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wk? / 振り返りとこれから

毎週1記事の予定が、一か月に一度の更新となってしまいました。
これは休暇ではなく、単純にNoteの存在が頭からすっぽり消えていたからです。つまり、忘れていました。

自分の考えを「公に向けて書く」という取り組みをnoteで約10回行ってきました。このnoteでの取り組みが直接関係しているかどうか、因果関係をはかることはできませんが、私が極端に自信の持てなかった「公の場で人に意見を伝える」というスキルは以前より向上しています。

というのも、この数週間の間に、いわゆる公の場で発表する、説明する、意見をする、という機会がいくつかありました。

例えば、こんなことがありました

プロジェクトの合同ミーティングでのプレゼン

私の勤め先が技術協力企業として参加しているSDG関係のEUプロジェクトの企業合同ミーティングが、先週ロンドンにてありました。
私の役割は、初頭の全体ミーティングで、自社のプロダクトロードマップやプロジェクトのタスク進捗をプレゼンすることでした。質疑応答含めて40分程。たかが40分されど40分。

おそらく以前の私であれば、こういう人前に立って話をするということにものすごいストレスを感じて、おなか痛くなって、ついでに話の筋も見失う、みたいな大変なことになっていたかもしれないです。
(そんな人間がプロダクトマネージャーみたいにプレゼン必須の職に就いていること自体が不思議といえば不思議なのですが、そこはもう、なんとかごまかしごまかしやってきたわけです。)

ただ今回は今までと少し違いました。

全体を見る余裕がありました。
そして、聞き手の立場、その時点での理解度を考慮して、プロダクトおよびプロジェクトの進捗について説明ができたのではないかと思います。
プレゼンは一方方向になりがちですが、聞き手がどうして?なぜ?と思うであろう箇所を聞き手の心の声を代弁しながら(What is the difference between these two features? What exactly does this functionality help you to achieve your goal? )プレゼンすることで、自分が聞き手とコミュニケーションしているという感覚でプレゼンすることができました。
正直ものすごく気持ちがよい体験でした。

また、私自身の良い体験で終わらず、プロジェクトの枠を超えて、私たちのプロダクトを使いたいというポジティブなフィードバックが参画企業からあがり、企業にもポジティブに貢献できた結果となりました。

プレゼンで成功体験がほぼない私にとっては、大変貴重な成功体験でした。これからもプレゼンの機会があればビビらず挑戦して、成功体験を積みかさねて自身につなげたいと思います。

パートナー企業からインタビューを受ける

私の勤め先の顧客かつプロジェクトのパートナー企業の担当者から、彼らのホームページにて、パートナー企業の人を紹介する記事を書きたいとのことで、インタビューをできないかとお願いされました。

こういう形でのインタビューの経験を私は持ち合わせていませんでした。

CEOやCTOはいろいろなメディアで、会社や個人のビジョンを語っているわけで、彼らにとっては大きなことではないでしょう。
ただ、私には大ごとです。
そもそも、会社のビジョンをたかがプロダクトマネージャーが会社の代表として、顧客のホームページで語っちゃっていいの?っていう素朴な疑問をはじめ、様々な思いがありました。

ただ、これも「公の場で人に意見を伝える」ことです。いろんな疑問や思いは、私の公の場で人に話すことへの自信のなさからやってくることも自覚していました。

これも、苦手克服のチャンスとして、CEOの同意のもとインタビューを受けました。質問の意図がうまくくみ取れなかったらどうしよう。会社の方向性と私の考え方がずれていたら読み手はどう思うだろうか、などなど、不安がないとは全く言えませんでした。
が、実際に受けてみると、思った以上に自分の意見を伝えるというよりは、会話のように感じました。もちろん、聞き手がそのようにコーディネートしてくれたのだと思いますが、私にとってインタビューに対するハードルが一気に下がるのを感じました。

インタビューの質問から学ぶことも多く、自分の働いている分野での問題意識がまだまだできていないことや、競合企業や市場の動きも理解不足と感じることもありました。

人に話すことで気づく視点は実に多いですが、インタビューとなると、さらに際立つのかもしれません。

このインタビューが成功体験であるかはわかりませんが、少なくとも「公の場で人に意見を伝える」ことへのハードルが下がり、また少しの自信につながりました。

これから

この一か月で、仕事を通して「公の場で人に意見を伝える」ことへの経験を積んでいくことができることを実感しました。
また、そのような機会はこれからどんどん増えていくことが予想されます。

なので、今後は、このテーマでのnoteの定期更新は辞めて、また自由な内容で徒然と、気分がのれば書くという気楽な形でnoteを利用しようかと思います。

このテーマに興味を持って読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。各々何か不得意なこと、どうしても苦手なことはあると思いますが、どうにかそれを克服したいときに、こんな形で取り組む人もいるんだなとちょびっとでも参考、もしくは、心の助けになれば幸いです。

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