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学びのコミュニティデザイン ① 松下村塾×海援隊

「あなたのやりたいことや想いは分かった。で、君は、結局何になりたいの?」

とある大学院試で試験官に言われた一言。

「故郷の良さを伝えたい。日本の価値を世界に発信したい。クリエイティブの力で社会をエンターテイメントで彩りたい!」

ビジョン

自身が取り組む企画の卵と意気込みを持って、意気揚々と試験に臨んだ自分は、トヨタ式質問砲(why?×5)と、冒頭トドメの一言で、あえなく撃沈。
なにより「自己分析」の未熟さに気付いた20年3月。

そしてコロナという目に見えない黒船の来航。

常識とされた概念が覆されていく中、例に漏れず私の勤めるクリエイター育成スクールも自粛に伴い2ヶ月の休館。

休館とはいえ、300名の受講生はwebデザイナーや動画クリエイターを目指して学んでいる。

真っ先に影響を受けたのは、子育て中のママデザイナーさん達。家族のためだけでなく、自身としても生きがいを持って活躍したいと夢を持って臨むみなさんが、どうすれば気持ちを途切らさず、モチベーションを持って学べるか。今必要なことは何か。

思考を巡らせながらも、すでに導入していたslackやzoomと言ったコミュニケーションツールにより、結果これまで以上の学びの活性化を図ることができていた。

学びのCMJ

例え物理的な隔たりがあっても、モチベーションを保ちながら、目標達成に向けて学びを継続させる仕組みは、「コミュニティ」のチカラだと言うことに気づいた。

吉田松陰に憧れた「教育への熱意」も、坂本龍馬に魅せられた「人たらしな交渉術」も、自分の内側に点在していた気持ちが、「コミュニティ」というワードで結ばれ、人を育て、地域社会を育てるコミュニティデザイナーへなりたいという、夢が固まった。

子供の時、吉本の芸人になるんだ!と言っていた頃と同じくらい、ワクワクした思いで、夢への足がかりを探していた矢先に、ふとFacebookに現れた1つの講座が目に止まる。

「コミュニティの教室」第5期生募集中!


初めて聞く名前にも関わらず、今、自身が興味関心のある講師ラインナップに、気付けば即申込。

久しぶりに新しいことを学ぶ楽しさはもちろん、「コミュニティ」というキーワードに、こんなにも面白い人達が集まるのかという衝撃。

毎週が楽しくなる日々。
今自分が取り組む課題を、受講を重ねることで実践的にアップデートできる環境。講義の毎に感じたことを共有しあえるチームの存在。

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「学ぶ」って楽しい。

なのに、世の中の7割の社会人は学ぶことをしていない。

学びは自身の生活を、家族の幸せを、社会に潤いを与えることも、多くの人は気付きながらもできていない。

学校では嫌々ながらもあんなに勉強してたのに(それはそれで課題)…なぜやめてしまうのか。

1つの仮説は、そこに「学びを刺激するコミュニティ」がないから。

正確には出会えていない。

もちろん、現状の生活に満足している人に強制する必要もない。

ただ、新しいことを学ぶことは、自分の人生をちょっとだけ豊かにすることができる。

そんな楽しさ、ワクワクを共有できる「学びのコミュニティ」を広げていきたい。

志あるものがフラットな関係で学び合える松下村塾のように、激動の幕末を「競争」ではなく、「共創」で乗り切ろうとした海援隊のように、未来に向けてワクワクするような、そんなコミュニティを築きたい。

坂本龍馬と吉田松陰

2020年7月。

コミュニティデザイナーとしての実践や、音楽活動、歴史文化、そして大好きな銭湯やスパについて気の向くままに綴ります。

自身のたわいもない徒然記録が、誰かの学びのエッセンスになれば幸いです。

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