見出し画像

フリーランス:仕事の線引きと断り方

講師の仕事をしていて、仕事の依頼が来るとうれしい。私を選んで依頼してくださったことが単純にうれしいのです。最初はただただありがたく、同時に「期待に応えられるかな」と不安もありました。

しかし最近、「これは私が納得する内容なのかな」「依頼者の期待に応えるために妥協しないといけないとしたら?」と考えを巡らせるようになりました。

今まで依頼はありがたいことに、依頼者の方も熱心で気持ちの良い方ばかり。「著書の宣伝もしてもらって講師料までもらっていいの?」と思うような仕事をさせてもらうことがほとんどです。

ごく稀に「これは負担が大きすぎる(泣)」「やればできるけど内容的には中途半端だなあ。。。」という気持ちのまま引き受けた仕事もある。

あるとき、目の前のことで忙しく過ごすうちに、また妥協をしてしまった!

これはよくない。危うい。本来、自分が目指している方向を見失ってしまうよ。
それに、妥協するといつまでも「あれはよくなかったなあ」と悔いが残るんだ。

人に言うと「そんなに気にしなくていいんじゃない」「多少の妥協は付きもの」と言われる。でも、周りの評価が悪くなかったとしても、気分がどんよりする。

他人の意見を優先した結果、「本来自分が良しとすること」からズレてしまって、結局は「ああすればよかった、こう言えば・・・」と考え続けてしまうんだ。

それなら、最初から妥協しないように話し合うことだよね。

もともと私は「ここまではできる、ここからはしない」という「線引き」が甘い。話しているうちに「相手の言うこともわかるなあ」となって相手の希望に合わせようとしてしまう。特に相手が熱心であればあるほど、そうなりやすい。

事前に自分の中で「線引き」をはっきりさせておくことが肝心なんだな。

それでフラットに相手と話し合ってみて、「納得できない」「中途半端になる」と思う仕事はお断りしていこう。結果的に仕事が減るとしてもいいんじゃない?

だって私はフリーランス、自分で決める自由があるんだものね。
自分の納得感が大切だ。

断るときは、依頼をくださったことに感謝しつつ「私はここまではできます。ここからはしません」という「自分の線引き」を丁寧に伝えることにしようと思う。


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?