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人生の棚卸し:40代以上の自己分析

55歳からのコーチングとキャリア相談の方向性。
自己分析が盛んでなかった世代40代50代の人の自己理解をサポートしたい。
なので、これからは、
大人のための自己分析:
「満足感のある働き方をする、心地よく暮らすために自分を知る」

というテーマに力を入れたいと思います。
「自分を活かして充実した人生を送るためには自分をよく知り、受け入れること」
というのが私の考えです。

昨日こんなことを書きました。
しかし、思ってみるとコーチングを始めた頃から、私が関心を持っていたのはこのテーマでした。一周して戻ってきたのです!

2020-21年、「自分を発見するためのコース」という10回のセッションをしていました。当時のクライアントさんたちとの対話、訪れた変化はありありと覚えています。

しかし、2021年の後半、少し考えが変わりました。
「4回とか10回のコースにすることでセッションのテーマや回数を限定しすぎてないかな?そもそも人間は多様なのだ。数回で「自分らしさ」を掴んで行動を起こす人もいれば、もっと時間をかけて変化する人もいる。クライアントさんの今の課題や目標をもっと自由に話してもらうのはどうだろう?」

こんなふうに考えて、セッションテーマも回数も自由にしました。

それからの3年間の間に様々な出会いと対話がありました。
当初は日本語の業界の方が多かったのですが、徐々に日本語以外の教師、会社員、医療関係者、主婦、自営業の方などからの申し込みがありました。
ほとんどが女性で8割くらいが40代50代の方です。

セッションのテーマは、職場の人間関係、退職・転職、コミュニケーション、授業のことなど、それぞれ違う課題を抱えています。

しかし、どの課題も結局ここにつながるのでした。
それは「自分のことを知る必要性」
「自分の方向性がわからない」
「自分の軸が定まらない」
「自分の価値観というものがよくわからない」
「周りと比べていつも焦りを感じる」
「仕事を頼まれると断れない」
「今の仕事を続ける?自分がどうしたいかわからない」

このようなことに取り組むには、
自分をよく知ることが出発点となります。

今までの経験では、ある程度の期間と回数をかけてじっくり自分に取り組んだ人のほうが、ゆっくりだけど確実に変化を起こしている(ように見えます)。

まどろっこしいかもしれないけれど、
①「自分を知り、自分に合う働き方、暮らし方がわかる」
②「目的地と方法を考える」
③「自分の方向性に合った行動を起こす」
というステップが必要だと思います。

実は、①からじっくり取り組もうとする人は少ないです。
なぜなら「自分のことならわかっています」と思っていて、②から考えちゃう。
「どこへ向かおう?何をしよう?」から考える傾向があります。

しかし、自分を深く知ることなく決めた目標や方向性はもろく、くじけやすいものです。

とはいえ、私はクライアントさんからこう思われるのが怖いのです。
「ある程度の回数セッションを受けた方がいいというのは、
継続させるための”営業トーク”ですよね?」

だから今まで「また必要なときに声をかけてください」とだけ告げてきた。
「何回ぐらいセッションを受けたほうがいいですか?」
と聞かれたとき、回数と期間を伝えたいのですが、
本当に人によります。
毎週予約する人もいれば、月に1度の人も。
期間もいろいろです。
リフレクションのために自分のペースでずっと続ける人もいますし、
定期的に3ヶ月に1回の方もいます。
1度だけの人もいます。

コースや回数を固定した方がわかりやすいとは思いますけどね。
「3ヶ月で劇的な変化!間違いなく結果を出します」とか、
そういう謳い文句は使いたくない。
というより使えない。
人にはそれぞれのペースやタイミングがありますからね。

少しでも関心のある人には「自分を知るための時間を取ること」をお勧めしたい、
と思うのです。

内容や回数や目的をどう伝えるのがいいのか・・・3年前の「自分を発見するセッション」からアップデートしたことは何か?
まだ考えがまとまらないので、続きはまた書きます。


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