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自分で朗読したstand.fmが付いています。
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記事一覧

【詩】シャボン玉よ

晴れた日の公園で ひとり、シャボン玉を吹く シャボン玉よ 吐き出したもやもやを 遠くの空…

ミモザ
10日前
49

【詩】夜の花の贈り物

花のランプが照らす 夜の夢の中だけど 私に花を、ありがとう これで闇夜も平気です 一人き…

ミモザ
2週間前
37

【詩】空の青を集めない

ワスレナグサはお天気の日の 小さな空を集めてる 晴れの日のあの約束を あの人とのあの約束…

ミモザ
3週間前
42

詩” 星を摘みにいこうよ "【炭酸刺繡に寄せて】

たんぽぽでカゴを編んだら 星を摘みにいこうよ 白い星 赤い星 黄色い星 青い星 外国の紅…

ミモザ
1か月前
57

夜中にそおっと【詩】

夜ふかししちゃった夜中にそおっと 目を閉じても眠れないからそおっと 窓を開けて部屋に風を…

ミモザ
2か月前
42

春だから【詩のような】

春だから、花模様の折り紙を買った 春だから、花模様の折り紙を折った 鶴を折った 春だから、…

ミモザ
3か月前
46

春と風紋と短い髪【詩】

春と風紋と乱れる短い髪 人がうらやましくて涙がでて そっと目を閉じれば だれもいない海で 春の荒々しい風に吹かれている私 砂丘には美しい風紋 私の髪は乱れるだけ 短くて、ただ乱れるだけ 潮と砂と春が絡みつく 春と風紋と短い髪 身体じゅうをぴしぴしと打ち続ける 風に飛ばされた砂たちは やがて落ちて秩序を持ち、風紋となる そして風がやみ 私は目を開く *stand.fmで朗読しました

チョコレートを一つだけ【シロクマ文芸部】

チョコレートを一つだけもらったにゃ どうするにゃ? だれが食べるにゃ? だれも食べちゃダメ…

ミモザ
3か月前
49

ハートを投げるよ【詩】

ハートを投げるよ 受け取ってね 上手に受け取ってね 受け止めたら大切にしてね わたしのハート…

ミモザ
4か月前
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薔薇の花びらの衣装をつけて

花で出来た衣装をつけて舞台に立ちませんか? え?と振り返るともう私は 薔薇色の花びらをた…

ミモザ
4か月前
42

夜の金木犀【詩のようなつぶやき】

夜の散歩にでかけた 今夜の空気は金木犀 金木犀がどこにあるか 探して歩こう 公園だから …

ミモザ
7か月前
37

大きな貝殻をのぞく

だれもいない夕暮れの砂浜を一人で歩いていたら 大きな大きな貝殻を見つけた 中をのぞいてみ…

ミモザ
6か月前
33

夜の散歩にこないの?

最近いつもの夜の散歩にこないから 心配して見に来たよ、と外灯が窓からのぞく 眠ろうとして…

ミモザ
8か月前
28

白い花が咲いたような

占いをしてもらった 生まれた年月日をつたえて 悩みを伝えて タロットに何をたずねたいか 何日も考えていた タロットにたずねたいことを まず自分で自分に問いかける するとだいたいの答えは決まっている たずねたいのは 訳がわからないほど絡み合ったことがら。 それではダメだからずっと思案する 漠然としたことがだんだん解けてゆく そしてタロットで占ってもらう アドバイスをもらって 書くことを応援してくれている人たちがいる と告げられて ああ私はそれを知