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パニック障害あるある②閉ざされた空間がダメ




パニック障害。

なんてしんどい病気なんだ。

ほんとにもう。

パニック障害ってイヤすぎる。

パニック障害あるある②

「閉ざされた空間がダメ」

窓のない部屋とか。

狭い密室とか。

すぐに逃げることができない状況。

これがトリガーとなる。

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いや、わかってるんだよ。

わかっているんだけど。

おっちょこちょいで、忘れっぽい私。

ついつい、自分がパニック障害であることを忘れてしまう。

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とある晴れた日。

家族で遊園地にいった。

子供と一緒にすっかり浮かれ気分になり、

うっかりトリガーのある場所へいってしまった。

それは・・・。


「きょうふの観覧車ー!」


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冷静になって考えればわかることなのに。

遊園地の楽しいムードにのまれて、自分を見失っていた。


「わーい!観覧車だー!」

「いっしょに乗りましょうー!」

子供と一緒にスキップでもするかのように、

足どり軽やかに観覧車へ。


それはそれは暑い日だった。

確か夏休みだったな。


観覧車にのる。

「わーい!たのしいねー!」

とはしゃいだのも束の間。


「や、やばい・・・!」

急にあの感覚がおそってきた。

パニック発作がおきる前兆のあれ。

血の気がひく。

息が苦しい。

耳がとおくなる。

意識が遠のいていく感覚。


「ダメだ。たすけて。」

といっても、時すでに遅し。

もう観覧車はまわりはじめていた。

やばい。

くるしい。

つらい。

あつい。

そう、夏の観覧車ってとってもあついのだ。

まるでサウナのような、もわっとした空気。

今思えば、

「ザ、トリガーの集合体」

ではないか。


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「こわい!たすけて!」

叫んでも外に声はとどかない。

こわくてこわくて、まさにパニック。

暑い場所もトリガーとなる。

ペットボトルのお水をのんだり、かけたり。

イスに座っていられれず、床によこたわる。

もう判断力もなにもあったものじゃない。

とにかくここから出たい。

大声で泣き叫んでいた。


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結果的に、観覧車を緊急停止。

逆回転して救出された。

外で待っていた主人が叫び声に気付き、係員さんにつたえてくれたのだった。

なんともはた迷惑な話だ。

本当にごめんなさい。

とんだご迷惑をおかけしてしまった。

深く反省している。

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教訓。

「暑い日の密室は要注意」

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