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想いを伝える練習をたくさんしたい

先日お話しした地域の食事会について、もうひとり別の方の話を今日はしたいと思います。
前回の話はこちら。

いつも前向きで世話好きな70代の女性Kさん。
その日は「ちょっと元気がないのよ」と最初におっしゃいました。
背中にピリピリした痛みを感じるようになり、整形外科に行ったら、脊柱管狭窄症かもしれないと言われたそうです。https://www.joa.or.jp/public/sick/pdf/MO0013CKA.pdf


検査をして調べましょうと言われたけれど、あまりに痛くて検査前に整体や鍼治療を探して、ひとまずの痛み緩和の治療を受けたそうです。


庭仕事が大好きで、すてきなイングリッシュガーデンを10年かけて作ったKさん。
介護の仕事を週3回しながらも、毎日2時間以上庭仕事をしていて、だんだん姿勢が悪くなっていたのが気になっていました。


私は彼女の話を聞きながら、日頃から社交的な彼女が痛みに対処する情報を色々持っていて、それをすぐに試してみたことがよかったなぁ、と感じました。



1週間ほど経って、Kさんから、わらびのおすそ分けの連絡をもらい、ご自宅を訪ねました。
そこで、脊柱管狭窄症ではなかったこと、ただ、背骨はだいぶ変形していること、運動により神経を刺激して痛みが出ることがあるから気をつけるよう言われた、と話してくれました。


「姿勢に気をつけなくちゃ、でも、ついつい庭仕事を時間を忘れてやっちゃうのよね」と話すKさんに、こんな話をしてみました。
・携帯のタイマーなどを使って、どのくらいの時間なら負担なくできるかを把握できるといいかもしれないですね
・どこか悪いところが見つかったことで、身体に気を配ることができたら、その方がきっと長く元気でいられますね


実は、私は以前、相手が決めたことを否定するような声かけをしてしまって、すごく後味の悪い気持ちになったことがあります。 
結果的にその人は、自分の意思で決めて行動しました。
私も、出過ぎたことを言っちゃったな、と気がついてその後はそのことには触れませんでした。
多分彼女はもう気にしていないだろうけれど、私自身が、軽率にそのような意見をしてしまった自分にずっと後悔が残っています。
だから、出来るだけ相手を尊重する視点で声をかけていきたいのです。


今回はうまく伝わったかな?


でも、そのために無理して自分の気持ちを押さえ込むことはよくないと思います。
もやもやした気持ちがある時には、手帳に書き留めています。
聞いてもらう相手が手帳ならば、自分のその時のまっすぐな気持ちを出すことができます。
時間が経って読み返すと、俯瞰してその時の自分に向き合うことができます。

人とのおつきあいは、自分について多くのことを教えてくれます。
たくさん重ねていきたいです。
そのために、少しずつ前に踏み出す勇気をもって、いろんなおつきあいを広げていければいいな、と思っています。








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