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魅力訴求と意思決定軸

自社の魅力をどう打ち出すか、頭を悩ませている採用担当者は多くいらっしゃると思います。
同様に、転職支援のアドバイザーや、人材広告の営業さんも、クライアントの魅力を必死に科学していますよね。

複数の魅力が整理できたら、応募者ごとに土台を揃えることをお勧めします。

自社がメガバンクの場合、メガバンクと総合商社とコンサルファームを受けている学生さん(自社と業界・業種が異なる)には、まず金融業界と、総合商社・コンサルファーム業界の違いを訴求、メガバンクや金融業界ならではのできることを魅力訴求すると良いと思います。

一方で、金融業界や銀行に絞っている学生さんには、業界内の立ち位置や、競合他社との違いを訴求しましょう。
金融業界やメガバンクの面白さを十二分に語り合ったところで、他社の魅力付けをしているようなものです。
そこが最終選択肢の分岐点になっていません。

もちろん他社についても魅力的に話し合うことは大事(他社を悪く言って、相対的に自社の意向上げをすることは絶対に辞めた方が良い)ですが、
そもそもどこが分岐点になっているのかを正しく捉えると良いでしょう。

私は、この分岐点こそが「意思決定軸」であると言っています。
最終的に意志決定をくだす際の判断基準です。

※応募を決めるときは「応募軸」。応募する/しない を何で決めているか。必ずしも1つではないですし、「受けたことがある業界か否か」「筆記試験が無いか」という応募軸もあります。

「軸とは、自分にとって大事なもの」という解説をよく聞いたりしますが、大事なものだけではないと思うんですよね。

最終的に2社択一になったとき(2社のみならず複数企業の中から1社でも良いですが)何で決めるか、の分かれ目が意思決定軸です。
この軸の形成をご支援するのが、キャリアコンサルタントです。

良い/悪い、正しい/間違え ではなく、合う/合わない なので、その方らしい合う会社・組織とはどういうものかを幅広く整理していくと良いですね。

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