楽しいことは人それぞれ
5月7日(火)
朝、ぱちりと目が覚める。今日も小鳥の歌声に うっとり。むくりと起きあがる。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。ウーちゃんが流木にアゴを乗せてこっちをじっと見ている。可愛い…。きゅん。
昨日、「ちょっと感じ悪い。」とか言ってごめんね、ウーちゃん。
修一郎は昨晩作っておいたお弁当を朝方食べたようだ。
食事の支度をする。
炊き込みご飯を作る。出汁をとって冷ましておく。ごぼうを小さな ささがきにして水にさらしておく。にんじんと薄揚げも小さく切る。だし汁、醤油、みりん、塩を入れて炊く。
母から教えてもらったレシピ。子供の頃から大好きだった。ときどき こんにゃくを入れたり、キノコを入れたり、タケノコを入れたり。
ごはんさんは昨日からお仕事が始まっている。
今日はお仕事の前に小さい方の車の修理をしている。この車は22年前のもので23万キロ走っている。とっても働き者なのだ。ごはんさんは修理するのも楽しいらしい。
「修理すること自体が楽しいの?直ったときの喜びが楽しいの?」と、聞いてみた。
「どっちも。」
ということだ。楽しいことは人それぞれだなぁ。と思う。
エンジンが ぶるるるっ と言って、しーん… となっていたのが、ぶるるるぶろろろ…と、ずっとかかっているようになった。あっという間に直った。魔法だ。
ここのところ、ごはんさんとふたりで ”謎解き” のようなことが続いている。映画のようだ。と、ときどき思う。
炊き込みご飯のお裾分けをする。
少し庭仕事をする。
〆切が終わったら花壇を整えてお花の苗を植え替えよう。次は何にしようかな。と、楽しい計画を練る。わくわく。
仕事をする。
用事で出かける。
りんごを買う。ニュージーランド産の小さな りんごが出ていた。これも好き。
帰ってから霧雨の中、お散歩に行く。
てくてく歩く。霧雨で葉っぱが輝いてとてもきれい。胸がふるえる。坂道を上っててっぺんに到着。
木々の間からこぼれてくる光がきれいで見惚れる。湿気を含んだ空気は白っぽく感じて幻想的だ。毎日、景色はいろいろな表情を見せてくれる。毎日、新鮮だ。
帰りつき、夕食の支度をする。
今日買ってきた りんごを食べる。シャキッとして甘ずっぱくておいしい。毎日食べているりんご。それぞれ個性があってどれを食べてもおいしい。そして可愛い。
仕事をする。
ディスクロージャー誌の表紙の絵を描きはじめて18年目。毎年ちがう絵を描いている。毎年同じ季節に発行される。ネタがつきそうだが、いまのところ大丈夫だ。今年の絵も可愛くできそう。細かいところを描くのが楽しい。
夜、庭に出る。
一面墨色の空。カエルの合唱が聞こえる。ゲコゲコ。雨に濡れたクローバーが玄関灯に照らされて ぴかぴかしている。でんでん虫の這った跡がキラキラ光ってきれい。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。
カカオは遊びに出かけている。
これから眠くなるまで仕事をしよう。がんばるぞ。
今日もいい一日だった。
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