見出し画像

資格以上に、実践で活用できるか

意外に勘違いされることが多いですが、転職市場においては、資格以上に実務経験や、その類似経験・実力を求められるのが一般的です。
(資格がないと就けない仕事も一部ありますが)
逆に資格取得しても、実力不足では苦労することが多いです。

キャリコン(キャリアコンサルタント)資格も同様。資格がなくても対応可能な仕事は非常に多いです。

もちろん、理論や手法を知っていることで仕事の幅や深みが増すことはあるでしょう。勉強することが間違っているわけではありません。
実践を積んできた方が、理論を再度学び直すと深い理解ができますよね。
実力があって、国家資格の証明までされると第三者への説得力は増すでしょうね。

ここで注意を促したいのは、何度も試験不合格が続いて実践の機会が遠のいている方や、無職になって試験勉強に大金と時間を費やす方、学生さんも未内定卒業が間近に迫っているのに面接以上に内定塾や資格勉強を優先している方など、そのバランスを今一度 考えてほしいです。
キャリアに正解/不正解はないですが、なんのための勉強?
まず現場を知って、出来ることから始めちゃって(可能なら勉強も並行して)も良いかもしれません。


その上で。
キャリコン資格者は本当に勤勉家が多く、資格取得をゴールにしていない。
取得後も、資格保持するための研修はもちろん、実務で活かすために勉強会に参加したりご自身で主催されたり。本当に頭が下がります。

そこで出会う方あるあるですが「やっぱり試験勉強と実践は違いますね。」とおっしゃること。

最近はわからないですがちょっと前までは、論述試験(就職相談者とキャリコンのやりとりから、問題点を見つけるという定番のお題)で、
クライアントの
自己理解不足」
仕事・環境理解不足」
自己効力感(私、できる!と思える状態)欠如」
辺りを書けば、間違えにはならない、という話。(かなり誤解を生みそうな雑な表現ですみません)
なので、先に上述の3つのどれか見立てに当たりをつけて、問題文から根拠を探す感じ。(この戦法で試験をクリアしてしまう人が結構いる)

逆、逆!!

複数根拠があるから、見立てられるんですよね。
そもそもカウンセリングに向き合う姿勢から間違っている気がします。

面接試験についても、聴くこと・受容することが目的(あとは何を聴くんだっけ?あいづちもっと打たなきゃ!)になっていて、人物理解がおざなりになっている。

これでは対話が非常に不自然です。
資格合格に躍起になる気持ちは分かりますが、目的思考で技術を深めていきたいですね。

キャリコンのみならず、何か資格を取らなきゃ!と思っている就活生・転職者さんは、改めて何のための資格取得か、実践をイメージしていただくと、本質的な学びに繋がりやすいと思います。
ご参考まで。

※ご自身のキャリア相談はもちろん、
キャリア支援者側のご相談、人事ご担当者様、教育担当者様のご相談もたくさん承っております。
大手企業や教育機関等に導入していただいている高額プログラムも、オリジナルにご予算に合わせて企画・ご紹介いたします。
マンツーマンでレッスンをご希望される方も多いです。
まずは、お気軽にご相談くださいませ。
HP:インフィニティ キャリアコンサルタント

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?