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パニック障害あるある⑥学校行事が苦手




子供の学校行事が苦手だ。

こんなこと言ったらヒドイ母親と思われるのかな。

冷たい親だと思われるのかな。

子供のためには行ってあげたい。

お母さんが来なかったら寂しいだろうな。

でも。

でも…。

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こんな葛藤をなんど繰り返したことだろう。

パニック障害歴20年。

ということは。

子育て期間中のほとんどが、パニック障害だった。

ということになる。

なんで自分はパニック障害なんだ。

なんでみんなが出来ていることが出来ないんだ。

悔しかった。

悲しかった。

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例えば運動会。

まず、あの独特の雰囲気がしんどい。

人口密度のたかさ。

子供たちの熱気。

保護者たちの場所取り合戦。

ちょっとした顔見知りのママさんとのあいさつ。

炎天下で長時間過ごすこと。

もう、どこで発作がでてもおかしくないという状況。

家族分のお弁当の用意。

なにからなにまで。

自分にとってはキャパオーバーだった。

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結果的に、小学校の運動会は皆勤賞だった。

いつ発作がでるか分からない。

ママ友さんとあいさつする余裕もない。

雑談するなんてもってのほか。

でも、がんばった。

子供にさみしい思いをさせたくない。

子供が喜ぶ顔がみたい。

その一心だけで、なんとかやりとげたけれども…。

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ふりかえってみて思う。

そこまでがんばらなきゃいけなかったのだろうか。

「お母さんは病気だからむりだよ」

って。

なんで言えなかったのだろう。


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そう。

あの頃の自分は、完全に他人軸で生きていた。

とにかく毎日が苦しかった。

人の期待に応えなければいけない。

母親とはこうあるべきだ。

自分で自分をがんじがらめにしてしまっていたんだな。

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そして、心身にムチをうって学校行事に参加して。

帰ったらバタンキュー。

というか。

パニック発作で苦しむことも多かった。

家族のためにとがんばったのに、

結果的に家族に迷惑をかけていた。

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あの頃の自分に声をかけてあげることができるのなら。

「ムリしなくていいんだよ」

「もう充分がんばってるよ」

「まずは自分を大事にしてね」

と言ってあげたい。

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(教訓)

「つらい時はつらいって言おう」

「キャパオーバーだと感じたらすぐに休もう」

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