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第二回:「アドラーゼミ」感想まとめ

アドラーゼミ(向後千春先生主催)に参加しています。「アドラー心理学を学んでまずは自分の人生に役立てたい」という目的で参加しています。ですので、自分に対する気づき、これから行動に移すことを書き留めています。
*太字はこれからすること

感情とライフスタイル

感情が発動するプロセスについて学んだ。

怒りなどの感情が発動するとき、「こうなってほしい」という自分の願いや期待がある 。相手がそれを裏切っているという状況が起こると、その状況を「なんとかしなくてはいけない」と行動を促す必要が生じる。そのために私たちは感情を使う。感情には「こうなってほしい」という目的があるのだ。

例えば、私はたまに張り切って料理することがある。いつもではない。
偶然ネットで見かけたレシピを「おいしそー!」と作ってみる。
珍しく新しいレシピを作ったものだから、「夫に早く帰宅して一緒に食べてほしい」という期待がある。

しかし、そのような日に限って夫の帰宅が遅かったり、「昼メシ、遅く食べたからお腹空いてない」などという。私は「せっかく作ったのに」とイラっとする。
それは自分の仮想目的(自分なりの成功したイメージ)が裏切られたからなのだ。
「うまいなー!」「おいしいね!」とパクパク食べるイメージが。
相手のせいではない。自分の期待どおりにならなかった。それだけなのだ。

人といざこざ、すれ違いが起きるとき、私たちはお互いの「こうなってほしい」「こうあるべき」という仮想目的を押し付け合っているのではないだろうか。

イラっときたら、相手ではなく自分に問うこと
「私はどんなことを期待していたの?」

相手が私の期待に沿う義務はないよ。自分の願いや期待を押し付けてない?
自分の期待が裏切られることは起こりうる。
相手には相手の願いや期待があるんだよ。
「お腹空いてないから、ビールとつまみぐらいでいい」とかね。


怒りの感情を使わず、自分の願いや期待を「やさしく、きっぱりと伝えること」

そもそも夫婦・親子だからといって相手に願いや期待を押し付けるのは、関係が拗れるもとだ。こちらが怒りを使えば、相手の怒りを買う。

「私はこうしてほしいんだ」「こんな気持ちだったんだ」とシンプルに伝える


お子さんが「人からどう思われるか気になっている」という悩み→
人は自分の居場所を求める。周りからの承認が欲しいのは人間として基本的な欲求(所属の欲求)の一つ。

学校生活というのは特殊な環境と期間なのだ。私のような年代の人からは「子供だからこその悩みだな」「年齢を重ねると気にならなくなるよ」と言える。
しかし、大人になっても職場や近所付き合い、親戚付き合いの人間関係で悩む人は多い。たしかに年齢を重ねることの効果はある。しかし、本人が「私のことを嫌いな人がいてもいい」「ここに居ていいんだ」と思えるようになることが大切だ。

私自身は所属の欲求が薄く、固定されたコミュニティが苦手。なんというか逃げ場がない感じがする。それより、誰がいてもいいコミュニティが気楽で、「合わない人とはそれなりの距離感で」という考え。私のことを苦手な人がいたら残念だけど、ときどきあることなんだ。私にも苦手な人がいるようにね。


「不安感情」:その出来事に対して準備を始めれば、不安感情の役目は終了する。

不安なのは「何を準備すればいいかわからないから」←①まず自分のこの状態に気づくことが大事だ。②次にどうなればいいかイメージする。③準備することをリストアップする。④準備に手をつける

実際、手を動かして準備を始めるのだ。私は「ああなったらどうしよう?」とか、自ら失敗の可能性を膨らませるきらいがある。それは、慎重さゆえなので、いいこともある。
しかし、本当は準備に手をつけるのを先送りするために「ああでもない、こうでもない」と考え続けていることがある。

実際に手を動かして準備を始め、「不安感情」の役割を終了させる

「後悔の感情」:過去の出来事に何か問題があったことを思い出させるのが目的。そこから何か教訓を得れば、後悔感情の役目は終了する。パッシブ傾向の人は、そのとき、その行動を自分が取ってしまったことを責める傾向がある→「罪悪感」を持つことがある。

私はパッシブ傾向(受身)が強い。何か失敗したとき、周りや相手を責めるより、「なんであんなことを言ったんだろう?」「ああすればよかった」と反芻している時間が長い。

反省ではない。ただただ反芻していることがある。

何か失敗したとき、他者のことも自分のことも責めないことだ。「このことから学んだことは何だろう?」と考え、「次に似たようなことが起こったらこうしよう」と改善策を決める。これからどうするかに集中すること。

教訓を得たら「後悔感情」の役目を終わりにしよう。

まとめ

・今回のゼミで印象に残ったのは、不安感情、後悔感情には役目があり、役目を終えたら「終わりにする」という考え方だ。私は不安や後悔を感じると反芻して気分が暗くなりがちだ。不安・後悔の感情に自分で区切りをつけることを習慣にしたい。→反芻している状態に気づいたら「終わりました」と自分に宣言する。

・私はこれまで、仕事で不安を感じるとき「自分が上手くできるかどうか気になっているのだ」と思っていた。しかし、本心では実は「それをやる意味を感じない」「本当はやりたくない」のだ。私の場合、「やりたくない」と口に出すのは大人気ないという思いがあり、その代わりに「不安です」と言うことがある。→本当にそれをしたくないのなら丁寧にきっぱりと断る。


研究の時間「思いつきを研究にするには?」



日常の体験や思いつきから興味を惹かれたこと
→リサーチクエスチョンを立ててみよう

研究というより調査をしてみたい。これはちょっと思いつきなので「研究」とまでは言えないと思う。

「カスタマーハラスメントをする客に対して、客の怒りを鎮めるための店員の効果的な対応は?」

「カフェでゆっくり読書したい」という私の期待が裏切られ、イラっときた出来事からこの疑問が浮かびました。先日、K珈琲に行ったところ、怒鳴っている客(年配の男性)がいました。店の人はどう対応すべきでしょうか。

①客の怒りが鎮まるまで丁寧に謝り続ける。
②客に「当店のサービスがお気に召さず残念です。お帰りください。
そして二度と来ないで下さい」と告げる
③客に「お客様、これは迷惑行為で営業妨害です。警備員を呼びます」と告げる

これは研究というより調査だけでもいいかもしれません。ちなみに、私はネチネチしつこい人には②、怒鳴り声などが大きく周囲に迷惑な場合は③と考えています。

日常の体験から思いついたことメモ。また考えよう!

カスハラに関する論文の主なポイントと一般的な対応策

  1. 感情労働とその管理:

    • 感情労働(表面的な感情の制御や感情の表出)がストレスを軽減するために重要であるが、過度な感情労働は逆効果となることがある。

  2. 感情知能の向上:

    • 従業員の感情知能(EI)を高めることで、カスタマーハラスメントに対する効果的な対応が可能になる。EIは、自分の感情と他人の感情を認識し、管理する能力を含む。

  3. 組織的支援の重要性:

    • 管理者や組織からのサポートは、従業員がカスハラに対処する際の心理的な負担を軽減する。具体的なサポートには、カウンセリングサービスやストレス管理のトレーニングが含まれる。

  4. 効果的なコミュニケーション技術:

    • カスタマーハラスメントに対して冷静かつプロフェッショナルな対応を維持するためのコミュニケーション技術のトレーニングが有効。



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