バラが咲きはじめた
5月5日(日)
朝、ちょっとしたことがあって 7時に目が覚める。私にとっては驚異的な早さだ。せっかく目が覚めたので起きることにする。むくり。
玄関の戸を開けて朝のぜんぶに「おはよう!」と、あいさつをする。
カカオにご飯をあげる。
ウーちゃんとルーちゃんにエサをあげる。
朝、ふと閃いた絵をスケッチしてゆく。
仕事をする。
朝のお散歩に行くことにする。ふふ。
花壇のピンクのバラが咲きはじめた。きれい。うっとり眺める。深く甘い素敵な香り。Yさんのお庭に真紅のバラも咲いている。きれい。
誰もいない霊園を歩く。朝の空気がきもちいい。
小鳥と鳩の歌声に耳を澄ませる。うっとり。
家に帰りつき、タニクちゃんたちにお水をあげる。チョッキンした桃美人の茎に小さな小さな赤ちゃんタニクが顔を出している。可愛いすぎる。ときめく。
ナンを焼く。卵を茹でる。昨日買ったピクルスの瓶が開かない。
ごはんさんから連絡。
こもれびの森に突然のお客さまが来ているようだ。急いで支度して ふたりで向かう。
到着。
熱いコーヒーを淹れて素敵なカップに注いで出す。
いろいろ お話をする。
今回、ごはんさんも私も衝撃を受けた。
あっけに取られて ぽかんとしていた。お客さまが帰ったあと、今後のことを話し合い意見が一致した。早かった。
猫たちにチュールをあげる。
用事をして帰路に着く。
お昼ご飯を食べる。
一昨日からアレルギーの症状が出ているので慎重に食べる。食べれないものは ぜんぶ ごはんさんに食べてもらう。とてもおいしかった。満足。
緑の山を見ながら帰る。家が見えてきた。
にりんさんのご友人が大きなハーレーに乗ってみえていた。にりんさんはお留守のよう。みんなでお話をしていると、ご近所のOさんがやってきた。
「バイクの音が聞こえたからよぉ、これは大きなバイクの音だ!と思って見にきたんよ。」と言って、笑った。そして、ピカピカのハーレーを見ながら
「かっこいい、かっこいい。」と何度も言っていた。
70歳を過ぎているOさんも若い頃バイクに乗っていたらしい。ちょっと意外。
バリッ ボロロロロロ…という音と共に ご友人たちは出発した。
家に帰り、ウーちゃんとルーちゃんの水を換える。
夕食の支度をする。
Tさんのお兄さんが来ていた。外に出て、T兄さんと ごはんさんとお話をする。
「絵はコンピューターで描くんですか?」と、T兄さん。
「アクリル絵の具で描いたり、コンピューターで描いたり、ペンや鉛筆で描いたり、絵の具とコンピューターを組み合わせたり、いろいろです。」と、私。
「仕事、いつしてるんですか?やっぱり夜中?」と、T兄さん。
「その日によってちがいますけど、日中が多いです。同じ職種の人は夜型が多いですけど、私は夜は眠くて。」と、私。
「でも、〆切があると夜中でもするよね。」と、ごはんさん。
「うん、そういやそうだねぇ。」と、私。
T兄さんは荷物を片付けに、ごはんさんはバイクのエンジンオイルの交換を、私は家に戻って注文分の絵本を梱包する。
夕方、ごはんさんとお買い物に行こうとしていると、レモンさんとワンちゃんがやってきた。
80歳を過ぎているレモンさんは本当に明るくてチャーミングだ。話し方がとても優しい。そして、ものすごく お若く見える。ちょっとおしゃべりして、お買い物へ しゅっぱーつ!
「電線がほとんどない新しい住宅地を通ろう。」と言って、ごはんさんが車を走らせた。隣町にそんなところがあるんだ。と、ちょっと驚く。
途中の道沿いにある お店に目が止まった。
あ、まだあった。
20年くらい前に依頼されて描いた、雑貨屋さんの看板がまだあったのだ。少し色褪せていたけれど、大事にしてくれているのかなと思ってうれしかった。
その住宅地は本当に電線がほとんどなかった。
「ほとんど電線ないね、」「すっきりしてるね。」と言いながら、大きなスーパーマーケットへ。あれこれお買い物をして帰る。
帰りつき、ごはんさんと探し物をする。探し物は得意だが、今日は眠くてくたびれていてあまり集中できなかった。そんな中、ひとつ大きな発見をした。一歩前進したような気がする。それは、砂浜の中できれいな貝殻を見つけたような、はっとする収穫だ。
家に戻る。
まず2点、5月中旬の〆切に向けて描き進める。そして、カットイラストを10点、6月初めまでに。それから、昨日の日記に書き忘れていたが、卓上カレンダー用の作画を7月末までに仕上げる。そのあと、絵本の作画に入る予定。
でも今日は、寝ることにする。
夜、庭に出る。
漆黒の空に薄墨色の雲がたなびいている。きれい。しっとりした空気。ぽつぽつ雨が落ちてくる。クローバーは葉を閉じて眠っている。可愛いな。夜のぜんぶに「おやすみ。」を言う。
カカオは遊びに出かけている。
今日もいい一日だった。
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