聖書読みましょ♪Re-Collection 第58回 イエス様は今でも故郷の人たちに拒否られています
メシア・イエス・キリストの生涯31回
「ナザレでの拒否」後半
ルカの福音書第4章16節~30節
こんにちは!まいむまむです。
イエス様の生涯について4福音書を並べて、時間順に読んでいます。
毎回申し上げますが、わたくしは、「ハーベスト・タイム・メッセージステーション」というyoutubeチャンネルの中川健一先生の講義「メシアの生涯」にそって読んでいきます。
興味のある方は、ぜひぜひ、先生の講義を直にお聞きになってくださいね!
引用している聖書は「新改訳2017」版です。
また、参考文献は新実用聖書注解になります。
本日のご紹介はこちらです。
菊地成孔DUB SEXTET LIVE!!
現代日本のジャズ界で、一番とんがってて、一番知性的で、一番イカレテいるミュージシャンが菊地成孔さんです💛
まいむまむの20代の頃から、もうほんとにサックスが上手くて、
超絶かっこよかったのです。
菊地さんは、サックスプレイヤーにとどまらず、
いろいろなユニットで、様々な実験的な音楽を追求されたり、
ビッグバンドを率いたり、東大で非常勤講師をやったり、
無茶苦茶難しい本を出したり、
実にマルチな才能の持ち主です。
で、そのユニットの中でも、一番ジャズをきわめているのが、
この「DUB SEXTET」なんですよ。
カッコええことこの上なし。
是非御一聴ください。
で、その「DUB SEXTET」のライブが久しぶりにございます。
・・・が、全席完売なので、皆様またの機会にどうぞ。(スミマセン)
まいむまむは、参戦してまいります。(#^.^#)
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さて、聖書をお読みいたしましょう。
イエス様は、久しぶりに故郷のナザレに帰省されています。
この時点で、イエス様の噂はガリラヤ中に広まっておりました。
有名人となったイエス様は故郷で大歓迎されたのでしょうか。
どうも微妙な感じですよ。
とりあえず、安息日に会堂に出かけられ、爆弾発言をされました。
今ここに、イザヤ書の預言が成就した!
今こそ、待ち望んでいた終末の時代が到来したのだ!と宣言されたのです。
さあ、大変!これは、爆弾発言です。
聞いていた人々はどう反応したのでしょうか。
様子を見てみましょう。
Ⅱイエスのメッセージ続き ルカの福音書第4章20節~27節
反応は二手にわかれましたね。
恵みのことばを喜ぶ人々もいました。
が、そうでない反応の方が強かったようです。
「この人はヨセフの子ではないか」というとなんだか上品ですが、
リビングバイブルの訳の方が、ストレートです。
「いったいどうなってんだ。ただのヨセフのせがれじゃないか」
まさにこんな感じです。
中川先生は「ヨセフの小僧」とも訳されました。
要は、軽く見られたということですね。
「ヨセフの子ではないか」という疑問形は、
「YES」という答えを求める質問形のようです。
この質問に対し「そーだ、そーだ ヨセフのせがれのくせになにを言うておるのか?!」という答えが沸き上がったのでしょう。
『医者よ、自分を治せ』というたとえは、
名医であることを証明するために、
先ず自分の病を癒してみろ、という意味です。
皮肉が込められていますよね。
日本でも「医者の不養生」ということばもありますよね。
ナザレの人々は、おまえがメシアだというなら、
カペナウムで行ったような奇跡をここでもやってみてくれ、
そうしたら、信じてやると言ったのですね。
まあ、わかるけど。
「預言者はだれも、自分の郷里では歓迎されません」
郷里の人々は、子どもの頃からの彼を知っているがために、
そんな人がまさか自分たちを導く預言者とは認められないという、
ごく人間的なプライドにより、真実が見えなくなるのです。
「あの、ハナタレが、預言者ってか?」ということです。
エリヤの例は列王記第一17章~18章にあります。
これは、やもめの息子が生き返ったときの光景です。
この「シドンのツァレファテにいたやもめ」とは、
異邦人の女性です。
ユダヤ人ではなかったのですね。
エリシャの例は、列王記第二5章にあります。
こちらは、ナアマンのお礼を断るエリシャの様子です。
エリシャは右端のおじさんです。
「ツァラアト」とは、どういう病気かよくわかってはいませんが、
重い皮膚病であったようです。
「シリア人ナアマン」も異邦人の将軍です。
ユダヤ人ではないのですね。
この当時のユダヤ人は、偶像礼拝花盛りの状態であったので、
神様はイスラエルではなく、異邦人を祝福されたようです。
それにしても、こういう箇所は、聖書に書かれているとはいえ、
ユダヤ人にとって不名誉な箇所ですよね。
イラっとするところでしょう。
Ⅲ ナザレの人々の応答 ルカの福音書第4章28節~30節
ナザレの人々は、怒った怒った。
なぜ怒ったかのでしょう?
むかつくこと言われたからですよね。
自分たちのことを言われ、異邦人が優遇された話を聞かされたからです。
大変な騒ぎになったのでしょう。
みなで、イエス様を崖から突き落とそうとしたとは、
まじで、穏やかではありませんね。
怒りのツボを押してしまった感じですね。
これは、現在のナザレの町です。
当時とは、地形が変わっているかもしれませんが、
丘の上にある町なのは、変わりません。
小高いところあったわけで、崖には事欠かない地形であったと思われます。
ちなみに、観光地で「突き落としの崖」というところがあるそうで、
聖地旅行でよく立ち寄るらしいです。
その場所で、本当にイエス様が突き落とされそうになったかどうかはわかりませんけどね。
これが、突き落としの崖です。
行ってみたいなあ。
いかなる不思議な技を使われて、
脱出されたのかはわかりません。
いきり立った人々が硬直して、
手も触れられないような状況になったのでしょうか。
無下限呪術とか…(#^.^#)
イエス様は、突き落とされて死ぬことはありませんでした。
なぜなら、十字架の時が来ていないからですね。
最初にも申し上げましたが、
ナザレという町は、イスラエル全体を象徴する場所であります。
ナザレは、この後もう一度イエス様を拒否します。
イスラエルもこの後徐々にイエス様を拒否する方向に動いていきます。
イエス様も父なる神様もどんなに残念な思いをされたでしょうか。
一番愛していた民族に拒否されたからです。
ヨハネの福音書の1章11節~12節をご覧ください。
「この方はご自分のところに来られたのに、ご自分の民はこの方を受け入れなかった。
しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。」
わたしたち異邦人が、聖書を通して恵みを受けることができるのは、
このためですね。
現代に至るまで、イエス様は、イスラエルの人々に受け入れられてはいません。残念です。
お祈りします。
やさしい天のお父様
イエス様は、ふるさとナザレにもイスラエルにも拒否されてしまいました。
そのため、シドンのやもめやシリア人ナアマンと同様
異邦人である、私たちにも恵みが届きました。
感謝します。
そのことに対する神様の痛みを知ることができますように。
イエス様のお名前によってお祈りします。
アーメン。
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さて、危機を脱したイエス様は、
ナザレを去って、カペナウムに行かれます。
またまた、何かが起こりますよ。ご期待くださいませ。
次回は、
「メシア・イエス・キリストの生涯」第32回
「悪霊に対する権威」
マタイの福音書第4章13節~16節
マルコの福音書第1章21節~28節
ルカの福音書第4章13節~37節
です。
シャローム