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自信をお探しのあなたには #人生に効く昔話の処方箋

自分に自信が持てたら、もっと色々うまくいくのに。自分に自信があったら、○○できるのに。

その「自信」って何だろうね。

グリムの昔話に「こわがることを習いにでかけた若者の話」っていうのがある。

皆が怖がるものを全く怖いと思わない若者が「ゾッとする」怖い思いをしたくて旅に出る。

途中、死人や幽霊に出会っても全く怖がらずに退散させ、王女を妻とするのだが、いつまでも「怖い」を知りたがる若者にイラついた王女が

寝ている若者の頭から鯉の入った水をかけると

頭ヒヤヒヤ背中ピチピチで

「ゾッ」として若者は「やっと怖いが分かった!」と喜んだ、というしょ〜もない話。

ずっと探していた「怖い」がそんなもんであったように

探し求めている「自信」もそんなもんかもね。

随分昔、子ども達に時間を取られ研究が進まず「ママにはママの人生があるのに!」と嘆いた時、師匠に「お母ちゃん、人生って何それ、美味しいの?」と言われて気が抜けたことがある。

抽象的なものや、感情を人は頭の中で時に大きく膨らませ、時に重く考えがちだけど

頭から鯉入りの水をかけられたら

それが探していた「怖い」だったように

「自信」も「人生」も

自分が重々しく考えているようなものじゃないかもしれない。

抽象的な何かを探し続けて

身動き取れない時や

自信を探し続けて歳だけ取っちゃいそうな時

頭から何かの入った水をかけてあげるから、ちょっと来てみて

頭ヒヤヒヤ、背中パチパチしたら

それが「自信」。

それが探してた「何か」

かもしれないよ。


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