マウスパッドをトレイにしたら捗ったという話
デスク上におけるデバイスの共存問題
iPadで手書きをする時の悩み
デスクで「キーボードによるタイピング」と「iPadの手書き」を併用していると、自分が使いたいiPadを正面に置き自然な姿勢を取るために、キーボードやマウスを傍に片付けるのが地味に面倒だと、みなさん感じたことがあるのではないでしょうか。
特にHHKBなど高さのあるキーボードを使用している方でパームレストも設置している場合などは、動かす物が増えることでこのダルい作業が積み重なり結構ストレスMAXになりがちです。
そんなことから、私も一時期はキーボードスライダーを取り付けようかと真面目に検討したこともあったのですが、所有するスタンディングデスクの形状からなかなか良さそうな製品が見つからず、この問題については半ばあきらめモードになっていました。
ハッピーセット = HHKB というひらめき
そんなある日、「ハンバーガーのセットみたいに、キーボードとトラックボールとパームレストを一緒に動かせる "トレイ状のもの" があれば良いのではないか?」と、別のアプローチによる解決策がひらめいたため、これらのガジェットをまとめて載せるのに適当なアイテムがないか調べてみることにしました。
はじめに思いついたのが、デスクに敷いてあるマットの小さいサイズのものを購入することでした。
ちなみに私は、ガジェットをデスクに置く際に天板に当たってコツコツするのが嫌なので、デスク全面にこのPUレザーのマットを敷いています。
横120㎝×縦60㎝サイズでありながら、かなり安価なのでオススメです。
マウスパッドの再利用
一家に一枚、余剰なマウスパッド
トレイに使用したいサイズは横45㎝×縦25㎝。
そんなジャストなサイズのデスクマットは無いため、既製品を購入してカットしようかと思いAmazonで探していた折、子どものSteelSeriesのゲーミングマウスパッド(Lサイズ)が余っているのを発見。
自分がもらって加工しても良いかと聞くと「OK」だったので、これを素材にトレイ的なものを自作することにしました。
シンデレラフィット、そして表裏反転へ
このマウスパッドの横幅は45㎝と、HHKBとKensington ExpertMouseを置いた時の幅にピッタリ。
縦方向だけカットすればそのまま使えそうです。
下の写真が、カッターで縦25㎝にカットしたところです。
(フジテレビみたいなロゴが好みではないため、そちら側を切り落としました。)
角の処理については、丸く加工しようと思いながらも面倒くさくなりそのまま放置することに。
実際にキーボード類を載せるのは、こちらのルイヴィトンのような面になります。
私の目論見としては、次のようにマウスパッドの表裏を反転して使用することで、材質の持つポテンシャルがトレイに最適化されるはずですが、果たして?
滑り止めラバーが貼られた「裏面」= ガジェットを固定しやすいためトレイの「表面」にする
滑らかな布が貼られた「表面」= 全体をスライドしやすいためトレイの「裏面」にする
計画通り
結果的に、めちゃめちゃ適当にあり物で作った割には、機能的にとても満足のいくアイテムとなりました。
前述の素材のポテンシャル最適化の効果に加えて、マウスパッドの厚みがスライドする時の指の引っ掛かりになってとても良い仕事をしてくれます。
実際にトレイをスライドするところをGIF動画にして見ました。
滑らかに移動できているのがお分かりいただけるでしょうか。
まさに飲食店の熟練した店員さんの所作のように、流れるような動きです。
なお、手前のスタンドは撮影用のものなので、普段の使用ではiPadの取り出しもよりスムーズになっています。
総合評価として、セグウェイドリブルを想起させる完成度になりました。
まとめ
これはiPadと一緒に買うべきかも
このアイディアを実現するまではキーボードとiPadの位置関係に悩んでいたのですが、キーボード類のトレイ化により目の前に置くデバイスの切り替えがしやすくなったため、ストレスが軽減し作業効率がアップしました。
また、色々なガジェットが散乱していると散らかっている印象になりがちな問題についても、こうしてひとまとまりになる定位置ができたことで、見た目的にも大変スッキリしました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事がどなたかの参考になれば幸いです。
おまけ
本題とは全然関係ありませんが、マウスパッドの断面を見ていたら、幼少時に祖母が買ってくれた「セコイヤ」というチョコレートを無性に食べたくなりました。
チョコ繋がりで、私にHHKBの素晴らしさを教えてくれたHHKBエバンジェリストのひとり、散財TV なおしまさんの動画もよろしければ視聴してみてください。
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