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自分に集中できるか

私の特性の一つに、共感性が高いことがあります。
誰かを応援したり、いいところを見つけることが好きだし、自然にできます。
その反面、相手の思っていることを自然に想像できるので、相手の気持ちを優先しすぎてしまいがちです。
これがいつも悪い方に出ているのが、テニスをしている時です。


私は週1回、仲のよい夫婦3組でテニスをしています。
練習を30分程度したらダブルスで試合をします。
この試合が、もう何年もテニスをしているのになかなうまくいきません。
もともと瞬発力と筋力があまりないのですが、それに加えて、変な緊張をしてしまいます。
心の中には、「うまく打たなくちゃ」という言葉が聞こえます。
うまくやろうとするから、うまくいきません。
失敗すると、相手はどう思っているだろう、と自動的に考えてしまいます。
「迷惑かけちゃったから、次はうまく打たなくちゃ」


そんなふうだから、試合中は焦る気持ちが出てきます。
焦っているからボールをよく見れていない。
先を考えた冷静な動きがなかなかできません。
毎回同じことを繰り返しているので、さすがに後半になると少し落ち着いてボールを追えるようになってきます。
でも、その頃になると、体力が落ちてきます。


そんなこんなで、毎回残念な感じのテニスを、もう何年も懲りずに続けています。
仲のよいメンバーでやっているので、そんなことは誰も思わないことはわかっています。
でも、勝手に私が思ってしまうんです。
長いこと持っている思考の癖、実生活ではだいぶ薄まってきたけれど、スポーツの場面だと出てきてしまうのですね。



それでも続けたいのは、いつかは他の人と同じように、自然にテニスを楽しめるようになりたいという気持ちがあるからです。
テニスはコミュニケーションスポーツだね、という言葉を聞いてから、ますますその気持ちは強くなっています。
そう、テニスは、私にとってコミュニケーションの練習場所でもあるのだと思います。
うまくいかなくても続けたい。


自分に集中。
最近はそう自分に声をかけています。




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