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退路を絶って前進する

バイトをクビになった

どんな経緯があってクビになったかは書かないけども、まぁ俺も不器用だなって自分でも思う

もう少し上手く世間とやれないものかな、と少し自分を情けなく思う気持ちもある

でもそう思う反面、こういう自分が嫌いではない

むしろ今なかなかにスッキリとした気分で過ごしている

今回はここからスープヌードルキュイジーヌミナミとしてどう進んでいこうと考えているのかを書いておきたいと思います

社会不適合なんやなぁ…

俺は2021年9月25日に店を畳むまで、紆余曲折はありながらも『人気ラーメン屋の店主』として18年間過ごしてきた

閉店後にすぐさま店を再開できそうな機運もあったのだが、それを逸した時に

「ひとまず今は貯金が先決だ!」

と考えて地域で1番時給の高い工場へ派遣社員として働くことにした

この工場には一年8ヶ月いたことになるが、はっきり言って俺の仕事ぶりは『ポンコツ』だった

人と同じようにやっているつもりが全くできない

どれだけ真面目にやっているつもりでも、俺の作業が工場内で1番ミスが多かった

何人もの『監査役』みたいな存在に囲まれて作業チェックされたり、一回り以上年下の上司にネチネチと説教をされたりととにかく居心地は悪かった

俺はサボっていたり手を抜いたりしているわけではない

こうした同じ作業をただ黙々とこなすことがとにかく苦手なのだ

…いや、分かってはいたのだけど、まさか自分がここまでできないとは自分でも知らなかった(恥)

できないが故に夜に仕事を終えて工場を出るともう何も考えられないくらいに体は疲弊し、ストレスは溜まりまくり、週末は大酒を飲んでひっくり返っていた

もちろんちょくちょく出張コックやイベントの仕事ももらえていた

そのような仕事は全部土日に詰め込むことになる

だから本来ならやりたくて仕方がないはずの出張コックの仕事も増えだすとストレスになった

尚更酒の量は増えた

ある時、ある事がきっかけで俺の感情は爆発して

「し◯くぞ、われ」

と言い残して工場を辞めた

あの時の上司の顔色の青かったこと

まぁもう忘れたけど、俺ほんま社会不適合やな

そして、その後9ヶ月勤めたコンビニの深夜勤務も、辞めた

形としては『自ら辞めた』だけど、会社としても残っては欲しくないことは分かっていたし、辞めることにした

南大祐48歳、俺はどうやら自分で作った仕事以外はできない人間のようだ

…つかはよ気づけよ

新しいバイトをさがすかぁ…

今年に入って平日は週に四日、各所で間借り営業をさせていただいている

この間借り営業だけでは全然生活は成り立ってはいないのだが、毎日自分のやりたい仕事ができていることは嬉しいことだ

それと今、まだ公表はできない仕事を一件頂いていて、バイト代には程遠いながらも報酬が発生している

一応俺も個人事業主なのだ

生活は成り立ってはいないけども…

それでも自分の能力や才能を誰かが期待してくれていたり、待っていてくれていることは本当に嬉しいし、幸せにも思う

そんな状況なのでゴールデンウィークはそれなりに忙しくもしていた

利益はまだまだないのだが、こういうことはやり続けることが肝心だ

だからどんな状況でも気持ちは明るく強く前向きに!努力を重ねている

しかしいかんせん生活費が足りない

俺はゴールデンウィークが終われば新しいバイトを探そうかと考えていた

しかしちょっと待てよ?

改めて考えてみた

週に四日を間借り営業に充てているため、残りの三日は買い出しや仕込みでそれなりに忙殺される

なのでバイトをすらなら夜中になる

これがなかなかしんどい

夜中にバイトをして早朝に帰宅して、仕込みの続きを始める

そして現地に向かい営業をする

営業を終えて撤収し、後片付けと翌日の準備を簡単に済ませたら仮眠を取る

そしてまたバイトへ行く…

するとどんどんと寝不足になり、一時期非常に体調を崩したりもした

しかし収入は微々たるもの

正直な話、暗澹たる感情に襲われたことも何度もある

「俺、なにしてんねんろ?」

と虚しくなったこともある

それでもスープヌードルキュイジーヌとしての歩みを止めたくない

その一念だけでやってきたから、収入が足りないからといって活動をやめるつもりもさらさらない

そして俺は先にも述べたように、組織の中で上手く立ち回れない社会不適合だった

ええいこうなれば開き直ってやれ!

税金や年金が払えないくらいで殺されはしない!

つか湘南時代から野々市時代までのこの20年間、一度もまともにお金のあったためしなんかない!

貧乏には慣れてる!

「バイトなんかせえへん!もうどこにも就職せえへん!どうにか自分の事業だけで食っていってやる!知らんけど!!」

俺は急にこんな風に決意した

これは「どうにでもなれ!」みたいなヤケのヤンパチみたいな開き直りではなく、自分としては

退路を絶って前進する

という前向きな決断だった

もうバイトはしない

生活はかなり危ういが、幸い高齢者の父母も元気に働いている

親子3人で慎ましく?暮らしていけている

後は俺が間借り営業で売り上げを上げて収入を増やすだけだ

バイトをやらないことで確実に時間に余裕はできる

その時間の余裕の全てを俺の未来に投資するのだ

より美味しいものを作るためにより勉強し、人を呼べるために何が必要かを考え、そして、いつの日か世界中で必要とされる日が来る時に備え語学も学び、もっと教養も身につけ、そして生涯現役で居続けるために体も鍛え直すのだ!

なんせここまで貯金はおろか自己破産もしてるし年金も払ってないし(借金ないだけまだええやろ)、守るものも何もない

とにかく前に進むのみ

ということで、もう就職しません

ギリギリの暮らしをしながらまずは
間借り営業の売上を上げ、新プロジェクトを成功させ、もっと人から求められるような人間味とか人間力を身につけていくことを最優先させます

え?

今以上に人間味を増したらもっと社会的に迷惑?

ほっといてちょーだい!

ここまでズッコケ続けてきたんや

全力でズッコケたるわい

そのうちズッコケた先になんや知らんけどラッキーなもんでも落ちてるやろ

結局最後はロックンロールっちゅう話

俺が退路を絶って前進する

なんておっちょこちょいな勘違いをついつい起こしてしまうのは、俺が19才の時に古本屋で見つけた古いロック雑誌のせいでもあるねんな

俺は今も昔もthe Clashの大ファンで、当時すでにレジェンドとして『過去のバンド』になっていたthe Clashの記事が載っている雑誌は片っ端から見つけては購入していた

古本屋や中古レコードを扱う店では血眼で探したりしていた

その中の一冊の雑誌の見出しに

the Clashは退路を絶って前進する

って書いてあってんな

それにすっかり感化されてしまってるだけ

感化されたまま50歳を目前に控えている年齢になったけど、なんかここまできても悪あがきを続ける自分の人生、案外好きやわ

悪くないよ、こういう生き方、金はないけど(いつか得るけどね)

締めくくり

ほんまはもっと今後の計画とか書きたかったけど、それは次回にしようかな

3000字近くなったし

ほなこれからも七転八倒しながら進んで行きます!

退路はすでに絶った!

だからみんな、どこかで俺を見かけたら優しくしてください

あなたが明日も優しくありますように
あなたが明日もあなたらしくありますように

Love & Beer!
Pura Vida!

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