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「ウェルビーイングな働き方」は自分でつくる。組織課題と向き合う有志プロジェクトの歩み #MIMIR社内制度の紹介

ミーミルには、社員が有志で集まり、社内の課題解決や業務改善を推進する取り組みが存在します。「ウェルビーイングプロジェクト」と名付けられた同プロジェクトは、2021年初頭に立ち上がり、形を変えながら、ビジネスの成長とサステナブルな働き方の両立を目指し活動を続けています。

プロジェクト内「働き方分科会」の一員として施策を立案・実行しながら、プロジェクト全体の統括も務めるCustomer Business Produce Teamリーダーの堂園幸輔から、取り組みについて聞きました。

「カオスからウェルビーイングを創造する」プロジェクトが発足

ープロジェクトが発足した経緯を教えてください。

堂園 2021年の頭に、HR担当役員の守屋が社内に向けて課題提起をしたのがきっかけです。当時は年度末を控えた繁忙期で、業務増加による疲れや、リモート環境によるストレスといった声が複数部門からあがっているところでした。もちろん、体調管理はそれぞれが自律的に行うべきではあるのですが、個人では対処が難しい課題も出てきており、有志でプロジェクトを発足させることになりました。

キャッチコピーである「カオスからウェルビーイングを創造する」とは、ミーミルのバリューのひとつである「カオスから創造する」が元ネタとなっています。

ー堂園さん自身はセールスという忙しい職種ながら、なぜプロジェクトに参加したのでしょうか。

 自分は他の人を巻き込んで動かせるはず!という根拠のない自信がありました。周囲から不満を聞く機会が多く、責任感のようなものがあったんです。そして、貴重な「おじさんキャラ」として、組織の中でバランスを取りたい思いもありました。

というのも、私は30代後半なのですが、当時のセールス部門は若いメンバーが多く、皆がむしゃらに働く風潮でした。一方、自分には子供もおり家庭にエネルギーを割く必要があり、「この働き方がずっと続くのはきつい」という感覚は以前からありました。

また、チームで連携して働くのが好きなんです。社内活動に関わることで他部署の人とのコミュニケーションが増えれば彼らの事情もよりわかるようになって、ちょっとしたことを頼んだり質問したり、頼まれたり質問されたりする関係になれたらいいなと思ったのも、加入した大きな理由です。

発足して1年、プロジェクトの軌跡は?

ー発足から現在まで、プロジェクトはどのように動いてきたのでしょうか。

 まず2021年の1Qに、10数名の有志が集まってプロジェクトが始まりました。手始めに、取り組みの方向性を決めるため、全社員に対しアンケート調査を行いました。すると、非常に多くの声が集まりました。

課題の性質は大きく「コミュニケーション」「システム」「働き方」の3つに分類できことがわかりました。有志メンバーは各人の意志に沿い、それぞれ3つの分科会に分かれて活動を始めました。

コミュニケーション分科会では、新入社員に他部署の先輩社員がメンターとして就き、継続して会話の機会をもうける「メンター制度」や、オンラインで開催するシャッフルランチ、そして全社集会「meme(ミーム)」の実施といった施策を進めました。

システム改善分科会は、その当時アナログ作業になっていた業務の開発ロードマップの作成や、Slackをはじめとしたシステムの社内勉強会、そしてそれまでは各人や各部署がバラバラに管理していた資料を集めるポータルサイト「MIMIR Portal」の構築を行いました。

私は、働き方分科会にジョインしました。アンケート結果をもとに、残業時間を正確に記録して働きすぎを防ぐことや、LV(ロングバケーション=有給休暇とは別に半期に一度、5日間連続の休みが取れる制度)の取得を推奨するアナウンスを全社に対して行ったり、各チームに対して引き継ぎ体制の構築を働きかけたりしました。

その後はメンバーの出入りもあり、分科会も形が変わってきました。2022年の1Q現在では、9つのプロジェクトが各オーナーのもと進行中です。

ー現在、働き方分科会では何をしていますか。

 大きく分けると5つの取り組みが動いています。まず、希望する社員に向けて、自身でもコーチングの事業を運営しているメンバーが、コーチング研修を行っています。また「知的探求心手当」といって、メンバーの学びを補助し、それを全体に還元してもらう制度も策定中です。他にも、コミュニケーションを目的としたランチ企画やD&Iに紐づく取り組み、ユーザベースグループ全体で行っている組織サーベイのミーミル内での取りまとめを引き受けています。

プロジェクトを組織のカルチャーに根付かせ、「社員がエキスパートになる世界」をつくりたい

ー堂園さん自身はウェルビーイングプロジェクトを通じて、今後どのようなことをやりたいですか。

 プロジェクトをもっと盛り上げたいです。皆本業がある中での活動ですし、まだまだ完璧とはいえない状態だと考えています。ウェルビーイングプロジェクトの認知度は、はたから見ると「あぁ、やってるらしいね」くらいなのかなと思っていて。今後はプロジェクトがカルチャーとして組織に根付いている状態を目指したいです。

ミーミルは多様な人が多く、それがうまいこと組み合わさり、サポートしあって機能している会社だと感じます。しかし、いかんせん仕事量が多すぎて余裕がないのは問題です。「会社にとって必要だし、やりたい。でもできていない」ということが多くの人にあるので、それに割く時間ができればいいと思う。ですから、プロジェクトに対して積極的に意見がほしいです!

また、社員が「エキスパート」になる環境をつくりたいと思っています。繰り返しになりますが、チームで働くのがやはり好きなんです。ミーミルはこの1年で社員が急増しており、これからも拡大を続けていくと思います。そんなとき、社員ひとりひとりがどんな人で、何に詳しいのか、どんどん見えづらくなっていくのはもったいない。たとえば、Corporate部門で働く仲間に「個人情報保護士」の資格にチャレンジしているメンバーがいるのですが、部門を超えるとそんな情報は入ってこないのが現状です。でも、他部門で個人情報の取り扱いに悩む場面があるかもしれない。そんなときに社内でもスムーズに知見の流通ができればな、と思うんです(※)。

相談をされて嫌な気持ちになる人はなかなかいません。NewsPicks Expertに登録されている方ほどのエキスパートほどではなくとも、誰もが自身のエッジを周囲から認識されており、助け合える環境をつくる手伝いができたらいいなと思っています。

※インタビュー後、堂園さんとウェルビーイングプロジェクトの有志が声を挙げ、「MIMIR Portal」上に「ミーミルメンバー図鑑」ページが開設されました!社員それぞれが自身のページにプロフィールを記入し、それぞれの得意分野やバックグラウンド、人となりが簡単に閲覧できるようになりました。全社への告知からページ実装までの期間はおよそ1週間。プロジェクトメンバーの皆さんも、すぐにプロフィール提出に協力したミーミルメンバーの皆さんも、ありがとうございました&お疲れさまでした!

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[執筆・編集 南部菜生子/デザイン 錦織優希子]

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