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マジで自分はビジネスパーソンとして終わってんだな、と感じた話

どうしよう、マジで何を言っているのかわからない。久しぶりに個としての劣等感を覚えた。

とあるスタートアップの経営にまつわる記事を頼まれて引き受けたはいいものの、マジで何を言っているのかわからない。

話している内容の視座が高く、領域も専門的かつ知らない単語も多く、何度かフリーズしてしまい、「やばいこれ記事書けるかな」と絶望したりした。

わたしはなぜかビジネス領域のインタビューを任される。それは、1番最初にいたメディアがビジネス系メディアだったことが大きいし、もともと広告代理店にいたことも理由のひとつだ。

一方で、自分が広告代理店に入れたのは本当にラッキーで、「みんな頭が良くてすごいなぁ」と思いながら仕事をしていたし、つねづね「エリート学校に紛れ込んだバカの気持ち」を味わっていた。今だから言えるけど、広告の全体像がよくわかんないまま、目の前のタスクだけこなしてた。

何ならこの劣等感は大学のころからある。

帰国子女入試というチート技を使って頭のいい大学に入ってしまったわたしは授業についていけず、高尚なディスカッションをする同期を尻目に「わたしって頭が悪いんだなぁ」と何度も何度も思った。

それでもなんとかエリートのふりをしてレポートを書いてごまかしてみたり、代理店でも先輩の真似をして頑張ってみたりはしていたけど、なんつうか根本的に地頭が良くないというか記憶力が悪いというか視座が低いというか。

そんなもんだから、ずっとビジネスパーソンをやっていることが辛かった。フリーランスとしてそこから「いちぬけぴ」をしたのも、ビジネスパーソンとしての能力の低さに目が当てられなかったからだと思う。だってまわりの人がみんな頭いいんだもん。優秀すぎて何言ってるのかわからないんだもん。議論についていけないもん。

でも、フリーランスになってそういう界隈から逃げて、自分の好きな領域で取材をしたり、noteで感情ベースでのアウトプットをしていたら、それなりに形になって仕事になって。

自分なりにちゃんと仕事をしていたとは思うけど、どこかふわふわとしていたと思う。数字を追ったり、売り上げを追ったり、戦略を立てたり、ビジネス領域でのインプットをしたり、そういうのは全然やってこなかった。

だから、今日は久しぶりにゴリゴリビジネス領域の取材をして、難しすぎて泣きそうになったし、久しぶりに自分の頭の悪さを突きつけられたし、あー私はビジネスパーソンのふりをしていたけど、気付いたらなんかただのポエマーというか、よく言えばクリエイターでしかなかったんだなと思った。

ビジネスパーソンとしての視座が低すぎる。もうフロントに立てない。わかんないよもう。いやもともとわからないんだけど。

ただ、不思議なのがその視座を上げる気もないってことだ。視座を上げたところで、わたしのやりたいことはそっちには落ちていない。

こりゃ引退だーーーーーーー。

というわけで、「想い」にまつわる仕事はいくらでもやりたいけど、「コト・戦略・施策」みたいな仕事は棚卸しです。できないやこれ。脳内お花畑なうすぎてなーんも入ってこない。

なので、当たり前だけどわたしはわたしにできることをやろうと思う。背伸びしない。無理しない。ライトにできるって言わない。

今もまわりには頭のいい人がたくさんいて、特にスクール運営をやっているメンバーはとびきり優秀で、戦略を引いてくれたり経理をやってくれたりと、本当にたくさんの業務を担ってくれるなかで、わたしがやっていることと言えば、コラム書いたりSNSしたり拡散をしたり。

でも、それでいい。わたしはわたしにできることをやる。ゆるふわな文章書く。そうすることにする。

ビジパは引退な。

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