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【子連れ移住】バイリンガル教育について

移住後のバイリンガル教育について私が思うこと

日本に帰国することが決まっていて、日本の学校に焦点を当てているならば、補習校や日本人学校も大切です。

でも将来子供がどこで住むのか?を考えると、日本語にこだわる必要はないかな?と私は思っています。


この考えもあり、私は子供たちに日本語をまったく教えませんでした。
…が…
結果的に我が子は完全バイリンガルに育ちあがり、現在何をしているかというと
長男は大学を卒業後、東京で外資系に就職しています。
娘は大学を卒業後、バイリンガルを活かしてCAになり、日豪を行き来しています。

私がしっかりと日本語を教えたわけではないですが、セミリンガルにもならず(私がセミリンガルだよ~涙)バイリンガルというか、日本語強めのバイリンガルに育ちあがったのは、私ではなく、わが子たちが素晴らしい!と思ってしまいます。笑

我が家の言語教育

バイリンガルに育ちあがったわが子たちですが、学校教育期間に日本に帰ることを考えていなかったので、英語をしっかりと教え込むことに集中しました。
なので日本語補習校もありましたが、行かせたことはありません。

1998年当時のダーウィンは、日本人が98人しかいない時代。
日本からの観光客もほぼいないこともあり、街中で日本語が聞こえることはまったくありませんでした。

そんな場所で育っていたこともあり、外ではすべて英語の環境でしたが、
それでも家では完全日本語だったため、どの学年でも保護者会では

「もっと英語を集中的に教えてください!家の中でも英語を使ってください!」

と、高校を卒業するまで言われ通しました。

しか~し!
私が英語が苦手なので、家の中まで英語にしてしまうと、言いたいことが言えず”静かなお母さん”になってしまうし、しつけもできないので先生の提案は、もちろん却下!爆

外では英語。家では日本語をやり通しました。(^_-)-☆

子供の母国語について

子供の母国語は、長男はもちろん、2歳で移住した娘も日本語です。
長男は別として、2歳からオーストラリアで育っている娘の母国語が日本語については、すごく珍しいようです。

英語だけでも大変なので、補習校にも行かせたことはありませんし、日本語をちゃんと教えたわけはないですが

✅日本人一家だったこと
✅家では完全に日本語オンリーだったこと
✅日本語の生の会話(私と長男の話や元夫との話)を常に耳で聞いていたこと
✅テレビは全部日本の番組だったこと


で、子供たちの日本語力が保たれたのは間違いがないと思います。

今ならば、ネットでいくらでも日本の番組は見れますが、当時は母が日本のTV番組を録画(最初はVHS。その後DVD)したものを船便で大量に送ってくれていたので、テレビは日本のものを見ていたことも大きいのではないかと思います。

その影響だと思いますが、テレビにお守りをされていた娘は関西弁ではありません。なんちゃっての関西弁はしゃべります。笑

聞く話す力は、日本で育った子とそう遜色はありませんが、読み書きの力については、本が好きなおかげで漢字はほとんど読めますが、どちらの子も自筆で書くことはできません。(タイピングはOK)

いや、長男は小3までの字は書けるはずなのですが・・・大汗
この前嫁が

「字を書くことは全部私で~」

とめっちゃ嫌そうに言ってたし、娘に関しては、宅配便の宛名をホテルの人に書いてもらっているとか。
まわりに迷惑をかけているようです。ずびばぜん~涙

母国語の重要性

今も白熱しているようですが、もう30年以上も前から、幼児教育の一環で英語の早期教育がありました。
子供の母国語を決める時期にいろいろな言語が入れ混じってしまうと、子供によっては発達にも問題がでることもあるので、私はこの早期教育に関しては、弊害以外ないと思っています。

母国語がない子は、思考言語がないので深く考えることができなくなり、自分のルーツや自分が何もなのか?のアイデンティーティーの形成にも問題があるとも言われます。

最悪、バイリンガルに育てたかったはずが、どの言語も中途半端なセミリンガルになってしまいます。

母国語がしっかりとできている子は、言い換えなども簡単にできますし、多言語もすぐに習得できるとも聞いています。

バイリンガルに育てたいならば、どの言語でもいいので母国語を決めて、ほかの言語は後から入れるほうがバイリンガルになりやすいかも?とわが子たちを見ていて思います。

まとめ

移住前も移住後も、子供の母国語のレベルをキープすることは必要です。

25年間、オーストラリアでいろいろな日系の子供たちを見てきていますが、お母さんは日本語で子供に話し、ほとんどの子はその質問に英語で答える感じです。

子供たちに聞いてみると、
「日本語は考えなくてはいけないので大変で、考えずに話せる英語が楽だ」という理由のようです。(私の英語だわ~笑)

ほとんどの子供たちは、英語が母国語になっているってことですよね。

それでも母親の話す日本語の意味を取っているので、日本語の意味も理解しているということで、これもすごいことだな~と尊敬のまなざしで見ています。

子供をバイリンガルに育てたい!と思うママたちに、
焦らなくても、まず母国語を決めてからでも遅くないよ~と言いたいです。




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