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元気に育て…吹き流し🎏

  雀らも 海かけて飛べ 吹き流し
             石田 波郷
愛媛県の自然を愛した俳人、石田波郷…昭和18年の作です。

元気に飛んでいく雀に自身の子も含め、子どもたちに伸びやかに育ってほしいという願い、そして広い海に向かって飛んでいってほしいというエールとも言える思いが込められています。

端午の節句の吹き流しを眺めながら、爽やかな明るい未来を感じさせる一句と言えます。



みくに幼稚園の園庭にも、吹き流しを従えた鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます🎏

雀ではないですが、ツバメたちが園庭上空を気持ちよく舞っています。

まさに、季節は皐月、もうすぐ端午の節句です✨

…昭和18年と言えば、時代は、厳しくなった戦況に重苦しい空気が流れていた時です。波郷も召集されたと聞いています。

…令和の現在、世界情勢は混迷を極め、日本列島には大災害も発生し…重苦しいニュースを日々目にします。何とも鬱々とした空気感…


希望の光はやはり子どもたち✨ 否、むしろこの子どもたちの未来が明るい希望に満ちた時代であるように、努力しなければならない大人の責任…

そんな気持ちを抱きつつ、子どもたちの健やかな育ちを祈って止みません❗❗