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クリスチャンの立場

ペテロの手紙 第一 2:9 2024 04 23 (火)
しかし、あなたがたは選ばれた種族、王である祭司、聖なる国民、神のものとされた民です。それは、あなたがたを闇の中から、ご自分の驚くべき光の中に召してくださった方の栄誉を、あなたがたが告げ知らせるためです。

きのうに続いて同じみことばを見ましょう。きのうは「選ばれた種族」でしたが、きょうは「王なる祭司」です。三千年前からイスラエルは2500年前のバビロン捕囚までは、れっきとした国を成していました。いったん滅亡しますが、2,500年後の20世紀にイスラエル国家が再興しました。しかも80カ国から帰還してお互い言葉が通じなかったので、古代ヘブル語を共通語として復活させました。2500年間使われなかった言葉を国語にするような国は世界史上、イスラエルだけです。神さまの介入なくしてあり得ません。

とっくの昔に滅んで当然のユダヤ人がいつの時代も同化せず存在してきたのです。国を持たないのに民族としてのアイデンティティを失わないでいることなどあり得ません。聖書とユダヤ教が守られて来たからでしょう。神さまがイスラエルを選んで祝福すると約束したことは、イスラエルが神に背いたからといって反故にされることはなかったのです。

そのようにイスラエルは再び国家を持つことができましたが、イスラエルは終末に預言されているように、まだ超大国になっていません。同じくクリスチャンも文字どおりの意味で「神の国」すなわちキリストが直接統治する世界を見ていません。けれども7年間の患難時代が終わるとキリストが再臨し、信仰を持った人だけが理想郷に入り、これが千年続きます。

栄化したクリスチャンはそこで何をするのでしょうか。「耐え忍んでいるなら、キリストとともに王となる。」(テモテ第二 2:12)。委ねられた国々をイエスさまと相談しながら王として政治を行うのです (政治は嫌いですという人もだいじょうぶ。イエスさまがついています)。ですから変わりばえのしない日々を送りながらも、壮大な使命を果たす日を待望できます。地上の繁栄はいっときだけです。永遠の尺度で今を見ましょう。「上にあるものを求めなさい」(コロサイ3:1)。

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