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家族の迎え方(60代の気づき#7)

私は、夫が再婚で結婚したので、ステップファミリーの子どもが3人いる。
3人ともに家庭をもっており、年末には家族で泊まりに来てくれる。
最初の頃は出来るだけのことをしたい、と気負っていた。
大量の客用布団を用意し、何が喜んでもらえるのかわからない中で事前にいろいろ準備しても空回りすることがあったり。
右往左往して終わった年末。



でも、昨年から、近くのペンションを宿泊場所として使うことにした。
日中は自宅で過ごし、夕方からペンションに移動し、家族みんなで過ごす。
気持ちがすごく楽になった。
子どもたちだって、別に手作りの料理を期待して来ているわけじゃない。
大切なのは、お互いが元気でいること、近況が確認できて、たわいもない話で笑い合え、楽しい時間を共有できること。


家族を迎える時、自宅で何もかも賄うということは、昔は当たり前だったかもしれない。
でも、そのために窮屈な思いをした人もいたはず。
今は暮らし方が変化した。
使える社会資源は増えた。
これからの時代、家族それぞれの状況に合わせて、アップデートしていけばいい。
昔のようにする必要はない。


日本には、「こうあらねばならぬ」的な呪いがあるように感じている。
無言の同調圧力があったり、なんでもきびしめに変化して行きがち。
私はそうしたくない。
そんなふうに思っていた私も、以前は勝手に自分を窮屈にしていた。
これからのおもてなしは、自分が心地よいいか、気持ちが楽かを基準にしていきたい。









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