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話が長いのはすでに「ソフト老害」では?

「職場の人間関係って大変ですか」・・・
今回の哲学カフェのテーマはこれでした。私はフリーランスなので、職場の上下関係とは無縁の生活。

就職した頃は90年代初めのバブル末期。その頃いた会社では、職場でタバコを吸う人も多く、「セクハラ」「パワハラ」という言葉自体もない時代だった。

その後、日本語教育の業界に長くいた。新人の頃は上下関係、というより「経験年数と未経験者」との違いを強く感じた。

20代、30代の人たちは今の職場の上下関係をどう感じているのかな?
日本語の業界で「20代30代の教師で集まろう!」という募集を何度か見かけた。「40代50代で集まろう」というのは見た記憶がない。

やっぱり、若手から見て「40代50代」って、いるだけで煙たいのか・・・

そこで、この哲学カフェに参加した。つまり、上下関係で言えば、「下」のほうの、新人とか若手と言われる人たちの考えを聞きたかったんだ。

哲学カフェの参加者は15人ほど。そのうち20−30代と思われる人は4人。
40代-50代が最も多い。(私も50代)もっと年配の人もいた。

哲学カフェが始まってみると、40-50代の人が発言している時間が長い。
「うちの職場では・・・」など、「上」の立場や年代の人が次々と発言。

「ソフト老害」についても話は出たが、若手のうち2人は「自分の職場にはない」とのことだった。こんなに中高年が多い中では言いにくいのかもね。

私は内心「これもソフト老害じゃないの?」と思った。

年長の「もの言いたい人たち」の発言が多くなり、若手があまり発言しなくなる。もちろん、発言するのは自由だけどね。
ある種の人たちは「これ言いたい!」と思ったら歯止めが効かないようだ。
年配の人のほうがこの傾向が強い。そして話が長い。
いちいち自分の話に持って行く人もいる。

みんなが自分の話を聞くのが当たり前の立場にいる人、
管理職や教員はただでさえ話が長くなりがちだ。
私も気をつけよう・・・。

今回学んだことは、集団の中で自分が年長者のときの態度だ。
「私はこの場では年長者の部類だな」と思ったら聞き手に回ること。
自分が発言した後は、若手の人が話しやすいように話を振ったりしよう。

また、年長者の話が長くなったら「他の人の考えも聞いてみましょうか」などと、やんわり話を止めるのも同年代の役割かもしれない。

しかし、哲学カフェは休日に参加するイベントだし、そこまでしなくていいかな?
仕事じゃないのだし。

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