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そう思ったら、次に何をする?

年齢による心身の変化を意識した時の次の行動って、すごく大事だな、と思うことがありました。
私の住む地域では、近所の有志5〜6軒でバーベキューなどの食事会を年1〜2回ほど行っています。
普段は挨拶程度のおつきあいの方たちと、3時間程度じっくり話す時間です。
25年ほど前に宅地開発された地域で、皆、定年後に移住されてくるので、高齢化や入れ替わりが進んでくる中での会話の変化がとても興味深いです。


そこに、毎回昔を懐かしむ70代の方がいらっしゃいます。
後から入ってきた住民に対して、みんな若くていいわね、私も昔はこうだったのに、という話を毎回されます。
懐かしむのはいいのですが、その言葉を毎回、ずっと言い続けることが、本人にとっていいことに思えなくて、聞くたびにモヤモヤした気持ちを抱いていました。



どうしてそう思うかを考えてみたら、彼女のうらやましいの軸が過去に向いていることへの違和感を感じていたんですね。
「過去の若さはもう取り戻せない、今の自分はもう若くない、できたこともだんだんできなくなっている」彼女の言葉は、そう自分に言い続けて、自分を痛めつけている言葉になってしまっているように感じるのです。


歳を重ねるのは誰にでも平等に起こること、でも、それをどう捉えてどう次のアクションに変えていくかはその人次第。
その人次第ということは、誰にでも未来を前向きに捉えるチャンスがあるんです。


同じ事象が起きても、人によって捉え方や次の行動は違います。
人によって違うからこそ、お互いに学び合うことができます。
私はその人と、なるべく楽しめる会話をしていきたいです。
今の状況でもできること、楽しめることを見つける種を、彼女が暮らしのどこかに見つけられるといいな、それを私も知ることができたらうれしいな、と思っています。






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