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FOMC後のあたまんなか

午後にアメリカのボスに為替について報告しないといけないので、一旦頭の整理。
今日は3時25分起床。あーもう結果出てるじゃん。75bps利上げ、ペース鈍化の可能性を示唆する文言が声明文に追加され。株上がってるーまさかのハト転かぁと思いながら、パウエルの記者会見をライブで見てたら、あれあれ、全然ハトじゃないぞ
株のイニシャルリアクションを見てわざわざ落ち着かせに行っている感じ。往復ビンタ会合と名付けました。ある人は、ハトなブレイナードが声明文を、そしてタカなブラードが質疑応答の回答を書いたというジョークをかましてて、夜中に一人でニンマリした。

パウエル発言
*12月により小幅な(smaller)利上げを議論することになりそうだ。
*金融市場はかなり引き締まっている。
*利上げペースをいつ緩めるかという問題は、どこまで利上げするかと金融引き締めをいつまで続けるかという問題よりも、今やはるかに重要でない。
*前回の会合以降のデータは、FFレートが前回予想(>4.63%)より高くなることを示唆しており、仕事が完了するまで方向性を維持する''。
*長期インフレ期待は下落に転じた
*利上げの一時停止を考えるのは非常に時期尚早だ

*POWELL: LIKELY WE'LL HAVE DISCUSSION OF SMALLER HIKE IN DEC
*POWELL: FINANCIAL CONDITIONS HAVE TIGHTENED QUITE A BIT
*The question of when to moderate the pace of increases is now much less important than the question of how high to raise rates and how long to keep monetary policy restrictive.
'*The incoming data since our last meeting suggest the terminal rate of Fed Funds will be HIGHER than previously expected (>4.63%), and we will stay the course until the job is done'
*POWELL: LONGER-TERM INF. EXP. HAVE MOVED BACK DOWN
*POWELL: VERY PREMATURE TO THINK ABOUT PAUSING RATE HIKES

まとめると、、メッセージとしては

  1. FRBが緩和的になったわけではない

  2. ただ、75bpsというのは歴史的な早いペースであり、このペースは持続しないかもしれない(よくよく考えたら、50bpsでも大幅です)

  3. ターミナルレートは上昇する見込みである

  4. 引き続き、金融引き締め的状況は変わらない

  5. 12月までに出てくるデータ次第

  6. 利上げ停止はまだまだ先の話。

  7. (米財務省は米国債買い戻しはしない)

方向性は変わらず、途中のプロセスが少し変わるだけ、ということ。

市場は、現在61%が12月は50bps利上げと見ている模様。

ということで、株下落、米金利上昇、DXY上昇という結果に。ナスダックえげつない。最近のFOMCの日って株上昇して次の日から下落というパターンが多かったけど、今回は直後から大崩れ。

11/2の株価指数

Bloombergで最後にチラッと言ってただけで記事になってないけど、Citiアナリストチームは、FOMCを受けて米2年金利は年末までに5%まで上昇と見ているらしい。

FX:金利がそんなんだったらやはりDXY上じゃないか。。明日のNFP注意。今やりやすいのはEURUSDダウンサイドかな。鉄鉱石も含めコモディティ全般が年内上昇しそうで、中期的にAUDはどちらに触れるか見えにくくなってきた。EURとAUDショート入れてみるか。GBPは今日BOEあるし、まだ新政権の方向性が固まらない(信用できない)ので様子見。USDJPYは、、、昨日のDXY上昇の割には上値重くないか?Fed pivotを日本の財務省も期待していたかもね。財務省が円安諦めるまではやりにくい相場が続くので上昇相場であまり触りたくない。一方で十分に下に下がる場面があれば拾うのはやっておくのは将来のためにいいかもしれない。


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