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雑節。〜夏の土用〜

今日は土用。
土用は雑節のひとつです。

雑節とは、二十四節気・五節句以外の
〝季節の移り変わりの節目となる日〟
のことです。


土用(どよう)

四季それぞれに土用があり
立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間
そう呼んでいます。
次の季節へ移る前の調整期間のようなものです。

一般的にいうのは「夏の土用」で
立秋前の18日間のことを指します。
最初の日を「土用入り」、最後の日を「土用明け」
といいます。

夏の土用は、1年の中で最も暑さが厳しいとされる時期にあたるため、江戸時代にはこの期間の丑の日を「土用の丑の日」と重視し、柿の葉などの薬草を入れたお風呂に入ったり(丑湯)、お灸をすえたり(土用灸)すると夏バテや病気回復などに効き目があるとされていました。

日本の行事・暦より引用

この土用の丑の日に鰻を食べると夏バテしないと
いわれますよね。
皆さんはこの日に鰻を食べますか?

私は夕食の献立を考えるのがめんどくさいので
こういうのには乗っかりがちです(笑)
つまり、鰻の蒲焼きを用意します。
これでご飯のおかずは作らなくて良し、と♪

今年の土用の丑の日は7月30日ですよ〜。

土用の期間にすると良い事&良くない事

【土いじり】
土用の間は
神様が土の中から出てきて地上にいらっしゃる
とされ、土を動かしてはいけないとのことです。土用の前にすでに着手した農作業などについては
やっても良いそうですよ。

【新しく何かを始めることを避ける】
土用はそれぞれの季節の変わり目なので
気持ちが不安定になりやすく
体調を崩しやすい時期です。
新しいことは始めず
静かに過ごした方が良いとされています。

【〝う〟のつく食べ物を食する】
鰻を筆頭に、梅干し・瓜・うどんなどを
食べると良いといわれています。
食が細くなるこの季節に食べやすいものですね。
ちなみに
瓜科の野菜は、水分量とカリウムが多いので
夏の暑さで体にこもった熱を冷まし
体の水分・塩分バランスを整える働きが
期待できます。

おわりに

最近、風邪気味の方が多いと耳にしました。
皆さんの体調はいかがでしょうか。

全国的に急に暑くなりましたし
異常気象ともとれる集中豪雨があったりと
昔の知恵だけで守りきるのは
もちろん難しいと思います。

先人たちの知恵と現代の文明を活かしつつ
少しでも穏やかに楽しく暮らすことができるよう
心がけたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。

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2022年3月にスタートしたお試しマガジンです。 かろやかに生きるって何だろう…と、きっと思われるでしょう。 かくいう私も試行錯誤しなが…

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