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大学に通えないことが悲しいのではない

声を大にして伝えたい。

ずっと心の中で考えていたことを、ここに書かせてください。

一人で考えていても苦しいので。

私は2020年の春、大学1年生になった。

高校3年生の1年間、受験勉強のため1度も遊ばなかった。「受験が終わったら、旅行にもコンサートにも買い物だって行けるし、今だけの我慢だ」と言い聞かせながら。

しかし、受験が終わり待っていたのは、入学式もなくなり、大学での新しい友人にも出会えず、1人で初めての大学の課題というものに取り組み、分からないことだらけで鬱々とした日々だった。もちろん上に書いたような旅行やコンサート、買い物にも全く行かない2020年となったのだ。

最近よく、「大学生だけ学校に通えないのが可哀想だから、少しの授業でも通えるように」や、「大学に通えない学生が可哀想だから、小中高校生のように通わせればいいのに」などの記事や様々なSNSでの投稿を見かける。

だが、それは違うと私は考える。

コロナウイルスが収まっていない中、大学に通うことも、とても苦しいことだということを知ってほしい。

その理由を記していく。

1.特定の授業だけオンキャンパスということほど辛いものはない。


※以下、このように記させて頂きます。 オンラインでリアルタイム配信の授業=リアルタイム授業 / オンラインでリアルタイムではない授業=オンライン授業 / 登校して受ける授業=オンキャンパス授業

私の大学では前期は完全オンラインで、後期は特定の授業だけオンキャンパス授業となった。私は週2回、2つの授業だけオンキャンパスであった。

月曜4限と木曜1限、この2つの授業である。

例に、オンキャンパス授業のある私の月曜日を紹介する。

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家族に基礎疾患を持っている人がいるので、絶対にウイルスを持ち込めない。だから電車の中や教室内では、過剰に心配してしまい、週2回たった2つの授業のために登校するのが、辛くてたまらなかった。

月曜日、4限のために電車に乗っている時「何でこんな無駄な時間の使い方をしなければならないのだろう」と毎週のように考えていた。全ての授業がオンキャンパス、もしくは全てがオンライン授業ならば、通学の時間と授業の時間が重なることは絶対にない。

通学の時間と授業の時間が重なることで、普通ならバイトや自主勉強に使えるはずの時間を、たった一つのオンキャンパス授業のための通学時間に費やしている。


2.より孤独になっていく

この状況でも、平気で友達と遊びまくる学生もいる。私が見る限り、大学で特定の授業がオンキャンパスになったことで、授業後に友達とご飯を食べたり、お出かけしたり、新型コロナウイルスなど存在しないかのように行動する学生も多い。

そんな中、私は先ほども行った通り、コロナウイルスを絶対に家には持ち帰れないし、医療従事者をさらに苦しめることなど絶対にできないから、ご飯に誘われても全て断っていた。断るのがとても辛かった。せっかく仲良くなったのに、、。

だから、特定の授業がオンキャンパスになったことで余計に苦しみが増えた。

自分だけがどんどん孤独になっている、置いていかれている気がして止まらない。

「こんなにコロナに気を使って行動している私がおかしいのかな?」

そう思うことも何度もあった。


3.言わせてください

大学に通えないことはもったいないし、残念だ。

しかし、コロナウイルスが収まっていない中、大学に通うこともとても苦しいことだということを知ってほしい。

これが私がずっと思っていたことです。

とにかく早く新型コロナウイルスが収束する日がきますように。

私はその日が早く来るように、これからも完全に外出自粛をします。

この私の行動が、一人でも多くの命を救い、医療従事者の方の救いになることを願っています。今はそれだけが救いです。

拙い文章で伝わりづらい部分や、わかってもらえない部分ももちろんあると思いますが、ずっと心の中に独りで置いておいても苦しみが増すだけなので、ご了承ください。

一人でも共感していただけたり、考えていただける方がいたら嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました。

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