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聖書読みましょ♪Re-Collection 第60回 悪霊の方が、正しい認識ができるって、どーなの 

メシア・イエス・キリストの生涯32回
          「悪霊に対する権威」後半
         マタイの福音書第4章13節~16節
マルコの福音書1章21節~22節


こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。

毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。

興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。

また、参考文献は新実用聖書注解になります。

本日のご紹介はこちらです。

水野蒼生/Symphony No.5 1st Movement (LIVE at WWW)

ゴールデンウイーク最大のお楽しみ「ラ・フォル・ジュルネ2024」
初日行ってまいりました。

この「水野電氣交響楽団」超超超カッコよかったです。

実は、次のライブがあったので、
半分くらいしか聞いていないのですが、
それでも凄いインパクトを感じました。
特に指揮者の水野さんが、素晴らしい!
体全体で音楽を表現した熱い指揮で、ボコーダーの歌も効果的でした。

しばらくライブの予定はないようですが、これを機会にどんどんライブをやってほしいですね。

で、ラ・フォル・ジュルネ2024は5月5日(日)まで、東京国際フォーラムを中心に丸の内界隈で開催してます。
無料のコンサートもたくさんあって、
この美しい季節に野外で聞く音楽は、サイコーです。

🎷 🎸 🎹 🎺 🎻 🥁 🎷 🎸 🎹 🎺 🎻 🥁 🎷 

さて、聖書をお読みいたしましょう。

イエス様は、ご自身の故郷ナザレで、危うく殺されそうになった後
カペナウムという町にやってきました。

このカペナウムの町でも、イエス様はメッセージを語られたのですが
その教え方が今までにない、権威ある教え方で、
人々に大きなインパクトをあたえたようです。

そして、なんと、人間よりも
イエス様のメッセージに激しく反応したものがいるようです。

だれでしょ?


Ⅱ 会堂で教えるイエス マルコの福音書第1章21節~28節(後半)

*マルコの福音書 1章23節~24節
23 ちょうどそのとき、汚れた霊につかれた人がその会堂にいて、こう叫んだ。
24 「ナザレの人イエスよ、私たちと何の関係があるのですか。私たちを滅ぼしに来たのですか。私はあなたがどなたなのか知っています。神の聖者です。」

「汚れた霊につかれた人がその会堂にいて、こう叫んだ。」
叫んでいるのは、人の内側に住み着いている悪霊です。

「ナザレの人イエスよ、私たちと何の関係があるのですか。」

このことば、なんだか聞いたことがありませんか?

カナの婚礼で、イエス様が発せられたおことばです。
ヨハネの福音書2章4節
「すると、イエスは母に言われた。『女の方、あなたはわたしと何の関係がありますか。』」

これと同じ表現のようです。
これは、へブル的用語であるそうで、
対立する力があり、調和できない状態を指すときに使われることばのようです。

「私たちを滅ぼしに来たのですか。」
単数の悪霊が「私たち」と複数形を使っていますね。
イエス様の存在が、悪霊集団にとっていかに危険なものか、
すでに知れ渡っていたということですかね。

荒野でイエス様を誘惑しようとした悪魔が、
悪霊集団にすでに通達を出していたのでしょうか。
面白いですね。

「私はあなたがどなたなのか知っています。神の聖者です。」
ここで、悪霊が敬語を使っていますが、
この訳はいまひとつのようです。

リビングバイブルの訳がかなり近いニュアンスを表現しているそうです。

「やい、ナザレのイエス!おれたちをどうしようというんだい。おれたちを滅ぼすために来たんだろうが。あんたのことはよく知ってるぜ。」(リビングバイブル訳)

なんか、五条悟を前にした下っ端呪霊のようで、
笑えますが、まさにそんな感じですかね。

「神の聖者」とはどういう意味でしょうか。
英語で「Holy One of God」
「Holy One」とは神のことです。
「Holy One of God」とは、神の第一の使者という意味だそうです。

これは、「聖霊によって力を受けている、
特別な使命のために遣わされている人」ということです。

悪霊は、イエス様の権威の源を見事に見抜いているのですね。
本質を見抜く力は、人間より悪霊のほうが優れているとは・・・
なんだかねー。

*マルコの福音書 1章25節~26節
25 イエスは彼を叱って、「黙れ。この人から出ていけ」と言われた。
26 すると、汚れた霊はその人を引きつけさせ、大声をあげて、その人から出ていった。

「彼を叱って」とありますが、
口語訳では、「これを叱って」となっています。
口語訳の方が正確ですね。
イエス様は、この可哀そうな男の人ではなく、
悪霊を叱っているからです。

イエス様は「黙れ」と一喝されました。
悪霊の言っていることは、正しいのだけれど、
イエス様は、悪霊の証言を必要とされていないからです。

まして、悪霊は嘘つきですから、悪霊の証言は認められないのです。

15世紀のフランスのベリー公が作らせた祈祷書の挿絵。
(悪霊につかれた男の頭から、悪魔が逃げ出す絵。マルコ1:21-28の場面。)


男の人の頭の上に悪魔というか悪霊が飛び出していますね。

悪霊は、出て行くときにその人を引きつけさせたとあります。
激しく痙攣をおこさせたのです。
この絵でも、周りの人が全力で抑えている様子がよくわかりますね。

同じ記事を書いているルカの福音書4章35節には
「すると悪霊は、その人を人々の真ん中に投げ倒し、何の害も与えることなくその人から出て行った。」
とあります。無事でよかったですね!イエス様のおかげです。

*マルコの福音書 1章27節~28節
27 人々はみな驚いて、互いに論じ合った。「これは何だ。権威ある新しい教えだ。この方が汚れた霊にお命じになると、彼らは従うのだ。」
28 こうして、イエスの評判はすぐに、ガリラヤ周辺の全域、いたるところに広まった。

イエス様は、当時の通常のやり方と異なった方法で、
権威をもって悪霊を追い出しました。
命じるだけで、悪霊は従ったのですから、すごい!!!

人々は、イエス様の教えや
悪霊の追い出しが権威あるものだと認めました。

そしてそれは、イエス様のメシア性を証明するものとなりますた。

イエス様の評判が、あっという間にガリラヤ中に広がったのも当然ですよね。
「ぼく、最強だから」(#^.^#)かな💛

さて、悪魔や悪霊というものが現代にも存在するのでしょうか・・・

ミハルス・ジシー画「破壊の天才の勝利」

これは、存在するというのが結論であります。
悪魔はこの世を支配するものとして認識されています。
オカルトとは違いますよ。

このことについては、
中川先生の「メシアの生涯」第32回の最後のまとめで、
かなり詳しく解説されています。
興味と関心のある方は、ぜひ、youtubeで講義をお聞きくださいませ。

今回は、イエス様の目覚ましい活躍を見ることができました。
なんだか嬉しいです♪

次回は、イエス様の癒しの奇跡が見られますよ!
ぜひご一緒に、お付き合いくださいませね。

お祈りします。
天の偉大なる神様
悪霊はイエス様の本質を見抜き、イエス様の命令に従いました。
それなのに、人間はなかなかイエス様を認めようとしないのは、
非常に残念なことです。
イエス様の活動を読んで、その存在を認めることができるように
私たちを導いてください。
尊いイエス様のお名前を通してお祈りいたします。
アーメン

次回は、
「メシア・イエス・キリストの生涯」第33回
「ペテロの姑の癒し」
マタイの福音書第8章14節~17節 
マルコの福音書第1章29節~34節
ルカの福音書第4章38節~41節

です。
シャローム!!!