tving.com/tvn/littlewomen)より。

『シスターズ』は、1968年に発表されたルイーザ・メイ・オルコットの小説『若草物語』をモチーフとしています。『若草物語』四姉妹の長女メグの現実感と虚栄心、次女ジョーの正義感と共鳴心、四女エイミーの芸術感覚と野心を現代の韓国に生きる三姉妹として設定し、貧しい状況をどう突破して成長していくのかを描いています。
 小説『若草物語』の韓国語の翻訳タイトルは『小さなお嬢さんたち』で、ドラマのタイトルも小説と同じように『小さなお嬢さんたち』となっています。そのため、韓国ではタイトルだけで『若草物語』が元になっていることがわかります。

 貧乏だけど仲良く育った三姉妹が、権力と富を持つ一族に3人それぞれの方法で向き合うストーリーです。ドラマの前半では三姉妹が自分の目の前にある扉を開いて新しい世界に入り、自分たちの望みを手に入れることができるかどうか、そして後半はバラバラになった三姉妹がどういう風に関係を修復していくのかが見どころです。

 脚本を担当しているチョン・ソギョンはパク・チャヌク監督と共同で多数の脚本を書いています。映画『渇き』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』『毒戦BELIEVER』に続いて2022年、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した映画『別れる決心』(2023年春に日本で公開予定)もパク・チャヌク監督と共同作業をしています。
 映画『別れる決心』のヒットとともにチョン・ソギョンが書いた『シスターズ』も韓国で注目を集めています。また『渇き』『お嬢さん』『別れる決心』で美術を担当したリュ・ソンヒ監督が美術を担当しているので、美術の演出を意識して見るとさらに面白くなると思います。

 演出を担当しているキム・ヒウォン監督は人気ドラマ『カネの花〜愛を閉ざした男〜』『王になった男』『ヴィンチェンツォ』を演出しています。1話ではソン・ジュンギがカメオ出演するシーンもありますが、キム・ヒウォン監督とのご縁で出演が決まったそうです。短い出演ですがソン・ジュンギのファンにはとてもうれしいシーンだったと思います。

 次回は登場するキャラクターを紹介します。

 안녕!

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