見出し画像

WayV Fantom fanmeeting tour ~シンガポール編②~

これは後半なので、前半はこちらから。



<チャンギ国際空港>

バカでかい。タイのときも同じこと言った気がするけど、本当にでかい(笑)
ただ、私が残しておきたいことは広さの話ではない。
チャンギ空港、私には初体験の出来事があった。

【空港で購入した飲み物を機内に持ち込むことができない】
国際線の液体物持ち込みルールとしては、「1つの容器が100ml(g)以下、容量1L以内で再封可能なジッパー付き袋にいれ、その袋は1人1つまで」が国際ルール。
それ以上のものは預け荷物に入れなくてはいけないけれど、セキュリティエリア(保安検査後)で購入したものは中身の証明ができているので、対象外。
のはずが、チャンギ空港ではそうはいかなかった。

一般的な空港の搭乗の流れは、チェックイン⇒保安検査⇒免税エリア⇒搭乗
一方チャンギ空港は、チェックイン⇒チケット確認⇒免税エリア⇒保安検査⇒搭乗
保安検査と免税エリアの順番が逆になっている。免税エリアはセキュリティエリアとも言うけど、チャンギに関してセキュリティチェック前なので免税エリアと呼ぶことにする。

逆とは?と思う人もいそうなのでもう少し詳しく説明すると、チェックイン後のチケット確認ブースはゲートのようになっているけれど手荷物検査や身体検査はなく、チケットのみ確認し、そのまま出国手続きをして免税エリアへ。
搭乗時刻前になると各ゲート前でセキュリティチェックをし、荷物検査や身体検査を行う。
そこで液体物のチェックが行われるので、免税エリアで購入した水などももちろん持ち込むことができない。
※このあと説明するけど、一応機内に水とお湯のみ持ち込むことができる。

こんなシステムの空港は初めてみたので、Aちゃんと私、大パニック(笑)
まず私たちはチェックイン後すぐにセキュリティチェックがあると思って、ホテルから持ってきていたペットボトルの水を処分した。
チェックがなかったので「捨てなきゃよかった~!」となり、往路同様機内食などの有料サービス追加していなかったので、水は絶対に持ち込みたい。
免税エリアでペットボトルの水を購入し、意気揚々とゲート前に進むと不意打ちのセキュリティチェック。
スクートは機内サービスが有料なので「ここで全員没収するのはさすがにどうなの・・・?持ち込めるよね?」と思いつつ、液体物はカバンから取り出すようにとのことなので出す。
カバンをX線検査に通したあと、職員の方が水入りのペットボトルを持ちながら私をガン見(笑)「捨てるよ?」と。
さすがに驚いて固まってしまい、「え・・・」と見つめていたらちょっと待ってくれたけど、もちろん処分。ほぼ新品だったのに(泣)
これから6時間水なしはさすがにきついし、機内で課金かなと思っていたら、水が入っていたペットボトルを返却された。
訳が分からず困惑していると、私の背中側を指さす職員さん。振り返ると、無料のウォーターサーバーがあり、列に並ぶ人たちの姿。
つまり、空港で購入した飲み物は持ち込めないけれど、水を入れる容器があればウォーターサーバーの水を機内に持ち込むことはできる。

搭乗前のウォーターサーバー
写ってないけど左側にお湯がある

チャンギ空港は以前からこのシステムらしく他にも採用している空港はあるらしい。(私は今回が初めてだった)
さすがに出国手続きの流れは世界中どこでも同じだと思っていたので、わざわざ調べていなかった。
私たちは免税エリアで水以外の液体物を購入していなかったので、他の100mlを超えるものを買っていたらどうなるの?と思ったが、一応持ち込めるらしい。

搭乗ゲートの入口で保安検査が行われます。液体物・スプレー・ジェルは容器一個につき100ml以下で合計1リットル以下のものしか持ち込むことができません。ターミナル内でお買い求めになった水や飲料等も、容器の大きさが制限を超えるものは搭乗ゲートの待ち合いスペースまで持ち込むことができませんのでご注意ください。
なお、チャンギ空港の免税店でお買い求めになったお酒・化粧品等は、空港当局指定のビニール袋に梱包されたままの状態であればお持ち込みいただくことができます。

JAL HP シンガポール チャンギ空港

なぜチャンギはこのシステムを採用しているのか気になったのでちょっと調べてみた。
出国審査後すぐのセキュリティチェックだと対象者が出国者のみになるが、チャンギ空港は出発階と到着階が同じであり、乗り継ぎの際も空港内の免税店などで時間つぶしができることを売りにしている。
ただ、出国者・入国者・乗り継ぎ者が同空間にいることになり、荷物の受け渡し等が容易にできてしまうため、ゲート前で搭乗者全員に検査をする。らしい。
このシステムにはメリット・デメリット両方あるみたいだけど、全部書いてるとこのnoteの趣旨から逸れていくので気になる人は自分で調べてみて(笑) 

脱線したけど、このシステムを知らないでいると私たちみたいに焦ると思うし、機内に飲み物は水かお湯しか持ち込めないと辛い人もいると思う。
例えば日本なら、保安検査後のセキュリティエリアでお茶・ジュース・コーヒー等水以外の飲み物も売ってるし、持ち込みもできる。
もしチャンギを利用する機会があれば覚えておいて気をつけなきゃいけない。

<移動>

・空港⇒ホテル Grabで呼んだタクシー
チャンギはタクシーが待機していてそれに乗り込む一般的なタクシー乗り場のほかに、自分たちがGrabで呼んだタクシーと待ち合わせするpick upの2か所に分かれている。
私たちはGrabで配車したのでpick upの場所で待機。ところが、なかなかドライバーさんが捕まらない。
Grabは車種や大きさによって金額が分かれていて、基本的に一般(general)を選択している。
2人でスーツケース1つずつ計2つなら一般車で特に問題ない。
ただ、その分選ぶ人が多いので車が見つからないことも。10分待って見つからなかったので、もう少し料金が高めのワゴンを選択して、これでもなかったら待機タクシーのほうに移動しようとなった。
結果、ワゴンだとすぐに捕まったので5分程度で来てくれたけど、一般車と何が違うかわからないサイズの車だった(笑)
空港で配車する人はちょっと考えたほうがいいかもしれない。

※Grabのログインは日本で済ませておく※
私はGrabのアカウントも持ってるしタイで使ったこともあるけれど、長い間使ってなかったら再ログインになっていて、ログインしようとしたら電話番号認証が必要でログインできなかった。
(シンガポール用のsimを入れているので日本の番号は使用不可)
幸い、Aちゃんのアカウントは使えたので問題なかったけど、東南アジアでGrabが使えないなんて大問題なので、次回以降は気を付ける。

・観光中の移動 地下鉄
シンガポールはどこへ行くにも地下鉄で20分以内で行ける上に、地下鉄の表記がすごくわかりやすいので初めてでもあまりと戸惑うことはない。

壁にも天井にも色付きで案内が書いてあるので
よっぽどのことがない限りホームまで迷わずに行ける

しかし!!私たちは1度迷子になりかけたので注意(笑)
それが、プロムナード(Promenade)駅
シンガポール在住の友人でも難しいらしいプロムナード駅の乗換。
ベイフロント⇒プロムナード⇒エスプラネードと乗り換えが必要だった。
プロムナードには黄色い線の地下鉄のホームがあり、そのホームに乗り入れる電車の行き先が①循環している山手線のようなもの、②エスプラネードに繋がる通常の路線、の2種類がある。

1つのホームに2種類乗り入れる

同じホームに2種類の電車が乗り入れることまでは確認していたが、時刻表を見て乗ったら電車を間違えたようで、乗り換えてエスプラネードに行くつもりがベイフロントに戻ってきた。では電車の行き先は何で判断するのかというと、ホームにあるテレビのような液晶

ホームに1つしか無いので見落としやすい

ここに、次に来る電車の番号と行き先が書いてある。ホーム扉と垂直にぶら下がっているので気づかなかった。友人にすぐ連絡して助けてもらったのでなんとかなったけど、友人がいなければ解決できたかどうかわからない・・・。

ちなみにシンガポールの地下鉄は日本のように、現金で切符を購入して乗ることができない。
地下鉄に乗るにはタッチ決済機能付きのクレジットカード、ezlinkカード、ツーリストパス、このいずれかが必要。

(ezlinkカード)
現地在住者向けのsuicaのようなカード。特定の駅・セブンイレブンで購入出来て、価格は$10~。$10の中にデポジット$5が含まれており、返金不可。
その代わり、乗車回数を重ねると割引料金で乗れる。
suicaのように買物やタクシーでも利用可。

ezlinkカードの小話
このカード、柄がサンリオ・キャラクター・無難ものなどいろいろあるのに、自分で選ぶことができないので、どんな柄を持つことになるかわからない(笑)
友人は初めに購入した時はあまりかわいくない柄だったらしいが、職場のおじさんがトムとジェリーのかわいいものを引いてしまい、交換したと。
そうやって何となくみんな自分好みのカードを手に入れるらしい。

(ツーリストパス)
旅行者向けの電車・バス乗り放題切符。すべてが乗り放題なので長期間や移動が多い旅行者は便利だと思う。
ただ、シンガポールは電車賃がすごく安いので(初乗り$0.9程度)、かなりの回数を乗らないと元が取れない。

購入可能場所、使用回数、利便性、いろいろ加味したうえで、タッチ決済付きのクレジットカードを使用した。
実はezlinkカードにしようと思ったけど、会場近くのセブンイレブンには在庫がないと言われ、買えなかったので恐る恐るカードを使用した。
(日本発行のカードは使えない可能性があるとの情報を見ていたので)
改札にかざすだけなので、特に不便なことはなかった。

・ホテル⇒空港 ホテルに手配してもらったタクシー
前日にGrabで配車予約しておこうと思ったら、「予約できるタクシーがありません」の文字。早朝だったので予約対応時間外だったのではと思う。
ホテルのフロントの人に配車をお願いして、朝はロビーで待機。
タクシーが来たら声をかけてくれたのでそのまま乗って、空港まで。
特に不便なことはなかったけど、相変わらず海外のタクシーはスピードがおかしいので、Googleマップだと20分の距離を10分強で着いた。(笑)

<免税>

他国で免税手続きに困ったことは基本ないけれど、シンガポールは困ったどころか一部は免税できなかった(泣)

シンガポールの免税ルールは以下の通り
・購入額$100以上の場合(1日のレシートは3か所まで合算可)
・店舗で免税手続きをした後、オンライン又は空港で返金手続き

これだけ見ると特に難しくなさそうだけど、会計の際に自分から申し出ないと免税手続きしてくれない。
「私たちが行った店だけじゃない?」と思われそうだけど、超観光地のマリーナベイサンズ、高級ホテルのラッフルズホテル、どこでも聞かれなかった。
今までいろんな国に行ってきたけど、どの国も外国人だとわかるとパスポートを持っているかどうか、免税手続きするかどうか声掛けしてくれていた。
そのおかげで自分から免税手続きする意識がなかった私、ラッフルズホテルで$100以上の買い物をしたのに、手続きをしていないことに後から気付いた。色々調べたけど、その場で手続きしてもらわないと後からはどうにもならないらしい。
シンガポールに行く人は本当に気を付けて、お会計の時に商品と一緒にパスポートも出してね。
そのせい(?)かわからないけど、込み合ってる有名なお店でも免税手続きは私ぐらいしかしてなかった。

<両替>

しなくていい。
私たちはもともとezlinkカードを使って電車に乗るつもりにしていて、カードのチャージは現金のみだったのでチャージ用に少しだけ空港で両替していた。
でも、クレジットカードで電車に乗ったので、現金の使い道がなくなって大変だった。
というのも、物価の高いシンガポールでは何をするにも所持している現金以上の金額になってしまうので使い所がない。
結局、Aちゃんと2人合わせてなんとか使い切った。
頻繁に行く国なら現金を余らせて持って帰ってもいいけど、私にとってシンガポールは次にいつ来るかわからない国なので残せなかった。
現金がないと困る国って本当に減ってきているんだなって再度実感。
(ちなみに韓国は地下鉄に乗るなら現金必須だよ)

<暑さ>

わざわざ書くことでもないのかなと思うけど、今の季節の日本の気候からするととんでもなく暑かった。
多分日本の真夏と似てると思う。高温多湿。
昼間太陽が出ている時間帯は30度越え、私たちが観光した日は34度だった。
湿度が高く夜になっても気温が下がらないので、立ってるだけで汗が出てくる。
その代わり、建物内はクーラーがよく効いていて、ホテルも全館常にクーラーがついていた。(日本だとカードキーの抜き差しで電源が切り替えられることが多いはず)
日傘、扇風機、汗拭きシート、塩分タブレット、水分は必須。
荷物が多くなるとか関係ない、熱中症で倒れる。
私たちは昼間に限界がきてコンビニでポカリを買った。(笑) 日本製品万歳。

<その他>

★データ通信はsimカード
e-simはちょっと高かったので物理sim。
便利だから韓国以外でもe-simもっと普及したらいいのになと思う。

★物価が高い
有名な話だしわかってたけど、フードコートで$10~なのはちょっと動揺する。
入場料関係は基本的に$40~と思っておいた方がいい。
その代わり?無料で見れる豪華なショーが多いってのもある。
マリーナベイサンズの前でやってる噴水ショーも、威神が見に行こうとしてたガーデンズバイザベイのショーも全部無料。しかも毎日複数回やってる。

★時間に厳しいのかルーズなのかよくわからない
マリーナベイサンズの上の展望デッキのチケットを予約していて、私たちは17:30~45の入場チケットだった。
30分に着くように向かっていたけど、入り口が難しくて40分ぐらいに到着した。すると前に並んでいたカップルと係の人が「明日の17時に来て」「明日!?」という会話をしていた。
推測するに、入場時間を過ぎてしまった人は当日はもう入れてくれないのかなと。
展望台だし重量制限でもあるのかなと思ったけど、退場時刻は特に指定されていないし、展望デッキはバーのようになっているので何時間でもいる人はいそうだなという感じ。
なんで入場時刻だけそこまで厳しくしてるのかな・・・
一方で、時間だけ見て電車に乗ったら間違えてしまったということは多少遅延しているということ。
電車の遅延がデフォの国はほかの時間もルーズなことが多いけど、シンガポールは違うみたい。

<感想>

そろそろ私も海外公演に慣れてきたかも?と調子に乗り始めたところで、チケット取引相手に逃げられたり(Twitter参照)、免税ミスしたりする(笑)
でも威神のおかげで確実に人生の経験値は上がってるし、いろんな国に連れて行ってもらえてありがたい。
それぞれの国に違った良さがあるから、これからも日本・韓国以外の公演もできるだけ行きたいな。(韓国は日本と同じ感覚(笑))

実は、シンガポール公演の直前の1週間ほど、本当に仕事がきつくて毎日会社までの道の最後の信号を渡りたくないほどだった。
社会人になって1番辛かった1週間だったかもしれない。
でも、シンガポールで威神に会ったらそんなこと全部忘れちゃって、推しのパワーって本当にすごいなって実感した。超元気になった。

私の有給と懐事情的にもPhantomツアーは恐らく今回がラストだと思うけど、いつかあるであろう単コンでまたシンガポールに行きたいな。
(噂がある某箇所はめちゃくちゃ行きたいけどさすがに我慢・・・)
それまでにある程度は中国語の聞き取りできるようにならなきゃいけない(笑)

最後になっちゃったけど、いつものことながら同行者のAちゃんには大感謝。
いつもたくさん助けられてて、頭が上がらない・・・
「私ももう少ししっかりしなきゃなぁ」と思わされる。
行動力の鬼のAちゃんのおかげで私も怖いもの知らずになってきた(笑)

ドタバタのシンガポール備忘録終わり!
相変わらず1万字越えの長文なのに、ここまで読んでくださった人がいたら本当にありがとうございます。
口癖のように言ってるけど何事も下調べは入念に、特に海外公演。

威神V、次はどこに連れて行ってくれるかな!お金貯めて待ってるね!

何もかも全てが美しかった
このあと超至近距離でお見送りできたのいまだに信じられない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?