「八雲立つ 出雲」の謎。雲の数に隠されたスサノオと藤原氏の系譜とは。
今回は、八雲(やくも)について考えていきたいと思います。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」という歌を、須佐之男(スサノオ)が詠んだとされています。
八雲について今回注目した点は、島根県出雲市にある出雲大社の八雲之図には雲の絵が七つ、島根県雲南市にある須我神社(すがじんじゃ)の神紋には雲が八つ、島根県松江市にある神魂神社(かもすじんじゃ)の端雲の絵には雲が九つ描かれている、という点です。
このように雲の数が七、八、九と並んでいることは、何か意図