言葉選び
4月12日(金)
たっぷり眠った。むくりと起きあがりベッドに座ってしばらく小鳥の声に聴きいる。きれいだなぁ。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
水が足りなさそうなタニクちゃんたちに水をあげる。
カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
食事の支度をする。
修一郎の食事をお弁当仕立てにしておく。
21日の式典で着る着物を出して着物ハンガーに掛けておく。
真珠色のにするか、赤いのにするか、迷っている。どちらの生地も とろみのある光沢を持っている。ずいぶん前にお客さまがくださったものだ。当日の気分で決めることにする。
いつもの時間を過ぎてコープさんがやってきた。今日から新しい人が担当だ。
「道をまちがえてしまって。」と、新しい担当のOさんが笑った。すごくよく分かる。ぶんぶん首を縦に振る。
グリーンコープさんの元気カーがやってきた。てくてく歩いていると、
「みるちゃん。」と、声がした。キョロキョロする。誰もいない。もう一度
「みるちゃん。」と、声がした。この声は きゅうりさんだ。
「こっち、こっち。」と呼ぶ声。
きゅうりさんの家の玄関を見る。玄関戸の横にある小窓を見て びくっとした。薄暗い小窓に顔だけ浮かんで見えている。少しおしゃべり。元気カーに歩いてゆく。
コープの Oさんが後から続いて来ていた。
「うわっびっくりした!」と、Oさんの怯えた声を背中で聞いた。
元気カーのアグリさんが今日は一生懸命スナップエンドウの話をしている。カゴに品物を入れている間もずっとそばでスナップエンドウの話をしている。
来週は何の野菜の話をするんだろう。
家に帰り仕事をする。
夕方、花壇に水をあげる。
ごはんさんがバイクの修理をしていた。いっしょに りんご木の新芽を見る。もこもこのクローバーに包まれている小さい方の りんごの木は、特に新芽が ぐんぐん育っている。どんなふうになるのか楽しみだ。
にりんさんも車を触っていた。ちょっとおしゃべり。
みんな いろいろあるんだなぁ。と、思う。
言葉の大きな役割は自分や誰かや何かを祝福すること。だとうれしいな。と、思う。そして、それを忘れないでいたいな。と、思う。言葉選びが雑になると、空気の流れが滞るように感じる。
お散歩に行く。
ぽかぽかしていて爽やかで きもちがいい。風が優しい。ほとんど黄緑色になった桜の木。初々しくとてもきれい。桜の幹を見ると "白樺" というバームクーヘンを思い出す。
Tさんのお庭の大きな黄色いチューリップがとても可愛い。
実家の母もいろいろなチューリップを育てている。毎年見事なチューリップを咲かせているのを思いだす。
きゅうりさんもそうだ。毎年、チューリップを見せてもらう。今年は初めて植えたというマゼンダ色のフリルみたいなチューリップが咲いていた。とても可憐だった。それぞれ みんな素敵だ。
家に帰り、ウーちゃんとルーちゃんを眺めながら りんごを食べる。
水槽の水を換える。
仕事をする。
遠賀信用金庫さん用のメチャくんたちのスケッチをし始める。
毎年職員さんに希望のイラストを出してもらう。その中から10点選んで描き下ろしている。
オタマトーンを奏でる。
曲はチューリップ♪
夜、庭に出る。
北斗七星が ささやかに輝いていた。きれい。とことどころ、うすく雲がかかっていて空の地図のようだ。新星は見えなかった。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。
カカオが にゃーにゃー言いながら帰ってきて甘えてくる。子猫の頃と同じポーズで眠っている。可愛い。
今日もいい一日だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?