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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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記事一覧

甲冑を 着こんで歩く 故郷で 電車に乗り 反応楽し

故郷では年に一度行われる歴史上の人物にまつわる祭がある。祭りと言ってもにぎやかに神輿が出…

初めての 町のイベント 6月に 夜まですると 行きやすいかな

先日季節外れだが秋祭りで披露されるだんじりを見る機会があった。そのときに登場したある町で…

街並みが 古い場所も 代謝あり 店は消えても 復活予定

江戸時代の道がそのまま残っているような古い町並み、保存地区として残っていて、新しく建てる…

梅雨前の バラとアジサイ 咲く園で 町マルシェは 良きアウトドア

アジサイが咲き始め、バラも見事に咲いているという。そんな情報を得てしまえば、近所の植物園…

気になった 店でランチを 食らう初夏 中華楽器 珍しさかな

本格的に暑い夏はこれからだというのに、もう暑いと思う晴れた日のお昼どき、以前から気になっ…

川止めの 堰を眺めて 気づくこと ゴムでできたと 知って驚き

何気なく川を眺めると、小さなダムのような堰の姿が見える。農業用水に使うために、このような…

深緑 山歩きにて 祠見る 崖の近くに ひっそり鎮座

外から見たら「深緑」という言葉にぴったりな木々に覆われた山の中を歩く。山の中にはトレッキング道の土色が混じり深緑というわけではないが、高い木々に覆われた森の中は勾配がなければとてもここちよい森林浴だ。ある大きな休憩所には「西ノ行者堂」と書いてあった。本来なら水を飲むくらいの休憩を済ませれば先に行く。だが、せっかく来たのだ。事前情報ですぐ近くにあると聞いた場所。休憩所の名前の由来、西ノ行者堂に寄り道することにした。 分岐している道からはそれほど遠くない。尾根伝いに続き、整備が

本を買う 栞があると おまけつき 秋でなくとも 読書はじめ

久しぶりに来たような気がした。そこは個人の経営する本屋さんだ。いつしか本というものはネッ…

イベントの 乱立迷う 五月かな 選ぶ楽しみ 時間を区切り

頭をひねった。見事に集中している。お互い日程調整はしないのだろう。同じ日に数多くのイベン…

猫を見て 可愛さで飼う むずかしさ 家族とみれば 愛も変わるか

「猫は人に甘えるのはうまいのか?それとも打算が...…」そんなことを考えてしまう。先日猫に…

楠公の 命日のとき 行事あり いつもと違う バラエティさに

いつもなら首が葬られている塚の前で仏式の法要が行われる命日の日。出席者を意識して例年命日…

火祭りで わかることには 火の怖さ 祭の意味は 意外なとこか

儀式としても見ごたえはある。だが、それ以上に感じたことは火の怖さであった。ほら貝と独特な…

大学の 博物館へ 訪問し 展示物見て 歴史を思い 

大学に来た。大学に来た理由は大学の中にある博物館が目的である。博物館に来たのは初めてでは…

五月晴れ 市縁をなぞる 山歩き 峠目指して 登りと降り

五月晴れの今日は絶好の登山日和である。だから登山をした。と言っても厳密には山の尾根、それも市の縁(境)を歩いたという方が近いだろう。 山道は時折り両側に降りられる分岐点はあるが、基本的には一本道である。わかりやすい道標もあるからまずは迷うことはない。標高でいえば700メートルの地点をひたすら歩く。ゴールは旧国道の峠と遭遇するので、そこまで行くことにした。 こうして道を歩く。本当に天気が良い。恐らく下界なら夏の日差しにヘトヘトになっていただろう。だがここは山の上である。少し